『一新塾講師に、飯舘村の菅野典雄村長!』
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫
■【参加者募集】
第32期「一新塾体験ワークショップ&説明会」予約受付中
●東京:3月16日(土)15:00~17:45【定員です】
3月21日(木)19:30~21:45【定員です】
3月27日(水)19:30~21:45
3月30日(土)15:00~17:45
●大阪:3月23日(土)13:00~15:45ほか
●名古屋:3月24日(日)13:00~15:45ほか
●仙台:3月31日(日)13:00~15:45ほか
■一新塾Facebookページでメッセージを発信しています!
ご覧ください。→ http://www.facebook.com/isshinjuku
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それでは、一新塾の講義紹介です。
2月6日には福島県飯舘村の菅野典雄村長を一新塾にお迎えし「震災復興と『までいライフ』」をテーマにご講義いただきました。
2011年3月15日朝、東京電力福島第一原発の爆発で噴出された放射性物質は、風に乗って北西へ運ばれ、雨とともに美しい村へ降りました。
原発北西30~50 キロ圏に位置する福島県飯舘村は当初、村の一部以外避難地域に指定されていなかったのにもかかわらず、4月22日、全域が「計画的避難指示区域」に指定されるに至ります。
菅野氏は1996年から村長として飯舘村を見守ってきました。
手間ひま惜しまず、両手で、丁寧に、心をこめて、という意味の土地の言葉で、村のビジョンを「までいライフ」と表現し、合併しない「自主自立の村づくり」を進めてこられました。
日々の日常の中で、小さな「どちらにしようかな?」への挑戦を繰り返していくことが、大きな転機になった時に、いい道を選べる、いい情報が集まる、助けてくれる人脈がまわりにできているとのお話で講義が始まりました。
全村避難という未曾有の非常事態に、平常心で、揺るがぬ信念を貫かれ、真心こめて一人ひとりの住民にとことん寄り添い判断し、最前線で時代の試練を担われているリーダーシップに感動いたしました。
「いろいろあってそれでいい」一辺倒の価値観でなく、常に多面から物事をしっかり見て、頭を柔らかく、バランス感覚を大切にされている菅野村長のお言葉が胸に響きました。
凝り固まった一辺倒の価値観から脱し、バランスを大切にする新しい国づくりが、いち早く飯舘村から始まっていることを実感させていただきました。
「この原発事故から何を学ぶか?」
「飯舘村の試練を、
今後の日本の未来にどう生かすのか?」をずっと問われた講義であったと思います。
時代の試練を最前線で担われた経験から生まれたかけがえのないお知恵をもって、新しい国づくりのために、私たち一人ひとりが自らのフィールドで実践していこうとの決意を新たにさせていただきました。
また、飯舘村のために私たちができることを一つひとつ積み上げさせていただこうと胸に刻ませていただきました。
最後に、菅野村長にいただいた色紙のメッセージです。
『「お金の世界」から「いのちの世界」「心の世界」へ』
なお、村長は2011年8月に本を出版されています。
美しい村に放射能が降った
飯舘村長・決断と覚悟の120日
著者:福島県飯舘村長 菅野 典雄
ワニブックス【PLUS】新書
発売日 :2011年8月8日
<内容紹介>2011年3月15日朝、東京電力福島第一原発の爆発で噴出された放射性物質は、風に乗って北西へ運ばれ、雨とともに美しい村へ降った―。
原発北西30~50キロ圏に位置する福島県飯舘村は、当初、村の一部以外避難地域に指定されていなかったのにもかかわらず、4月22日、全域が「計画的避難指示区域」に指定されるに至った。
村長・菅野典雄氏が、国やマスコミとの攻防と奮闘、「命か暮らしか」「避難後の生活はどうなるのか」など、全村避難までに決断を迫られたその時々の心の内、さらに「2年で村に帰る」展望など思いのたけを綴る。
【目次」】
第1章 まさか我々の村が放射能に汚染されているなんて
想像もしていなかった。
第2章 都会でも田舎でもどこの場所にも長い歴史があるものだ。
第3章 本質的な意味で、飯館村は「明るい農村」だったのだ。
第4章 選挙戦に臨むにあたって私は村民に「5つの約束」をした。
第5章 飯館村の第一の宝は村民。「住む人の心が、村の顔です」
第6章 地産地消や心の豊かさを目指す生き方、「までいライフ」
第7章 平成23年仕事始めのあいさつ、
私は飯館村の進むべき未来をこう語りかけた。
第8章 電話で伝え聞いたとき、
私は両目からあふれる涙を止めることができなかった。
第9章 全村避難中も、村とともに生きる。
第10章 2年で戻れるように、私は動き続けなければならない。
≪菅野典雄氏 プロフィール≫----------------------------------
福島県飯舘村長
1946年飯舘村生まれ。1970年帯広畜産大学卒業。酪農を営み乳牛60頭を飼うかたわら、1989年から7年間、飯舘村公民館の嘱託館長を務める。この間、村内の若い既婚女性を欧州の農家に派遣・研修する「若妻の翼」事業に深くかかわる。
1996年10月、村長選挙で当選、以来4期連続で務める。
合併しない「自主自立の村づくり」を進め、小規模自治体の良さを活かした子育て支援や環境保全活動、定住支援などユニークな施策を展開。著書に『美しい村に放射能が降った』(ワニブックスPLUS新書)ほか。
一新塾第32期は2013年5月開講です。
第32期説明会&体験ワークショップを下記日程で開催いたします。
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!
<講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)>
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ3つのコースがあるのか(政策提言・社会起業・市民PJ)
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介
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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
3月16日(土)15:00~17:45【定員です】
3月21日(木)19:30~21:45【定員です】
3月27日(水)19:30~21:45
3月30日(土)15:00~17:45ほか
会場:一新塾セミナールーム 参加費:無料
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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
3月23日(土)13:00~15:45ほか
会場:「難波市民学習センター」 参加費:無料
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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
3月24日(日)13:00~15:45ほか
会場:「ウィルあいち」 参加費:無料
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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
年3月31日(日)13:00~15:45ほか
会場:「仙台市民会館」 参加費:無料
一新塾32期2013年5月開講!
~塾生募集中~
東京・大阪・名古屋・仙台
< 一新塾「第32期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年5月26日
◎期 間:12ヶ月
『多彩な社会のテーマ講義』
『プロジェクト立ち上げ実践の支援』
『コンサルティング』
平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
社会起業コース
市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
地域科(大阪・名古屋・仙台)
通信科
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