(もくじ)
■塾生活動レポート
『ユメソダテの孫悟空』
一新塾41期・43期東京本科 前川哲弥
■参加者募集!
「一新塾体験セミナー&説明会」
◎東 京:3月16日(土),20日(水),23日(土),27日(水)ほか
◎大 阪:3月30日(土),4月27日(土)
◎名古屋:3月31日(日),4月28日(日)
◎仙 台:5月3日(金祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
■一新塾本の最新刊ご紹介
『人生と社会を変える「根っこ力」
~政策提言・社会起業・市民活動』
書籍の内容と購入
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、一新塾41期・43期の前川哲弥さんのメッセージをお届けいたします。
大組織から、家業を継いで経営者として奮闘されている前川さん。
息子さんへの思いを起点にずっと社会に向き合ってこられました。
2017年11月に一新塾第41期に入塾、「誰もが“ユメ”のタネを見出し、育み、かなえることができる社会」を目指し、障がいのある人やない人、1人1人のストーリーに耳を傾け、一緒に“ユメ”を見つけ、育てるプロジェクトを立ち上げ。2018年9月には、NPO法人ユメソダテを設立されました。
前川さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。
15歳になる長男に知的障がいがあることから、「親亡きあと」が心配で、何かしたいと一新塾に入り、仲間とプロジェクトを立ち上げました。
最初は就労支援施設等に「お手伝いできることありませんか?」と聞いて廻りましたが、「ありません」との反応に加え、「仕事を教えることはできますが、意欲は教えられません。意欲は家庭で育ててもらわないと困ります。」との声を沢山頂きました。
「意欲、意欲。。。」と考えるなか、夢や希望があれば、意欲が生まれるに違いないと考え、夢について勉強しました。
最初に心が動く体験があり、これを親などの身近な大人に承認されることで、人に話すようになり「あこがれ」が生まれます。
「あこがれ」を友人と語り合うなかで、自身の個性に気づき、最初の「夢想」が生まれます。
そして信頼を寄せる様々な大人との出会いのなかで少しだけ現実的な「夢」となり、この夢が何度も何度も生まれ変わるなかで更に現実的な「人生の目標」へと進化していくというものです。
検証したくなりました。
社会福祉法人の余暇クラブと、
フリースクールのワークセンターにお願いして、25人の障がいのある人たちからユメについて伺いました。
(感動、あこがれ、夢、人生の目標などを総称して「ユメ」と名付けました。)
約4割の人が素敵なユメを持ち、その全員が親と仲良しで、友達がおり、親せきや地域の多様な大人と豊かな人間関係を結んでいました。
自分で焼いたケーキを食べたおばあちゃんが美味しいといった時の話をするパティシエ志望の知的障がいのある女の子が、うつむきがちに見せた笑顔の素敵だったこと!
残りの6割、ユメを持てていない人たちは、例外なく人間関係で躓いていました。
ユメは個人が抱くものですが、「社会が育てるものだ」と気づいた瞬間でした。
「社会がユメを育て」
「ユメがヒトを育て」
「ヒトが社会を照らす」
こうした循環ができたら、素敵だなと考えました。
心動いた体験を、好意的な好奇心を持って傾聴することでユメのタネがみつかり芽を出すことができるのではと考えました。
そして豊かな人間関係が結べれば、ユメは育つはずだ、さらに応援してくれる人とツナグことができれば、ユメが叶えられるはずだと考えました。
障がいのある人は、小さいときから分離and/or過保護の両極端のなかで、人間関係が貧しくなりがちです。友人のいない人、親と上手くいっていない人もかなりいます。
そういう人の多くは、分離and/or過保護のなかで、自ら正しい判断ができるという意味での「真の自由」を持たずに生きています。
自由のない人生が幸せとは、私には思えないのです。
自らの発意で社会に貢献し、助け助けられて、泣いたり笑ったりしながら生きていくことこそが、幸せであると考えます。
「主体的にユメをもち社会に貢献できる
真の自由権を確立したい」が、私のユメになりました。
ここまで考えが進んだ時、ハッとしたのです。
「私はこれを既に知っている!」と。
私は3年前に再婚しました。
知的障がいのある息子は、私の妻に、猛烈になつき、私が会社から帰ると、妻の横に息子が貼りついて、何時間も話をし、妻は熱心に聞いていました。
息子は、明るくなり、語彙が増え、いろいろなことに挑戦し始めました。学校の先生から、「爆発的に発達を始めた」と驚かれたのです。
私があちこち外に答えを探し歩いて、これだ!と思うものを見つけた時、それが既に家の中にあったことに気がつきました。
仏様の手のひらの孫悟空です!
そうして、障がいがあっても、なくても、誰もがユメのタネをみつけ、ソダテ、ヒトとツナギ、カナエる社会を目指して、強力な7人の仲間でNPO法人ユメソダテを立ち上げました。2018年9月のことです。
すぐにHP「 https://yume-sodate.com 」を立上げ、世田谷区の桜神宮で傾聴を中心に、コミュニケーションを促進する結碁などを行うイベント「ユメへの作戦会議」を開催し50人以上の参加をえました(5分動画: HP参照)。
スーパーダイスという番組制作会社の社長様が共感してくれ、カメラを担いで来て下さり、
TV番組にしてくださいました(2018年11月放送)。また、ユメソダテの商標登録もしました。そんな中、素晴らしい活動が沢山ある41期の卒塾発表で主体的市民賞を頂き、驚きました。
そして今年1月、第2回「ユメへの作戦会議」を開催し、傾聴講座や傾聴から何が生まれるかについての対談、障がいのある人のファッションショー等を行い100人を超える参加を得、またTV番組になりました(2月放送。6分動画: HP参照)。
1回目の傾聴参加者が受付を手伝ってくれたり、グループホームの友人を連れてきてくれたり、サポートを申し出て頂く方など、人の輪が拡がり、素敵な驚きの連続です。
そして今、readyforにて、「障がいがあっても、ユメのタネを育み、かなえられる社会へ」というcloud fundingに挑戦しています(HP参照)。
無理だという声は内外にあったのですが、始めてみると、共感を得られたようで、Readyforの注目のプロジェクトのトップにまでなり、既に100人を超える人たちの支援を得ています。
Cloud fundingは人を繋いでくださいます。
様々な分野でお勤めの皆さん、お医者さんや看護師さん、福祉の専門家や障がい当事者、作家や農家、経営や会計や税務や法律の専門家や芸能人、学者や芸術家や建築家、
役人や社長さんなど多様な方々が、応援してくださっています。なかには、ALSの当事者なのに、視線入力で支援を寄せてくださった方までおられ、ありがたさに手を合わせる思いです。
ここで新しいユメが生まれました。
少人数を対象に、一緒に目標設定をしたり、ユメの実現を目指して挑戦ができる環境を整えたり、実際になんらかの活動に挑戦したり、定期的に傾聴して経過を記録観察したり、ユメへの挑戦をサポートしてくれる先輩当事者や専門家、さまざまな仕事をしている人と繋げたり…個々人のユメに応じたテーラーメイドのサポートをしていく。
支援を通して本人がどのように変化したか、ユメの実現に向けてどんな経験をしたか、その成果は支援者向けの報告会やウェブ記事などで発信していく。
ゆくゆくは、ユメソダの方法論を確立し、全国でより多くの人がユメを見つけ、ソダテ、かなえられるような環境やネットワークづくりをしていきたい。
そのための活動に挑戦したい。そんな思いが、強くなってきています。
この新しい挑戦は、ユメソダテの人員だけではできません。
多くのヒトの協力を得て、ネットワークをつくって共働することが不可欠です。
これをソダテ・カナエ活動と呼びたいと思います。
このソダテ・カナエ活動が成功すれば、
ヒトが社会を照らす事例を御報告できると考えています。
既に、著書を読んで感心もし憧れてもいた就労支援の専門家の方から、一緒に何かやりたいとのお申し出を頂くなど、新しい人と繋がり始めています。ドリームチームが作れるのではないかとユメが拡がってきています。
駆け足でのご紹介でしたが、以上が、私たちのユメソダテ活動の現状です。もし、少しでも共感していただけたなら、法外の喜びです。私たちと心で繋がってください!
※「テレビ埼玉(テレ玉) 2/28(木)14:00~14:30 「達人道」にて放送されます。
一新塾第44期が、2019年5月開講します。
「一新塾 体験セミナー&説明会」は2019年3月より始まります。
今、時代が求めるのは、「社会起業」「市民活動」「政策提言」で
未来創造に挑んでみませんか?
そのヒントが一新塾体験セミナー&説明会で学べます。
ぜひ、ご参加ください。
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「人生と社会を変える“根っこ力”!」
参加費:無料
「一新塾体験セミナー&説明会」日程
◎東 京:3月16日(土),20日(水),23日(土),27日(水)ほか
◎大 阪:3月30日(土),4月27日(土)
◎名古屋:3月31日(日),4月28日(日)
◎仙 台:5月3日(金祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
また、一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信しておりますのでご覧いただければ嬉しいです。
Facebook:https://www.facebook.com/isshinjuku
twitter : https://twitter.com/npo_isshinjuk
instagram:https://www.instagram.com/npo_isshinjuku
一新塾1994年からの知恵を書籍として出版いたしました。
「誰もが志を生きる社会変革事例集s」です。
本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。
社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。
あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。
時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。
こちらからご購入いただけます。
(1)アマゾン
https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/
(2)一藝社
http://www.ichigeisha.co.jp/
(3)一新塾
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
【目次】
はじめに
1 伝承される市民の知恵
2 志を育む場はこうして生まれた!
3 すべての人が志を生きるための道
元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」
(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」
NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」
非電化工房主宰・日本大学工学部教授
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」
評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」
社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」
元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」
一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」
★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年)
グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』
「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』
ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』
「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』
NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』
合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』
株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦
(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』
NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』
NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』
NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』
株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』
映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』
(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』
株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』
一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』
NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』
オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』
株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』
NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』
生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』
株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』
医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』
株式会社レアジョブ創設者
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』
NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』
うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』
谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』
La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』
千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」
宇部市長
久保田后子
「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
山口県内で、初の女性市長」
上峰町長
武広勇平 「オンリーワンのモデルを目指す」
金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」
柏市長
秋山浩保 「主体的市民の輪を広げよう」
豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」
枚方市長
伏見 隆 「未来への投資~ 20年後の枚方のために」
1 一新塾の根っこ力を育むプログラム
2 誰もが志を生きるマネジメント
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ
あとがき
プロフィール NPO法人一新塾 森嶋伸夫
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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html
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