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      一新塾ニュース  〜 市民力で社会一新!

        【第240号】 発行日:2006年4月28日

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目次
■塾生活動レポート
     「『セカンドライフを考える』ワークショップを重ねて」
                         坂田静子氏(第16期生)
講演会お知らせ 〜参加者募集
   福岡(5月5日)『自分をオールクリアする勇気、ありますか?』
   大阪
(5月6日)『全てはオールクリアから始まる!』
   名古屋
(5月7日)『社会創造に挑む方のためのバイブル』
   東京
(5月13日) 『市民力で社会一新!』


公開講座&ミニワーク お知らせ 〜参加者募集

 1) 5月9日  「民間コンサルタントの知恵を市民プロジェクトへ! 」
    講師:河合拓氏(GENEXPartners ・一新塾OB)
       佐藤司氏(GENEXPartners)

  2) 5月15日  「マラウイで最も有名な日本人!
    海外青年協力隊員がHIV/エイズ予防啓発を現地語の歌でキャンペーン !」

   講師:山田耕平氏(元海外青年協力隊員・(有)ウォームハート代表取締役)
   ★4/28 NHK・BS1テレビ出演!

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
一新塾の最近の新しい流れの一つとして、第二の人生設計にじっくり取り組
もうと、一新塾に参加される50代の方々が年々増えてきています。今から
定年までを助走期間として、定年後の人生設計に取り組もうという人。
あるいは、早期退職して、新しい人生の舞台に挑もうという人などです。

第16期の坂田静子さんは「団塊世代が地域で輝くハッピーセカンドライフ」
をテーマに掲げ、1年間9名のメンバーで活動をしてきました。活動の軸
としたのは、団塊世代の方を集めての「セカンドライフを考える」ワーク
ショップ。規模を徐々に広げ、テーマを深めながら、4月15日に4回目の
ワークショップを墨田区で開催しました。坂田さんの実践に基づいた知恵の
つまったレポートです!

市民力で社会一新!塾生レポート■■□■■□■■□■■□■■

□   「セカンドライフを考える」ワークショップを重ねて
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□■■□■■□■■第17期「セカンドライフを考える会」坂田静子

                              
● 4回目も盛会でした

  4月15日土曜日の午後、すみだ産業会館の会議室には熱気があふれた。
セカンドライフを考えるシンポジウムに約40名が参加、主催は「セカンド
ライフを考える会」、共催はNPOすみだ学習ガーデンであった。

 今回は「いま シニアが求めるもの、シニアに求められるもの〜地域に
シニアの活躍の場をつくろう〜」をテーマに、墨田区に焦点を絞った。また、
これまで3回のワークショップが、セカンドライフの入り口に立った人たちに、
「気づき」と自分探しのプログラムを提供してきたのに対し、第4回では、
「地域」と「活躍の場」をキーワードとした。定年を迎えるサラリーマンや
子育てを終えた女性たちの、活躍の場をつくる提案を出そうとするもので
あった。

● シニアは役に立つ、お荷物ではない

 構成は基調講演とワークショップとし、基調講演にNPO法人「シニア大楽」
副理事長、シニアライフアドバイザーの藤井敬三さんをお招き、題は「シニア
ライフをおもしろく」だ。ファーストステージが「奉仕と蓄積の人生」なら、
セカンドステージは「豊かな自分の幸せを求める人生」というのが主張。
ユーモアと笑いの連発で、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

● ワークショップは苦労の連続

 続くワークショップは私たちの出番である。開催の直前まで、プログラム
開発とリハーサルを何度も繰り返した。テーマ設定や内容決めから数えると、
1ヵ月半の間に6回のミーテイングを重ね、メールのやり取りも頻繁に行った。
メンバーは会社員や公務員が中心だが、3月は決算期や年度末と重なり、
チーム活動は難業となった。会合を設定しても、その都度集まる顔ぶれが
変わり、話が先へ進まないこともあった。しかし、第4回はこれまで3回の
ワークショップを集大成して、参加してくれたお客様に喜んでもらえる内容
にしたいという思いが次第に共有されていったように思う。

● ファシリテーターの力発揮

 うれしいことに、参加者が増えて、6つのグループに分けなければなら
なくなった。ファシリテーターを担うメンバー6人と全体進行の役は、全員
がレベルを維持できるようにしなければならない。そこで、サブリーダーの
市村さんが詳細なマニュアルを作成し、それを片手に本番直前まで打ち合わ
せを重ねて臨んだ。

 約2時間のワークショップ、各グループの発表、まとめと講評で3時間かけた。
グループ発表では、シニアが地域でやることとして、お祭りやコミュニティ
カフェ、私塾などの提案があり、ワクワクどきどき感が続いた。プラットホーム
としてのシニアカレッジの提案では、後日早速、具体的話し合いがもたれ、
実現の希望がつながっている。

● チームの活動だからできた

 私たちは30歳から50代後半までの9名で、「団塊の世代が地域で輝き、
生涯現役で生きる」をテーマに活動してきた。当然、メンバーの問題意識が
違い、価値観も異なっている。しかし、4回のワークショップを通じて、
テーマの意義と活動の醍醐味を体感できたように思う。

 振り返ると、テーマの設定、プログラムの開発、参加者集めの3つが、
最大の課題であった。特に、参加者集めには、駅頭やマンションでのチラシ
配布、ミニコミ紙への掲載、メールでの呼びかけなど、思いつく限りのこと
をした。新聞社にもFAXとメールでアタックした。最も効果があったのは、
私信の形で「あなたに来てほしい」というメッセージであった。

 昨年11月、初めて塾生とOBの協力を得て、恐る恐る開催したワークショップ
から半年。現場に入り、一般の人に参加していただき、喜んでもらえたことは、
メンバーの自信になった。これをどう地域に生かせるか、NPO等と話しあいを
続けていかなければならない。

おまけの収穫は、準備の過程でリハーサルを繰り返し、メンバーがセカンド
ライフを考える機会を作れたことであろう。この間に人生の転機を迎えた
メンバーもいるが、自信を持って新しい道に進んでいる。すばらしいメンバー
と人生の達人サポーターの井口さんに巡り合い、活動が出来たことをうれしく
思う。

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