一新塾卒塾生からのメッセージ
駒田麻里子 氏
「認知症カフェ『なもなも』」代表
一新塾31・33・35期卒塾
◎入塾前は専業主婦
→認知症カフェを立ち上げ
「認知症カフェ『なもなも』」
生まれてから大学卒業まで名古屋で過ごし、都銀に2年ほど勤め結婚しました。専業主婦として子育ての時代を経て、40代のころ、頼まれて、宝飾卸業に勤めました。
人が好きなので、小売店舗を廻りアドバスイスや、ジュエリーコーディネーターとしても楽しく仕事をしました。
50代で父が体調を崩し、後悔したくないので会社を辞めて介護をした後、父は亡くなり、一人になった母と主人と名古屋で暮らしていました。
一新塾に入塾のきっかけは、地域の婚活ボランティアをしている中、NPO法人化を検討するためでした。2012年のことです。
ところが、学び始めたころに、母は、検査の結果、アルツハイマー型認知症と診断され、要介護2の認定を受けました。
そこで、一新塾での活動テーマを介護に変更することにしました。
海馬の萎縮は嗅覚を刺激すれば良いと聞き、アロマペンダントづくりワークショップを始めました。
アクセサリーが好きな母も、参加された方も、アロマペンダントづくりを喜んでいただけました。
何より母の個性を大切に寄り添いながら、母の在宅介護は8年間続きました。
母との体験を活かし、「多様な個性を尊重する場を作りたい、長寿社会の今、認知症は誰でもなる病気と認識して頂き地域で支え合いたい」と思い、
名古屋市北区で認知症カフェ『なもなも』を立ち上げました。
当事者の尊厳を大切にしたいと『なもなも』をやってみて感じています。
今、楽しくカフェができているのも自分軸が持てているからだと思っています。
一新塾が無かったら今の私はありません。
駒田麻里子(認知症カフェ「なもなも」代表)
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