一新塾卒塾生からのメッセージ
新垣 幸子 氏
久米島町議会議員
一新塾41期卒塾
◎入塾前は地元の公務員
→東京に出て学ぶ
→地元に戻って町議会議員
「生きがいのある久米島づくり」
私は、生まれも育ちも沖縄久米島。母一人子一人の母子家庭で、毎日食べることで精一杯でした。
高校3年生の時に福祉事務所の方に仕事をすることを勧められましたが、国立琉球大学短期大学部法経学科経営学専攻に進学。苦労してきた母を楽にしてあげたいという一心で地元の役場に勤めました。
学校教育課や町民課等で行政事務の仕事をしながら、地域の子供から大人までの学びの書道教室を開設し、8年間ボランティアで指導しました。
久米島町役場に勤めてみて、引きこもりや一人暮らしの高齢者、生活保護を受けている方々への支援があまり行き届いていないように感じていました。島の人口は毎年100名減少し、このままでは島が疲弊してしまうと思い、2017年に27年勤めた役場を退職。
東京で1年半、心理カウンセラーの学院や一新塾で学びました。
一新塾では多様な職業の方と出会い「人生と社会を変える根っこ力」について学んだことが、まさに目から鱗が落ちることであり、現在も私の原動力となっています。
とりわけ、ある都議会議員の政治活動を直接見て、困っている方々への相談に日夜誠心誠意対応していることに強く感動し、その方を目指したいという気持ちが私の中に芽生えてきました。
「生きがいのある久米島づくりを実現させたい。」と思うようになり、2019年11月10日の久米島町議会議員選挙に挑戦。16年ぶりに久米島に女性議員が誕生することになりました。
政治活動は「現場主義」「常に相手の立場に立って対応する」「信念を貫く」ことをモットーに取り組んでいます。ここで取り組みの成果について、主な3点をご紹介致します。
①待ち望んでいた歯科診療所が新たに開設されました。個人で歯科診療所を立ち上げた先生に感謝、感謝です!島の皆さんも心から喜んでいます。
②「久米島町野生動植物保護条例」が制定され、島の自然を守り後世に伝承していくことに繋げています。
③高齢者向けのLINE講座開催が実現しました。受講者の方からスマホを活用して楽しみが増えた、とのお声をいただいております。
今後、
①ふるさと納税の活用拡大
②海洋深層水を活用した温浴施設「バーデーハウス」の再開
③認定こども園の開設
④教育予算の充実や人材育成
⑤シルバー人材センター設置
⑥DMO事業の活性化
⑦悩みごとの相談体制づくり
などを中心に現場の声を聞き、議会や行政に反映させながら、徐々にですが久米島が生きがいのある幸せな島になるように全力投球していきたいと思います。
新垣幸子(久米島町議会議員)
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