■ 塾生活動レポート
一新塾第29期 本科 藤井千津子
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
2011年11月に一新塾第29期に入塾された藤井千津子さん。2012年2月に一新塾の仲間と共に「シニアの生涯現役コミュニティ」プロジェクトを立ち上げました。
チームメンバーとともに現場に何度も足を運びました。真剣に議論を重ねるたびにメンバーとの絆が深まりました。プロジェクト立ち上げの原点には、藤井さんご自身の"かけがえのない経験"があります。志を生きる藤井さんの"熱きメッセージ"をお届けさせていただきます。
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一新塾第29期 本科 藤井千津子 ◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
29期生の藤井です。この1年間、大変お世話になり、ありがとうございました。
入塾させていただいたころは、還暦を過ぎておりましたが、再就職して、元気で働いていました。あの3.11から8か月、強い怒りと悲しみの中で、何か自分にできることはないかと思っていました。
「この歳で、また何をやろうとしているんだろう。ゆっくり暮らせばいいのに…」と自問自答をしながら、反原発のボランティアをしていました。そこで、偶然一新塾の『「根っこ力」が社会を変える』の本に出会い、入塾させていただきました。
毎回、各方面の第一線で活躍されている先生方の講義は新鮮で、いつも新しい発見がありました。いろいろ現場を訪れるうち、昔のように自然に、興味の赴くところに足が向き、本を読み始めていました。同時に自分への振り返りが始まりました。
いつも生活に追われながらも仕事と子育てと社会貢献と多忙な生活を送っていました。
当時3歳の息子がアトピーと喘息で、困っていました。そこで同じ悩みを持つ主婦3人と一緒に、「無謀だ」コールの中で共同購入会を立ち上げました。いつの間にか多くの人たちが集まり、1年も経たないうちに数千人の「生協」になりました。
また、20年前、タンカーの事故や公害問題多発の中「美しい地球を、次代を担う子供たちに託したい」と命と地球環境をテーマに、皆と任意団体を立ち上げ(後にNPO)、隔年「世界自然・野生生物映像祭」を開催しました。毎回4日間で国内外から3万人が参加し、その準備・運営に追われる日々でした。
6年前にNPOを辞職し、ハローワークへ通うも、まったく仕事がなく、高齢ということで面接もされず、履歴書も全て返され、その都度存在を否定されていると感じ、経済的・精神的不安のスパイラルに陥っていきました。友人を避け、家に閉じこもり、自ら孤立していきました。また、外に出ればよく転倒し、何度も通院するようになっていました。
失業からちょうど一年目に、キャリアを生かした職に就くことができ、現在は企画を提案し、渉外・制作に多忙な日々を送っています。いつの間にか健康も回復していました。「労働」は社会への接点、健康への窓口だったと気がつきました。
これから日本は世界に先駆けて、寿命80年の超高齢化社会を迎えます。2030年(18年後)には65歳以上は人口の3分の1になり、その4割は独り暮らし(80~90歳代)です。多くのシニアは働かなければ生活できない時代を迎えます。定年後の20年間をどのように生活するのか…。
会社を離れると急に心身共に老い、居場所がなく、今日一日の時間を埋めることが仕事になる人も多くなります。同時に、生涯現役で働きたいシニアが22%以上といいます。
主要な経済活動からリタイヤしたけれども、社会貢献や労働を通じて、生きがい、やりがいを求めて、体力に応じて働ける仕組みを考え、経験と知恵生かして、新たなコミュニティを作り、活力ある高齢社会でのシニアの出番を探っていきたい。
まずは、自分の職場と、住んでいる港区のシニアを対象に活動をしていきたいと思っています。
シニアの働くしくみを教えてくれたのが、バイタニードル社(アメリカ)でした。1932年設立された特殊針製造会社で、社長は三代目。社員40人、平均年齢75歳、最高96歳。若い社員もいます。
仕事を教える人、教わる人、チェックする人がフラットで働き、ワークシェアリングで高い生産性を維持しています。高齢者が自分のリズムで仕事をし、やりがい、生きがい、プライド、達成感、健康を得、何より話し合える仲間がいるのです。
私自身、零細出版社に勤務し、その会社でバイタニードル的考え方の提案をしています。社長を含め皆でCDを見ることから始めました。
一新塾の仲間と「高齢者の職を通じたコミュニティの創造」プロジェクトを立ち上げました。現場主義での学習が始まり、チームメンバーで7月からは毎週(月4回)ミーティングを開催。イベントは、8~10月に毎月1回開催し、チラシやセミナーで呼び掛けました。
1)全体を俯瞰する:経済産業省 地域経済産業グループへ取材。
2)現場視察へ:足立区シルバーセンター、非電化工房見学(藤村靖之氏)、ミニ太陽光発電(藤野電力)見学、港区コミュニティビジネスセミナー参加(ワークショップ、地域課題発見バスツアー他、3カ月間)。
3)セミナー等に参加:「還暦は社会貢献のスタート地点」堀池喜一郎氏、(株)高齢社「高齢者が働くということ」みなと無料職業紹介所。「超高齢社会におけるこの国のあり方を考え、産業を実現する」『ASIAN AGING SUMMIT 2012』国立長寿医療研究センター、…。
皆、同じテーマで模索しているのを知りました。チームメンバーが共有できるテーマの一つとして「3.11、福島原発事故への思い」が根底にありました。
26年前、チェルノブイリの事故後、ドイツのシェーナウ村の主婦や市民グループが、子ども(命)と生活を守ろうと動き始めました。そして、エネルギー経済の地域分散化と民主化を求めて電力会社を作りました。
電力の自由化によって、発電・小売・送電業務を主にしています。
太陽パネル、風力発電、コジェネレーションなどを組み合わせて「市民的な会社のほうが、人間的で、持続可能で、環境への負担が少ない」を信条にしています。
夢のような話ですが、この事例を知り、強い意志を持つ市民が集まれば思いは可能になるのだと、改めて思いました。
現在、仲間作りは、遊びから環境問題などを考え、楽しんで参加できるものを始めています。
「太陽光発電キット組立てわくわく ワークショップで楽しもう!」 ~マンション/アパートの、ベランダで電気をつくる!?
震災に会ったときも効力を発揮!~
「電気って、こんなに簡単に作れるんだ」から始めていきたいと思っています。シニアが中心の講師グループを結成し、まずは環境やエネルギーに関心の高い人達に向けたワークショップを開催し、。そこから、シニアの人と人、若い人たちとのコミュニティの輪を広げていきたいです。トライ&トライで歩きながら、あれこれ考えながら進めていきたいと思っています。
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一新塾 第32期(2013年5月開講)のお知らせ
東京・大阪・名古屋・仙台
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■一新塾体験ワークショップ&説明会
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2013年5月に一新塾第32期が開講予定です。
2013年3月より「一新塾体験ワークショップ&説明会」がスタートします。(東京・大阪・名古屋・仙台)
2013年1月より説明会のご予約をホームページで受付させていただく予定です。→ http://www.isshinjuku.com
なお、個別の説明会のご希望は随時、ご相談にのらせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
■一新塾Facebookページ
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「一新塾ニュース~今のニッポンを変えろ!」
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一新塾生が社会変革に向けて志を生きる姿勢を引き続きご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!
第32期の説明会スケジュールもメールマガジンでご案内させていただきます。
→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga.html
< 一新塾「第32期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年5月
◎期 間:12ヶ月
『多彩な講師による社会のテーマ講義』
『プロジェクト実践の支援ワークショップ』
『コンサルティング(個別・チーム)』
平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
社会起業コース
市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
地域科(大阪・名古屋・仙台)
通信科
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一新塾32期2013年5月開講!
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東京・大阪・名古屋・仙台
※随時、個別説明会も行っております。お問い合わせください。