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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第326号】 発行日:2008年4月17日
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目次
■ 塾生活動レポート
      『 さわとんメンタルカウンセリング起業!
                〜うつ病と難病体験を乗り越えて』
                         一新塾第21期  澤登 和夫 氏

■ 2008年5月25日開講 第22期 説明会&講座ご案内

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
  一新塾出身の社会起業家が、様々な分野で活躍しています。

●(株)ライトレールの阿部等さん、4/17産経新聞に!
 
  日本の交通問題解決に立ち上がりJR東日本を脱サラ、(株)ライトレールを
起業した第4・5期生の阿部等さん。先日、出版された著書『満員電車がなくなる日』
(角川SSC新書)が話題となり、本日4/17の産経新聞でも、その内容が紹介され
ています。
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   「通勤苦を解消せよ(下)〜2階建てや3線・・・膨らむ夢」

   通勤苦を解消する大胆な案を発表した人がいる。『満員電車がなくなる日』
    (角川SSC新書)の著者で、交通コンサルティング会社「ライトレール」の
    阿部等社長(46)だ。JR東日本での勤務経験もある鉄道マンが訴える運行
    方法と運賃の改革案を紹介する。(中略)「交通を公共サービスでなく
    ビジネスという視点でとらえれば実現されて当然の施策。関係者が一致団結
    すれば今後10年で満員電車はなくせる」と阿部さん。(以下略)
                      (2008年4月17日 産経新聞 17面)
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●メンタルカウンセリングを起業!21期 澤登和夫さん

 3月29日に、新たに社会起業家としての一歩を踏み出した方がいます。
21期生の澤登和夫さんです。澤登さんは自らの実体験を深く深く掘り下げる
ことを通じて、新しいチャレンジに道を拓かれました。澤登さんのメッセージ
をご紹介させていただきます。

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■    『 さわとんメンタルカウンセリング起業!』
■        〜うつ病と難病体験を乗り越えて〜 
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                   「さわとんメンタルカウンセリング」代表
                          一新塾第21期 澤登 和夫


●うつ病と難病体験

 澤登和夫(さわとかずお)、34歳です。名字を「さわのぼり」と間違え
られることから、「さわとん」という、ニックネームで通しています。

 私は、約1か月前の3月29日、「さわとんメンタルカウンセリング」と
いう会社を立ち上げました。こころが病んでいる方、ちょっとした悩みのある方、
そしてそのような方々のご家族や友人、同僚をメンタル面でサポートするお仕事
です。9年連続で自殺者が3万人を超え、社会人の4人に1人がうつ病を経験した
ことがあるとも言われる、現代社会。会社を立ち上げてみて、ニーズの大きさと
共に、改めて社会的意義をひしひしと感じています。

 なぜ、この仕事で社会起業することを決意したのか、それは実は私自身が
約5年半に渡り、うつ病を体験した過去があるからです。そして一番のどん底
だった時は、自ら人生のリセットボタンを押してしまったこともあります。
一歩間違えば、私も3万人のひとりでした。さらに昨年の2月には、原因不明
である難病(特定疾患)の「潰瘍性大腸炎」により、大腸を全摘出する手術を
しました。この心身二つの病気からようやく立ち直った昨年の夏、私は、辛い
思いを経験した自分だからできることとして、メンタルカウンセラーになりたい
と真剣に思い始めました。


●決意

  私は昨年の秋に、たまたまあるイベントを通じて一新塾を知り、説明会を経て
すぐに入塾しましたが、それまで一新塾のことはまるで知りませんでした。
その頃からメンタルカウンセラーになりたい、という思いはありましたが、この
仕事に人生をかけてもいい、という確固とした志までには至っていませんでした。

それが一新塾に入ってたったの3か月で、「絶対にメンタルカウンセラーとして
起業して、社会を変えていきたい」、という強い志に変わりました。それは、
私だけの力ではなく、一新塾オリジナルの問題解決のフレームワーク「6つの箱」を、
講義や合宿でたくさんの塾生と一緒に回してもらったおかげです。

私の過去と今後の方向性を明確に示すだけで、多くの人からその根本原因や解決
策のヒントを頂きました。本気の私に、たくさんの人が本気で返してくれました。
「みんながいきいきと暮らしやすい社会をつくることで、自殺ゼロの社会を実現したい」
という私のビジョンも一新塾で生まれました。

●150名が結集!

 さらに、自殺ゼロの社会を目指すには、私自身のどん底体験とそこからどう
やって立ち直ったかを多くの人に伝えていくことが、私のミッションであり、
同時にそれは私の喜びであることも一新塾に通いながらわかりました。

 私がそれを伝えていく最初の場となったのが、3月29日、私の起業記念と
して行われた「第1回 いきいき!フォーラム」です。実はこの「いきいき!
フォーラム」は、一新塾で私自身がリーダーとなっているプロジェクトのメイン
イベントでもあります。この一新塾プロジェクトチームのメンバーをはじめとする
約30人の幹事メンバーによって、この「いきいき!フォーラム」は企画、運営
されました。当初は何人来て頂けるか不安でしたが、最終的に定員ちょうどの
150名で会場は埋まりました。うつ病という社会問題に対する関心の高さ、
そしてそんな状況を打破したい、という方々の多さを裏付けています。

 私は、そのフォーラムで、過去のどん底体験と、そこから立ち直って起業まで
に至った<7つの鍵>を、お話しました。豪華スペシャルゲストも、ボランティア
ベースで会場を盛り上げてくれました。「"生きる"ことを見つめることで、いき
いきした社会を実現したい。しいては自殺ゼロの社会を実現したい」、この私の
想いが通じたのか、アンケートでは、「感動して何度か泣いてしまった」「生きて
いることの素晴らしさを実感した」「今度は友達を連れてきます」というような、
たくさんの温かい声を頂きました。私個人として募集した、「さわトントン会員」
にも、約50名の方が賛同して頂きました。

この「いきいき!フォーラム」は、第2回目を6月15日(日)に行います。
今回の一新塾プロジェクトチームの活動として年4回、そしてプロジェクト終了後も、
私が代表として継続して行っていきます。そのために、「いきいき!フォーラム」
をNPO団体として申請することも決まりました。「さわとんメンタルカウンセリング」、
「いきいき!フォーラム」というふたつの軸、たくさんの方々の想いと共に、
このふたつの軸をどんどん強く太くしていって、社会を変革する大きな力になりたい
と強く思っています。

参考HP

「さわとんメンタルカウンセリング」http://sawaton.com

「いきいき!フォーラム」 http://ikiikiforum.seesaa.net

「へっちゃら力をはぐくむブログ」http://blog.canpan.info/katariba/daily/200802/19
(澤登さんのどん底インタビュー掲載)




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