『一新塾講師に、一新塾OBの
「祐ホームクリニック」理事長の武藤真祐さん』
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫
■【参加者募集】
第32期「一新塾体験ワークショップ&説明会」予約受付中
●東京:3月21日(木)19:30~21:45【定員】
3月27日(水)19:30~21:45
3月30日(土)15:00~17:45
4月 4日(水)19:30~21:45ほか
●大阪:3月23日(土)13:00~15:45ほか
●名古屋:3月24日(日)13:00~15:45ほか
●仙台:3月31日(日)13:00~15:45ほか
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それでは、一新塾の講義紹介です。
2月20日は、一新塾OBで医療法人社団鉄祐会「祐ホームクリニック」理事長の武藤真祐さんをお迎えし「被災地の医療現場で高齢先進国モデルをつくる」をテーマにご講義いただきました。
地域医療の崩壊、孤立する高齢者、行政の限界…。
東日本大震災と津波に襲われた被災地に日本の難題が押し寄せました。
2010年1月に東京都文京区に「祐ホームクリニック」を開業し、単に医療を提供するだけでなく、高齢者の孤立を防ぐ生活基盤のサポートまで視野に入れた在宅医療に取り組まれていた武藤さんは、崩壊してしまった地域社会を再構築するため2011年9月に「祐ホームクリニック石巻」を開業、医師仲間と高齢者の家を一軒一軒訪問されています。
壊れた自宅に住み続ける在宅被災の市民は約1万5000人。
65歳以上が7割を占め、多くは自力で病院にも買い物にも行けない状況です。医療機関は被災でフル稼働せず、行政の手も津々浦々まで届いていません。
講義の数日前には仙台地域科の塾生と本科の塾生で事前に石巻のクリニックに訪問させていただき、現地での取り組みついて現場にてお話をお聞きかせいただきました。
東京の講義では、石巻復興に向けて医療と介護の新しい協働によって開かれつつある取り組みや、在宅医療で患者さんとご家族の方にどのように寄り添い、力を尽くさているのか、武藤さんのこれまでの歩みをお聞かせいただきました。現場で直接感じられた危機感にまっすぐに向き合われ、行動してこれたのは、ひとつひとつの現場の方々との出会いが大きかったそうです。その具体的な現実を切り拓いた「リーダーシップ」と「強いチームづくり」の実体験のお話も、塾生がいますぐ実行できる知恵でした。
そして、武藤さん自身が語られた「今こうしてあるのも“求められるものに応じて自分を変えてゆく力”があったからこそ」とのお言葉が胸に刺さりました。
「自分はなぜ生まれてきたのか、
どんな人生を歩んだらいいのだろうか」
と小さい頃から求め続けた武藤さんが、「東大医学部→宮内庁→マッキンゼー→在宅医療→石巻復興」と節目節目でこれまでの旧い自分の殻を砕いて新天地に果敢に挑戦し続けたからこそ、今こうして使命を邁進されているのだと胸が熱くなりました。
来たるべき日本の超高齢社会を見据え、市民の力で公共を担うビジョン実現に向けて、黒子になって、様々な立場の地域の人たちの主体性を引出し、人と人をつなぎ、住民の支え合いのコミュニティを創造し、高齢先進国モデル構築に挑まれていることに感銘を受けました。
さらに、今回の講義を通じて、私たち一人ひとりが石巻復興のために何ができるか、向き合う機会をいただきました。
≪武藤真祐氏プロフィール≫----------------------------------
医療法人社団鉄祐会「祐ホームクリニック」理事長・一新塾OB
1996年東京大学医学部卒業。2002年同大学院医学系研究科博士課程修了。東京大学医学部附属病院、三井記念病院にて循環器内科、救急医療に従事。
2004年より2年半、宮内庁で侍医を務める。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務。その後、医師として社会に貢献したいと2010年1月、東京都文京区に祐ホームクリニックを、2011年9月に祐ホームクリニック石巻を開業し、両施設の代表を務める。一般社団法人高齢先進国モデル構想会議理事長。
著書に『医の力』(PHP研究所)がある。
[内容紹介] 東京大学第三内科、そして侍医という日本最高峰の医療から、マッキンゼーへの転職。 エリートの道を歩んできた医師は、なぜ在宅医療クリニックという道を選んだのか。 そして、なぜ被災地・石巻にクリニックを立ち上げたのか。それは、超高齢社会・日本を救うためである。 「人の痛みに寄り添い、多くの人の幸福のために身を捧げる覚悟とそれにふさわしい態度で接しなければ人を救うことはできない」と武藤は言う。 大病院から見放された方々をいかに救うか。一人ぼっちのお年寄りをどうサポートするか。今、日本の医療が問われている。本書は、孤独なき社会をめざす医師の奮闘記である。
一新塾第32期は2013年5月開講です。
第32期説明会&体験ワークショップを下記日程で開催いたします。
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!
<講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)>
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ3つのコースがあるのか(政策提言・社会起業・市民PJ)
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介
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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
3月21日(木)19:30~21:45【定員です】
3月27日(水)19:30~21:45
3月30日(土)15:00~17:45
4月 4日(水)19:30~21:45ほか
会場:一新塾セミナールーム 参加費:無料
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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
3月23日(土)13:00~15:45ほか
会場:「難波市民学習センター」 参加費:無料
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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
3月24日(日)13:00~15:45ほか
会場:「ウィルあいち」 参加費:無料
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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
年3月31日(日)13:00~15:45ほか
会場:「仙台市民会館」 参加費:無料
一新塾32期2013年5月開講!
~塾生募集中~
東京・大阪・名古屋・仙台
< 一新塾「第32期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年5月26日
◎期 間:12ヶ月
『多彩な社会のテーマ講座』
『プロジェクト立ち上げ実践の支援』
『コンサルティング』
平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
社会起業コース
市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
地域科(大阪・名古屋・仙台)
通信科
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