塾生の声

一新塾卒塾生からのメッセージ

村上卓也 氏

NPO法人共に自立あくしょん代表
一新塾18期卒塾

◎入塾前は会社員→福祉で起業


「東大阪市で共生社会の実現と豊かな地域コミュニティの向上へ」


12歳の時から小児てんかんを抱えながら、大学卒業。大手メーカーに就職し、営業や工場の生産管理の仕事で奮闘するものの5年後に退職。その後、27歳から35歳まで、ひきこもり生活でした。
35歳の時に、父の関係でミャンマーに行く機会があり、平和ボケの日本に何かしなければと奮起し、「起業」の思いを固めました。
同じ頃に、脳性麻痺の方と出会い、地域の音楽イベントのステージで障がい者の方と一緒に歌うステージづくり活動に参加しました。仲間ができ、平和のオリジナルソングを共に歌って、ハンデの方の支援もでき、働ける様になりました。

そんな中、2007年に一新塾大阪地域科に入塾。一新塾では、「自立」という概念を学びました。

社会的弱者の方との心のつながり、すべての人たちの意志の尊重を大切にした共生社会。仲間と繋がり、自ら考え、自ら行動することの意義。当時の一新塾講師の竹中ナミさんと共にイベント企画させていただく機会もいただきました。

そして、2011年に「NPO法人共に自立あくしょん」を設立。
先の音楽活動に加えて、障がい者中心の「自立生活支援たんぽぽ」ヘルパー事業を立ち上げました。さらに、地域に根差した出店活動「さをり織り体験コーナー」も開催。

2021年には、障がい者グループホーム「のんびりホーム」事業を開始。重度の方を含む4名の方入居できます。
「NPO法人共に自立あくしょん」では、障がい者(児)・高齢者・青少年に対して、意志の尊重・社会参加の機会を大切に考え、障がい者福祉サービス・高齢者福祉サービス・イベント企画等を行っています。目指すのは、誰もが参加する地域共生まちづくり。共に生きる・共に働き・共に学ぶ、偏見のない豊かな生活ができる「共生社会の実現」と「地域福祉の向上」です。

10年前、支援者仲間で「東大阪バリアフリーマラソン」を生み出しました。
このように、東大阪市の地域共生社会の実現に向けて、福祉・教育・子供・母親・市民等と「地域コミュニティのつながり」を最優先・基盤としながら、「地域居場所づくり」や小学生から地域の「福祉教育」、偏見のない心豊かな生きやすい「地域・つながり」に徹底した社会を目指します。

福祉の世界に新しい若い志ある人、福祉の仕事をしたいと思う子供達・若者が増えてきてほしいと願ってます。

村上卓也(「NPO法人共に自立あくしょん」代表)


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