(もくじ)
■塾生活動レポート
『地域を元気に、地元に愛着、
地域活動に参画し、満ち足りた生活を送る』
一新塾38期・40期大阪地域科 三次浩美
■一新塾第45期 2019年11月10日開講
参加者募集!「一新塾体験セミナー&説明会」
◎東 京:8月21日(水),24日(土),28日(水),9月4日(水),7日(土)
◎大 阪:8月31日(土),9月28日(土)
◎名古屋:9月 1日(日),9月29日(日)
◎仙 台:9月 8日(日)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
■一新塾本の最新刊ご紹介
『人生と社会を変える「根っこ力」
~政策提言・社会起業・市民活動』
書籍の内容と購入
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、三次浩美さんのメッセージをお届けいたします。
三次さんは、美術校を卒業後、技術職で就職。そして、23歳で青年海外協力隊に参加。帰国後、就職先でコンピューターを覚え、在宅勤務にシフトし独立されました。
2011年からは関西から熊本に移住。一新塾には2016年から2年間、熊本から大阪地域科に通っていただきました。
「地域を元気に、地元に愛着、地域活動に参画し、満ち足りた生活を送る」をビジョンに、熊本県の和水町を現場に奮闘中の三次さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。
一新塾38期大阪地域科で毎月、熊本から大阪まで通っていました。
机上の計画ばかりで、なかなか行動に移せませんでしたが、卒塾後すぐに「グローカル研究所」という活動団体を一人で立ち上げ、そのまま継続して40期生として大阪に通い続けました。この頃の私のビジョンは地域の人の所得を増やして税収を上げる事でした。
グローカル研究所で何をしていたかというと、毎週土曜日にプログラミングと英語の勉強会を開いていました。
私自身がフリーランスで地理に左右されない働き方をしていたので、主婦の方を対象に、一緒に年収を上げましょうとそのためには自分の価値を上げましょうと約1年間続けました。
しかしまだ在宅勤務に馴染みがなかったようで、実際に在宅勤務を始める方はいらっしゃいませんでした。
しかし、この活動を通じて、仲間ができ地元のために何かしようと勉強会ができました。それを通して私のビジョンは、「地域を元気に、地元に愛着、地域活動に参画し、満ち足りた生活を送る」ことに変わっていきました。
勉強会では、皆が色々な問題を持ってくるようになりました。
皆の関心の高い「文化保存」にテーマを絞りました。ところが活動を始めるとメンバーはほぼいなくなってしまいました。しかし、途中で投げ出すわけにはいかないので、私は保存会や役場に何度も通い保存会の技術の継承や活性化する方法を模索しました。
地域では人間関係が閉塞的で、マンパワー不足です。
頑張る人に仕事が集中し、頑張る人が疲弊しています。
誰もが仕事以外でも多忙のため時間に追われます。
原因としては、人口減少が著しく、公共の事(公役)など年齢関係なく一人が請け負う役割がたくさんあります。
その上、特に年配者が変化を嫌い、その地域だけの価値観にこだわり、愚痴は言うけど改善はしないという負のスパイラルに陥っています。
美術校を卒業後、技術職に就きましたが、「若さ」「女」「技術」「バブル」と個人の実力ではない部分で過大評価されている気がし、自分を試すため23歳の時に青年海外協力隊に参加しました。帰国後、就職したところでコンピューターを覚え、インターネットの普及とともに在宅勤務にシフトし、SOHOとして働く60人に協力いただき法人枠にしました。約7年後体調を崩し入院したのを機に、法人から身を引きデザイン業から総合職へキャリアチェンジしました。
2011年、私は、家族の理由で関西から熊本に移住をし、現在で8年目に入りました。移住後2年ほどは地元の会社で働いていましたが、仕事の仕方や価値観などが合わなかったため、自営業で都心部から仕事をもらうようにスライドしました。
その頃の私はすごく愚痴ばかり言っていました。その愚痴を聞いていたメンターが愚痴を「問題意識」としてとらえるようにと一新塾を勧めてくれました。
さすがに愚痴る自分に飽きていた私は、よそ者視点で必要だと思う事を地域のために生かせないかと考えられるようになっていきました。
熊本県和水町には、400年の歴史を持つ手漉き和紙の文化があります。「手漉き和紙保存会」が発足し、活動が行われていますが、現役世代は無関心な方が多かったり、時間的に関わることが難しい状況です。また、保存活動に町も関わっていますが、財政が厳しい状況でいつまで続くか安心はできません。
私は、自分で作った会のメンバーから紹介され、町営ではなく経済的に自立できるように努力するべきと思いました。そこで、和紙を活用した商品企画をすることにしました。作業コストがかかることは分かっていたので、高額商品の開発が必要と思い、商品企画できる人材の募集をかけました。4人ほど集まりましたが、企画等の経験者はいませんでした。
テーマは、「地元産のものを手すき和紙で包む」というもので、県内大学のプロダクトデザイン科の学生さんにコンペ形式で協力いただくことになりました。採用された作品は、制作に手間がかかりすぎて、採算が取れない状況でした。
そこで自ら手漉き和紙をして、ポーチを作るところまでの体験型のイベントにすることにしました。そうすることで、値段を高めに設定できる上に和紙を漉く楽しさを知ってもらえます。
第1回目は11人参加し男性も数人いました。
ほぼ1日かかる内容でしたが、「楽しかった」と好評を得ました。新しい人間関係で作業やスペースを共有するイベントは年代関係なく満足感が高いと学びました。
最初の体験会に参加した人たちが継続的に関わってくれて、和紙の在庫品の制作に取り組むことになりました。多少ですが、収入源が増えました。
定期的に自身で手すきした和紙でなにか制作する体験会や和紙に描いた絵画展等のイベントをし、衆知を継続的に行っていきます。今年も大学と協力してコンペを開いて、企画の道に進む人たちに手すき和紙を知ってもらう予定です。
また、来年秋になりますが、コワーキングスペースとシェアハウスのタイアップでフリーランスを増やす活動に入ります。やっとここで私が最初にしたかった計画が浮上しました。今は不動産のオーナーさんと詰めているところです。
仕事をしながら上記の活動はさすがに厳しいですが、コワーキングスペースの活動を起業という形で収入を上げられるようにすると活動と収入が合致し少し楽になるので、それも含めた準備です。
報告は以上になりますが、ひとつとても重要に感じていることを付け加えたいと思います。昨年菊池川流域ガイド養成講座に参加した時に知り合った方がいます。菊池川流域の恵み協議会を立ち上げた夢を語り行動するおっちゃんです。この方がいろんな人と人をつなげてくれます。そこから一気に私の活動も加速しました。
お互いの利点を活かしあえるとても良い関係です。
孤独に活動してたあの頃とは違い今はいろんなところに仲間ができました。
次回一新塾第45期は2019年11月10日開講です。
「一新塾体験セミナー&説明会」は2019年8月より始まります。
【主な内容】
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」
で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「“根っこ力”が社会を変える!」
参加費:無料
申込み:
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【東京本科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年8月17日(土)15:00~17:45
2019年8月21日(水)19:30~21:45
2019年8月24日(土)15:00~17:45
2019年8月28日(水)19:30~21:45
2019年9月 4日(水)19:30~21:45
2019年9月 7日(土)15:00~17:45
会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
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【大阪 地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年8月31日(土)13:00~15:45
2019年9月28日(土)13:00~15:45
会場:難波市民学習センター
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
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【名古屋 地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年9月 1日(日)13:00~15:45
2019年9月29日(日)13:00~15:45
会場:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
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【仙台 地域科 体験セミナー&説明会】
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日時:
2019年9月 8日(日)13:00~15:15
会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
また、一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信しておりますのでご覧いただければ嬉しいです。
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一新塾出版本のお知らせ**************************
志を生きる多様な方々
一新塾1994年からの知恵を書籍として出版いたしました。
「誰もが志を生きる社会変革事例集」です。
本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。
社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。
あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。
時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。
こちらからご購入いただけます。
(1)アマゾン
https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/
(2)一藝社
http://www.ichigeisha.co.jp/
(3)一新塾
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
【目次】
はじめに
1 伝承される市民の知恵
2 志を育む場はこうして生まれた!
3 すべての人が志を生きるための道
元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」
(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」
NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」
非電化工房主宰・日本大学工学部教授
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」
評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」
社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」
元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」
一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」
★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年)
グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』
「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』
ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』
「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』
NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』
合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』
株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦
(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』
NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』
NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』
NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』
株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』
映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』
(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』
株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』
一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』
NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』
オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』
株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』
NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』
生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』
株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』
医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』
株式会社レアジョブ創設者
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』
NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』
うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』
谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』
La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』
千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」
宇部市長
久保田后子
「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
山口県内で、初の女性市長」
上峰町長
武広勇平 「オンリーワンのモデルを目指す」
金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」
柏市長
秋山浩保 「主体的市民の輪を広げよう」
豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」
枚方市長
伏見 隆 「未来への投資~ 20年後の枚方のために」
1 一新塾の根っこ力を育むプログラム
2 誰もが志を生きるマネジメント
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ
あとがき
プロフィール NPO法人一新塾 森嶋伸夫
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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html
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