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 一新塾ニュース
 ~今のニッポンを変えろ!
【 767号 】発行日:2021年7月13日
https://www.isshinjuku.com/
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(もくじ)

■一新塾講義報告
『自殺対策とは、地域・社会づくり』
清水康之氏(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表)

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一新塾本 人生と社会を変える根っこ力

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こんにちは、一新塾の森嶋です。
今回は、一新塾講義のご報告です。
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
の清水康之さんに5月にご講義いただきました。

一新塾講義報告
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『自殺対策とは、地域・社会づくり』
清水康之氏(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表・厚生労働大臣指定法人「一般社団法人いのち支える自殺対策支援センター」代表理事)

文責:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
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1998年から14年連続で3万人を超えていた日本の自殺者数は、
2010年から10年連続の減少に転じました。
その舞台裏には、
2004年にライフリンクを設立した清水康之さんの
「自殺対策を社会全体で推進する」ための奮闘がありました。

清水さんは元NHKのテレビディレクター。
NHK時代に「お父さん死なないで~親が自殺遺された子どもたち」の取材を通して自死遺児の子たちと出会います。ある集会で、初めて体験を語った遺児は「お父さんは・・・」と言ったきり、続かない。やっと「自殺しました」と言うと思い出とともに涙があふれ出たそうです。

「落ち度のない子たちがなぜこんなに苦しむのか」。

対策の遅れを嘆いていても何も始まらない、
自らが自殺対策の「つなぎ役」「推進役」を担おうと決意し
2004年に自殺対策支援センターライフリンクを設立。
10万人の署名を集めて
2005年「自殺対策基本法」成立に尽力されました。

しかし、法整備だけでは対策は進みません。
遺族支援団体を後方支援する全国組織、マスコミと連携しての情報発信、2009年には足立区と協定を結んでの自殺対策の都市型モデルづくり。

2016年には、改正自殺対策基本法が成立。
自殺対策を「生きることの包括的な支援」と新たに位置付けた上で、
地方自治体に自殺を防ぐための計画策定を義務付けました。
これを推進するために、全国の地方自治体を奔走されました。

さらに、2020年4月1日には、
厚生労働大臣指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」が新たに発足、清水さんが代表理事に就任されました。

そこに、コロナ禍が直撃し、自殺は増加に転じ、特に10代の増加も深刻です。こうした試練の中、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、日々、ご尽力されていらっしゃいます。

■一新塾での講義は、今回で11回目

前半の人生の歩みのお話は、
場面の一つ一つが映像で浮かび上がるようでした。
同調圧力に押しつぶされそうになった高校時代の原体験、同調圧力に押しつぶされそうになった若者のためにNHKに入り、そして、自死遺児と出会い。
「消費させてたまるか!」とのお言葉は刺さりました。勇気を出してくれた自死遺児の方との友情、同志の絆の深さを実感させていただきました。

後半の自殺対策のお話では、
自殺対策基本法が出来ても、現場では対策が動かない場面で、あの手、この手で、イベントを活用し、メディアを活用し、国を巻き込み、自治体を巻き込み、マクロに、ミクロに動き続けて、自殺対策のPDCAを回す枠組みを創り上げました。

メディア活用においては、「なぜ、今なんだ!」
との視点の大切さも刻ませていただきました。

自殺対策にでは、生きることの
「促進要因」を増やし、
「阻害要因」を減らす、
両方の視点が大切なこと。

特に「促進要因」を増やすことの重要性、
幸福度と生産性を両立させているデンマークの教育現場のお話も、深く腑に落ちました。

コロナ禍が訪れたのは、自殺対策のPDCAを回す枠組みの基盤が整った直後でした。

2004年にNHKを退職し、自殺対策に身を投じ、全身全霊で奮闘し続ける清水さんに心より敬意を表します。

一新塾講義 清水康之氏(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表・厚生労働大臣指定法人「一般社団法人いのち支える自殺対策支援センター」代表理事)


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試練の時代だからこそ、
この社会と人生にじっくり向き合ってみませんか?

今こそ、本当に実現させたい
理想の社会ビジョンを描いて、
ともに新しいステージに向かいましょう。

主な内容:
●コロナ時代のビジョンの描き方
●第2の人生は、"志"を生きる
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●志を生きる方程式とは?
~社会変革者の舞台裏のストーリー
●根っこと幹をつなげる「6つの箱」
      問題解決フレームワーク
●社会を変える3つの方法論 
「社会起業」「政策提言」「市民活動」
●志のコミュニティ 卒塾生プロジェクト紹介
●一新塾プログラム

講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ(仮)「アフターコロナの時代こそ“根っこ力”
    政策提言・社会起業・市民プロジェクト」
参加費:無料
申込み:

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【講師プロフィール】

講師 :森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
1964年生まれ。1988年慶應義塾大学卒、住宅メーカーに入社。 「都市開発」「まちづくり」の仕事に携わる中で、一新塾へ入塾。1997年政策学校一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。 2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。24年で5000名の塾生の人生の転機での相談役。1300を超える社会変革プロジェクトをインキュベート。 「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」立ち上げの独自の方法論と『志を発見する方程式』『志を生きる方程式』を確立し、一新塾メソッド講座&コーチングとコンサルを担当。著書に 『人生と社会を変える根っこ力』(一藝社)『根っこ力が社会を変える』(ぎょうせい)共著に『一新力』(文屋)


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志を生きる方程式を学びたい方へ
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一新塾本の最新刊ご紹介
『人生と社会を変える「根っこ力」
政策提言・社会起業・市民活動』
~45人の志を生きる人生と社会変革事例
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一新塾1994年からの知恵を書籍として出版いたしました。
「誰もが志を生きる社会変革事例集」です。

本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。

社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。

あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。

時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。

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『人生と社会を変える「根っこ力」
政策提言・社会起業・市民活動』 (一藝社)

       NPO法人一新塾/森嶋伸夫 (編著)
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こちらからご購入いただけます。

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https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/

(2)一藝社 
http://www.ichigeisha.co.jp/

(3)一新塾 
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

【目次】

はじめに

■第1章 志を生きる方程式
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 伝承される市民の知恵  
2 志を育む場はこうして生まれた!  
3 すべての人が志を生きるための道  

■第2章 志を生きるロールモデル 講師陣

一新塾代表理事・環境総合研究所顧問・東京都市大学名誉教授
青山貞一  
「ミッション、パッション、アクション、『闘うシンクタンク』」  

元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」  

(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」  

NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」

非電化工房主宰・日本大学工学部教授 
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」

評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」

社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」  

NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」 

元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」  

一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」  

★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年) 

■第3章
すべての人は志を生きられる 一新塾卒業生  

1 まちづくり ............................

グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』 

「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』 

ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』  

「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』  

2 商店街 ...................................

NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』  

合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』  

3 観光・旅館 ..............................

株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦  

(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』

4 子育て・女性 ..............................

NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』 

NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』 

NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』  

5 文化 ................................................. 

株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』  

映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』

6 農業 .................................................

(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』 

株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』  

7 福祉 .................................................

一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』

NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』

8 介護 .................................................

オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』 

株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』  

NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』  

9 医療 .................................................

生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』 

株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』

医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』 

10 グローバル .................................................

株式会社レアジョブ創設者 
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』  

NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』  

11 教育 .................................................

うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』  

谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』  

La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』

12 政治 .................................................

千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」 

宇部市長
久保田后子
「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
山口県内で、初の女性市長」

上峰町長
武広勇平  「オンリーワンのモデルを目指す」  

金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」 

柏市長
秋山浩保  「主体的市民の輪を広げよう」  

豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」  

枚方市長
伏見 隆  「未来への投資~ 20年後の枚方のために」  

■第4章 「根っこ力」の育み方 
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

1 一新塾の根っこ力を育むプログラム  
2 誰もが志を生きるマネジメント  
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ 

あとがき  

プロフィール   NPO法人一新塾  森嶋伸夫  

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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

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