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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 525号 】 発行日:2013年4月3日
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■塾生活動レポート

『蒲田「キネマ通り商店街」にコミュニティ拠点をつくる!』
「キネマフューチャーセンター」を設立する プロジェクト始動!

              一新塾第21期 本科 菊地真紀子


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●東 京:4月10日(水)19:30~21:45
     4月13日(土)15:00~17:45
     4月17日(水)19:30~21:45
     4月24日(水)19:30~21:45
     4月27日(土)15:00~17:45
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●大 阪:4月20日(土)13:00~15:45
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●名古屋:4月21日(日)13:00~15:45
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●仙 台:5月3日(金祝)13:00~15:45

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
 2008年11月に一新塾第21期を卒塾された菊地真紀子さん。
 大田区を現場に「地域の中で多様な人たちがシェアしあい子供たちの居場所を支える」プロジェクト活動に取り組まれました。

 卒塾後、合同会社VALNを設立し、ものづくりの企業、出産・子育てのためにキャリアを断念せざるを得ない女性たち、これら価値ある地域資源を活用し地域の問題解決をするための取り組みをされてきました。また、NPO法人ワップフィルム理事として、大田区で地域映画「商店街な人」を制作されました。

 このたび、菊地さんは、大田区蒲田の「キネマ通り商店街」の空き店舗を活用して「フューチャーセンター」を設立するプロジェクトを始動されました。
コミュニティカフェ、コワーキングスペース機能も兼ね備える
「多様な人が集うまちのにぎわい創出」を目指されています。

 ネクストステージのチャレンジに向かう菊地さんの熱き志、
じっくりご覧ください。

塾生活動レポート-----------------------------
『蒲田「キネマ通り商店街」に コミュニティ拠点をつくる!』「キネマフューチャーセンター」を設立するプロジェクト始動!
-------------- 一新塾第21期 本科 菊地真紀子

●私の目指す社会ビジョン

「多様な人が尊重し合い、
得意分野をシェアしながら自分の場を豊かにする」

 私の目指す社会ビジョンです。多様な人とは老若男女、障がいを持つ人も、居場所がないと感じている人も、それぞれの使命を見出し、何かを与え、何かを受け取る、支援する側、される側に分かれることなく自分ができることを精一杯して、豊かに生きられる循環型社会です。

●一新塾入塾まで

 転職して自分の望んだやりがいのある「住まい」の仕事を、フリーランスでこなし、35歳で念願の起業。さてこれからという40歳になった途端、半年の入院を余儀なくされました。

常に勝ち組、負け組と他人と比べ、勝ち続けなくてはいけない重圧に体が悲鳴をあげたのかもしれません。組織に属さず、配偶者も子ども持たない生き方は、地に足がつかない根無し草のよう。自分の居場所はなく、人生の目的であったはずの仕事は実は単なる手段の1つでしかなかった。

何のための誰のための仕事?
自分の存在は社会に何かをもたらすものだったのだろうか?

自問の日々。退院後、この後の人生をどうやって生きるかを模索する中、一新塾に出会いました。

●一新塾での学び

 入塾して、それぞれ課題は違っても、何らかの形で社会を良くしたいと考えている人がこんなにいることにまず驚きました。ボランティアの枠組みを超えて自分の人生をかけて挑戦しようとしている人達。一新塾では同志といいますが、ちょっと気恥ずかしく感じるこの言葉がまさにぴったりくるような仲間。

組織や利益の繋がりではなく、志で繋がる、上っ面が通用しない、反対に安心して本音をさらけ出せる場所。

週1回の講義は一方的に聴くだけではなく、自分ならどうするかを考え、それぞれのチーム活動に活かしていく。机上ではなく現場で生の声と知恵に触れて、それを皆で共有し合い、プレゼンで思いを伝え、共感者を拡げていく訓練。それらの経験は卒塾後5年経ちますが、今も全て活かされています。

●地域活動を通して

 私のチーム活動は「地域の中で多様な人たちがシェアしあい子供たちの居場所を支える」というものでした。

子どもの面倒は親だけではなく、地域全体で、居場所がないと感じている人も子どもと関わることによって、自分の存在の大切さを知り、自分の持っている時間やスキルをシェアできる場所を創る。仕事優先で地域のことに目を向けず他人まかせ、そういう自分自身の生き方への反省であり、私のような人が実は少なくないのではないか、彼等が地域に主体的に関わることによって、現代社会が抱える課題が解決できるのではないかと考えたのです。

 プロジェクトを通して、地元大田区内を歩き、たくさんの人に会って、話を聴き、すでに素晴らしい活動をしている先駆者がたくさんいるということがわかりました。

同時にどの場面でも、同じ顔ぶれで地域を活性していること、もっと他団体同士が連携し合うことはできないのかと疑問を持ちました。私は地域活動においてはマイノリティ、1つのテーマを深く追求することは先駆者にお任せし、夫々を繋ぐ役割を担えないかと考えたのです。

 チーム活動を通して、子育てイベントの実行委員長を担うこととなり、子育てとは一見繋がらない大田区の中心産業である「ものづくり」の方々に参加を呼びかけました。子育て教育と産業は縦割りではなく一緒に課題解決するべきではないか。

当時から待機児童は1000名越え、働きたいお母さんが、キャリアを諦めざる得ない現実。一方、区内のものづくり企業では優秀な人材を確保できないという問題がありました。こういうミスマッチングを解消したいと思い、2010年にVALNを創業。合同会社にしたのは誰か一人が代表ではなく、自律した個人が得意分野をシェアしあい協働して課題解決をしたいと考えたからです。

コンセプトは「地域ニーズに価値を見出す」地域に眠っている宝を新たな視点で価値あるものとして広めていく「地域密着型広報代理店」。女性のネットワークで地域を豊かにするコミュニティビジネスに挑んでいます。

●まちの未来は自分達でつくる

 一方、地域映画「商店街な人」を制作したNPO法人ワップフィルムの事務局として「市民が主役の映画制作」「映画をきっかけとしたまちの未来を創るフューチャーセッション」を展開しています。

活動するうちに、商店街の空き店舗活用のお話しをいただき、現在「コミュニティカフェ・コワーキングスペース」としてまちの皆で創りあげるプロジェクトが始まりました。「キネマフューチャーセンター」は多様な人がまちの未来を語り、そこに向かって自分らしくはたらき、協働する拠点。一新塾でのビジョンが今実現できるところにいます。

 自分の居場所がなければ、創ればいい、やりたいことが見つからなければ探し続ければいい。夢は必ず実現するもの、未来は自分達で創っていく、「主体的市民として」これからも挑戦し続けたいと思います。

キネマフューチャーセンターは誰もが気軽に集える商店街のたまり場


一新塾体験ワークショップ&説明会 一新塾32期2013年5月開講!
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東京・大阪・名古屋・仙台

< 一新塾「第32期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年5月26日
◎期 間:12ヶ月
    『多彩な社会のテーマ講座』
    『プロジェクト立ち上げ実践の支援』
    『コンサルティング』
    平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
    ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
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