一新塾卒塾生PJアドバイザー
重光喬之 氏
NPO法人両育わーるど代表理事
一新塾27期・29期 東京本科卒塾生
◎入塾前は、会社員
→発達障害児の施設を支援で起業→見た目にわかりづらい難病の当事者のサービス立ち上げ
【プロフィール】
1979年東京生まれ。学生時代に、知的障害児者福祉施設にてボランティアを経験。
民間企業で働いていた20代にシステムエンジニアをしていたが、脳脊髄液減少症を発症。入退院を繰り返したが完治せず退職。
常に身体に痛みを抱えたまま自宅療養中に起業を考え、2010年にNPO法人一新塾の東京本科に入塾。
一新塾のプログラムで人生の体験を振り返る中で、学生時代の福祉施設の経験が思い出され、そこでの知的障害のある子どもとのコミュニケーション体験が人生を変えたことを発見。
そこで、福祉施設の運営を支援しながら、福祉の現場を知らない人が現場に来て出会い共に学びあう活動“療育は両育PJ”を一新塾の仲間と立上げ。
2012年には「NPO法人両育わーるど」を設立。
2016年には脳脊髄液減少症患者向けのエピソード共有サービス「Feese」も立ち上げ、見た目にわかりづらい難病の当事者としてNHKハートネットTVにも出演。
日本経済新聞「向きあう」でも4回にわたり病気と向き合う人生と活動が連載される。
さらに難病者の社会参加を考える研究会を発足。2021年9月に「難病者の社会参加白書 https://ryoiku.org/report/thinkpossibility/」を作成し、政策提言。
第17回マニフェスト大賞・グッドアイディア賞優秀賞受賞。(2022年)
【塾生へのメッセージ】
一SEとしてリーマンショックにより解雇されていく社員をみて、社会や組織に疑問を抱きつつもどこか他人事でいました。
間もなく脳脊髄液減少症を患い、自らと向き合うなか、社員を大切にした社会起業をと、漠然とした思いで一新塾の門を叩きました。
入塾後、学生の頃から続けていた発達障害児者との関わりが、”自分も人も嫌い”から”自分も人も好き”へと私を変えてくれたことに気が付きました。発達障害児者が生き生きしている社会では、人々が自ずと立場や価値観を超え相互理解できる社会が実現できると、彼らの関わりから私は実感しました。
一新塾の仲間と「療育は両育プロジェクト」を立ち上げ、NPO法人化できました。メンバーや塾生との向き合いが、私に火をつけ、時に冷静な視点を与え、ビジョンが日に日にリアルなものとなっています。
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