一新塾卒塾生からのメッセージ
宮治 勇輔 氏
株式会社みやじ豚代表
NPO法人農家のこせがれネットワーク代表
カンブリア宮殿出演
一新塾13期卒塾
一新塾OB講師
◎入塾前は、会社員
→ 実家の豚肉ブランド化で起業
→農家のこせがれネットワークを全国に
「養豚農家で社会起業!」
僕が実家に戻る決意をした社会人2年目の夏、人脈を拡げ、起業のために勉強しようとビジネススクールに通う決意をする。
毎朝早く起きて様々な本を読んで勉強したので、いわゆる「お勉強」をするためにビジネススクールに通うつもりはなかった。だから、なかなかしっくりくるビジネススクールに出会えなかった。
そんな中で、「これだ!」と思ったビジネススクールがこの一新塾だった。
2006年9月、僕は実家の養豚業を継いで株式会社みやじ豚を起業。
2009年、「一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業に!」というビジョン実現のために、NPO法人農家のこせがれネットワークを設立。
日本農業の変革を目指し邁進している。
大学卒業して、まずは普通の就職活動をして、就職しました。会社に入って一年目はがむしゃらに仕事を覚えて楽しくやっていく。2年目になると、「自分は何のために働くんだろうか」とか、そういうことを考えるようになっていった。しかし、普通に仕事をしているだけでは起業なんかはできないと考えて、毎朝早く起きて勉強しました。
自分との対話の時間は大切です。本当に自分は何をやりたいのか?やりたい事を書き出す、本を買う、これを繰り返しているうちに、農業の本を手にするようになりました。会社は自分の代わりはいるが、実家に帰って親父の後を継ぐのは自分にしかできないんじゃないか?こういうことを考えるようになりました。
農業の魅力を感じるように、農業の定義を変えよう。生産から出荷までではなく、生産からお客さんの口まで届けるところまでを、一貫してプロデュースすることが農業だと自分は定義した。流通のことも考えて、マーケティングもやって、営業もやる。商品開発もやって、レストランのプロデュースもやる。そこまで全部ひっくるめて一次産業と捉えたら、、、、これだったら俺もやってみたい。
そんな中で少しずつ実家への思いを募らせていったときに一新塾に合いました。ビジネススクールとか色々検討しましたが、自分が調べた中でも最も実践的だと感じたのが一新塾でした。
しかし、入塾して一か月後に会社で大阪転勤を言い渡され、まっさきに代表理事の森嶋さんにこのことを相談したら、「宮治さん、それはいいチャンスだよ。東京にいたら、絶対に関西でネットワークを創る事なんかないから、関西で頑張っておいでよ。」ということで、関西に行きました。そしたら、一新塾「大阪」地域科の立ち上げも手伝ってほしいということで、一時、大阪の説明会をやっていました。
このまま会社に勤めて仕事をしていうのがいいのか、起業するのがいいのか、もしくは別の道があるのか、色々悩みながら模索をしていた時でした。
それまで農業は全く継ぐ気はありませんでした。30歳までに起業をして、株式公開をして、六本木ヒルズに住んで、、、。そんな思いを持っていました。
大学時代、肉質コンテストで、うちの豚がお肉になって戻ってきました。50から60キロ。とても内では食べきれないので、サークルの後輩たちを呼んでバーベキューをやりました。そしたら、びっくり!皆から「こんなうまい豚は食べたことがない」と。「うちの豚、うまかったんだ」ということに気づきました。これが自分の原体験です。
次の瞬間、思いもかけない質問「この豚肉、いったいどこに行けば買えるんだ?」と聞かれて頭が真っ白になりました。
(この後の詳しいストーリーは一新塾講義にて)
宮治勇輔(株式会社みやじ豚代表取締役社長・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事CEO)
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