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      一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
     【第176号】 発行日:2005年3月4日

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▼目次
■『英語取り入れた幼児教育の実践について 』中山進氏 (15期通信科)
第16期説明会がいよいよスタート!!
 (1)3月29日(火) 19:30〜21:30
 (2)4月 2日 (土) 15:00〜17:00 ほか            
■ イベントのお知らせ
(1)「一新塾入門ワークショップ〜新しい社会の問題解決手法を体験!」
(2)「『政策担当秘書』へのご招待!」
         4月15日(金)19:30〜21:30
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.htmll
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
今回は、通信科生の中山進さんに英語取り入れた幼児教育の実践についてご紹介
をいただきます。中山さんがPlan→Do→Seeを繰り返しながらビジョン
実現に向かわれている様子が伝わってまいります。
中山さんは、北九州で日韓英語草の根交流を展開したいとの思いで、
先の一新塾韓国視察団にご参加くださいました。

一新塾生の活動レポート ◇■■■◇■■■◇■■■◇■■■◇■■■◇
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       英語取り入れた幼児教育の実践について

◇■■■◇■■■◇■■■◇■■■◇■■■◇中山進(15期通信科生)


はじめまして15期通信科生の中山進です。
北九州で英語取り入れた幼児教育を実践しています。2005年1月には
NPO法人化いたしました。今回は、私の活動について“英語教育”から
“幼児英語教育”へ、そして、“これからのミッション”の3つのステージ
に分けて述べていきたいと思います。

●英語教育
簡単にCIC英語学園の歴史に触れたい。
 1983年に満を持して、福岡県中間市の父の実家の1室で英語教室設立した。
設立目的は学校英語ではなく、実用英語を効率的に、分かりやすく適切な
価格で提供することであった。

 最初は考えた通り上手く行っていたように思えたが、だんだん思ったよ
うな成果が出なくなった。外国語の習得には努力、根気、やる気、時間が
ないと最終的には成功しない。適切な動機も必要だ。
しかし全ての人にこれらを期待するわけにもいかない。

 そこで解決策として考えたのが、より柔軟な頭脳を持った幼児を対象に
することだった。言語習得に関して年齢は低いほど、習得目標の言語に触
れる時間が多ければ多いほど良い。この2点だけを考慮すればよい。努力、
根気、やる気、動機、英語教授法などあまり考えなくても良く、英語習得
に適した環境さえ提供すれば良いのだ。

 出来るだけ理想的な環境を提供するため、1995年若松区で3〜5歳児を
対象にした英語幼児園がスタート。毎日4時間英語で生活。講師はもちろ
ん英語を母国語とする外国人講師に担っていただいた。

●幼児教育
 この時点では、英語幼児園は英語教育の延長線であり、幼児教育について
は考えていなかった。子供は自然に育つものと思っていた。園生活を楽しく
送り、英語が自然に身に付けばそれで良いと単純に思っていた。

 正直なところ、今から思うと、1〜3年目はいろんな面で準備不足であった。
特に問題だったのが、保護者への対応のまずさだった。いわゆる顧客(特に
母親)の気持ちを理解していなかった。職員間の連携も悪かった。
全て経営者としての私の現状認識の甘さ、能力不足だった。

 確かに世の中は劇的に変化していた。少子化、核家族化、父親不在、孤立
した母親、個人主義の発達、コミュニテイの崩壊等、子供や家庭を取り巻く
環境は大きく変わっていた。子供が犠牲者に、または加害者になる悲惨な事件
が起き、幼児教育の重要性が議論された。

 私は立ち戻って設立目標を明確にした。
 保護者や入園希望者に対する説明、経験豊富な日本人保育士の採用、バラン
スの取れた幼児教育の導入等改善を進めた。幼児教育理念の導入に当たっては、
故井深大(ソニーの創設者)の井深アピールを基本とした。

「幼児教育の基本は心の教育であり、英才教育ではない。
        幼児は幼児期にしかない大きな可能性を持っている。」 

●これからのミッション
 2005年度より幼児園はNPO法人として活動することになった。
認可外ではあるが、より公益性を意識して活動していく方針だ。幼児教育
に関しては保護者のとのコミュニケーションを大事にする。他のNPO法人
との連携を図り、楽しい子育てのお手伝いをする。

 英語教育に関しては、小学生になっても英語学習が継続できるように、
北九州市が計画している小中高の英語による一貫教育実現に協力する。
小中学生対象の“日韓英語草の根交流”を実現化する。これは英語を学習する
両国の子供たちが英語で相互理解を高めることを目的としたプログラムである。

 主体的市民として、行政の力を借りずに、または行政と協働しながら、自分
たちで出来ることは自分たちでやっていく必要がある。この点ではNPO法人
の協動が起こりつつあると感じているし、私も積極的にかかわって行きたい。

 一新塾も同じ目標で、塾生として動いている。通信科生なので、主にビデオ
での学習になるが、いろいろ刺激をもらっている。日韓草の根交流にも参加さ
せて頂き感謝している。字数の制限でなかなか言い表せなかったが、興味の
ある方は、ぜひ、CIC英語学園のHPをご参照下さい。

http://www.geocities.jp/cicsusumu

CIC英語学園 学園長
特定非営利活動法人 CIC英語幼児園 理事長 
中山 進  



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