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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第283号】 発行日:2007年5月1日
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目次
■ 事務局長メッセージ
  『 ホットグループ 』 森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

第20期 説明会『 この1年で人生を変える!社会を変える! 』

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
恐らく、仕事とは違ったコミュニティの人たちと楽しい充実した時間を
過ごされていることと思います。

さて、一新塾もコミュニティです。
多様な世代、多様なバックグラウンドの方々が集い、本気の旗を挙げた人を
相互に支援しあいます。
知恵が無い、お金が無いといった状況でも、熱くミッションを語り続ければ、
支援者が続々と現れるのです。

そして、いよいよコミュニティ選別の時代に入るのではないかと思います。
どのコミュニティを選ぶかで、あなたが志を果せす可能性が断然違ってくるのです。
知恵のある、スキルのある、志の響きあう同志がたくさんいるコミュニティを選択
すれば、道が拓ける可能性はずっと高くなるでしょう。

Quality of Life(生活の質)という言葉がありますが、次に来るのは、
Quality of Community(コミュニティの質)ではないでしょうか?

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■■■■     事務局長メッセージ
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■■            『 ホットグループ 』

□                   一新塾代表理事・事務局長  森嶋 伸夫

先週、アタッカーズ・ビジネススクール統括責任者だった松澤さんと会った。
彼も一新塾OB。

「森嶋さん、ホットグループって知ってますか?一新塾そのものなんですよ!」
と一冊の著書をプレゼントしてもらった。その著書が、『最強集団ホットグループ』。
クレアモント大学院大学のドラッカースクールのMBAテキストでもある。

著者のジーン・リップマンブルーメン女史は、
クレアモント大学院大学P.Fドラッカー経営大学院にてリーダーシップ論主任教授。
全米教育協議会次長、大統領府政策スタッフの経験もある。

もう一人の著者ハロルド・J・レヴィット氏は、スタンフォード大学ビジネス
スクール教授。専門は、スモールグループ、コミュニケーション・ネットワーク、
マネジメント教育、思考方法、技術のマネジメント。
編訳は数々のP・F・ドラッカーの翻訳を手掛けてきた上田惇生氏。

読んでみて驚いた。
この「ホットグループ」とは、まさに、一新塾のチーム活動そのものではないか!!
一新塾は、多様なバックグラウンドの方が集うコミュニティ。
本気の旗を挙げた人を互いに支援しあう。そこに、ミッション基軸のプロジェクト
が立ち上がる。読めば読むほど、ここで起こっていることと重なり合っていて、
引き込まれるように一気に読みきった。

主体的市民もこれまで社会から異端者扱いされてきたが、この著書にも、
しばらく前までは、ホットな個人も組織では歓迎されざる存在で、彼らは、
組織や集団行動になじまないはみ出しものとされていた

  と書いてある。そして、
しかし、今や、こうした情熱に溢れたホットな個への需要はきわめて高い
というのである。

序文にはこう書いてある。(抜粋)

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名前は何であれ、人類の長い歴史において、文明の進歩に貢献してきたものが
ホットグループだった。

危機に対処し、問題を解決し、未来を切り開いてきたいのは、常に、そして、
いかなるところにおいても、結集された少数の人たちの力だった。
彼らは、集まり、仕事をし、そして散っていった。
たとえ偉大な成果を挙げたとしても、ホットグループは静かに姿を消していった。

どこにも存在するものであるにも関わらず、ほとんどのグループが大組織の中では
いかなる地位も与えられてこなかった。

ところが、急速な技術進歩と瞬時のコミュニケーションの時代たる今日においては、
そのようなホットグループこそが致命的に重大な役割を担うことになる。
その理由は3つある。

第一の理由は、イノベーションの重要性が高まったことである。

かつての組織は変化よりも安定、創造よりも秩序を重視した。
ところが、この加速する変化の時代にあっては、あらゆる組織が、高度に集中し深く
献身する人の集団を必要とする。「大発明を行うのは一匹狼の科学者ではない。
イノベーションとはグループの仕事である」

複数の人間による作業そのものには新味はない。
しかし、ホットグループとは、義務感あるいは帰属意識ではなく、
仕事そのものによって動機付けられた自生的かつ随時的の生きた存在である。
事実、ホットグループのメンバーは上司や同僚がどう見るかには関心がない。
彼らが全身を投げ打つのは、好きな仕事、創造的な仕事に対してである。
仕事が終われば解散するというミッション中心の随時的グループなのである。
こうしてホットグループは次から次へと生まれていく。

第二の理由は、情報化と知識労働化の進展にともない、
あらゆる組織が知識労働者による献身的なグループ活動を必要とするようになった。


第三の理由は、あらゆることが複雑化したことである。
これからの組織は迅速に行動するだけでなく、多面的・多層的な問題に取り組ま
なければならない。危機は常時のものとなり不安定は常態となった。

ここにおいて、ホットグループこそ、複雑なものを単純化し、
予期せぬものに対処するうえで最適な組織形態
というべきである。

しかし本書に関して重要なことは、親組織における小グループの役割を論ずる
だけのものではないということである。
本書は個としての人間についての本である。
情熱に燃えたホットグループの参加者が、どのように個としての人間の自己実現に
つながるかについて述べた本である。

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「ホットグループは、コミュニティを与える。
他のコミュニティと違うのは、個を守り、強める。
私たち誰もが求めるもの、すなわち人生の意味を見出す機会を与える。」

とのメッセージに、大いに共鳴した。




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