(もくじ)
■塾生活動レポート
『I WILL. 市民のためのメディカルスクールプロジェクト』
一新塾41期 東京本科 青木裕章
■参加者募集!
「一新塾体験セミナー&説明会」
◎東 京:3月16日(土),20日(水),23日(土),27日(水)ほか
◎大 阪:3月30日(土),4月27日(土)
◎名古屋:3月31日(日),4月28日(日)
◎仙 台:5月3日(金祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
■一新塾本の最新刊ご紹介
『人生と社会を変える「根っこ力」
~政策提言・社会起業・市民活動』
書籍の内容と購入
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、一新塾41期の青木裕章さんのメッセージをお届けいたします。
都内の大学病院に勤務されていた青木さんは、ある出来事をきっかけに、在宅医療の現場に飛び込みます。そして、医師として、在宅医療の現場で患者さんに寄り添う日々を送られます。
そんな中、一市民として、もっと医療の手前から、治療前の予防の段階から関わることがしたいと一新塾に入塾。プロジェクトを立ち上げました。
「身近な商店街で、気軽にお酒でも飲みながら健康について考える、医療を学ぶ医学校(メディカルスクール)を生活の場の隣に用意する」をコンセプトに、東京の北区十条を現場に、活動に奮闘中です。
青木さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。
私は現在都内で訪問診療を行っている医師です。元々は都内の大学病院に泌尿器科医として勤務し、当然のごとく治療や研究などで忙しく働いていました。
私の父は歯科医師として開業しており、昔から病院嫌いで何があっても病院にいかない人でした。糖尿病を持病として持っていましたが、父の希望を知っていたため全て本人に任せていました。しかし脳梗塞を発症、結果人工呼吸器を装着され入院しました。その後回復することなく転院先の病院で亡くなりました。
その後あるがん患者さんを担当することになりました。
その患者さんは病気を治療するために積極的に抗がん剤治療や新しい治療を行っていました。少しでも長生きしたいその一心だったと思いますし、それに答えるように治療をしていました。
しかし残念ながら効果がなくなり、残された時間も少ない状況になりました。当然最期の時間をどう過ごすか相談しなければならなくなりました。私は少しでもご自宅でご家族を過ごされるのが良いのではと思いましたが、ご本人はこんなに体力が落ちてしまうのであれば、もっと他のことに時間を使えばよかった、これではちょっとした旅行でさえももう行くことが出来ないと涙を流されました。
自分は何のために治療をしていたのかわからなくなりました。
この体験をきっかけに終末期の医療や在宅医療の現場に飛び込むことになりました。
高齢化社会が進み、人生100年時代や介護予防、90歳でもイキイキなど健康寿命を伸ばそうという活動が盛んに行われています。また、医療技術も進歩し今まで助からなかった病気が治ることや進行が遅くなることが増えてきています。
一方で情報が氾濫し、何が正しいのかわからなくなってきています。また独居の高齢者や賃金格差などから健康情報に関する格差も大きくなっています。
このような社会環境の中、最期の時間を考える機会も失われ、病院や医療関係者に終末期の人生の決定が丸投げされているのではないかと感じています。その結果医師と患者の間でコミュニケーションが取れず、様々な弊害が出ているのではないでしょうか。
在宅医療の現場では少しでもコミュニケーションが取れるだろうと思っていました。しかし、実際は多くの患者は高齢であったり、すでに病状が進行していたりと考える時間がないことを実感し、もっと若い頃から病気や健康について考えることの重要性を認識しました。
前述の通り、コミュニケーションを改善させる方法、それは教育ではないかと以前から考えていました。なんとか良い方法はないか、ビジネススクールにも通い模索する日が続きました。医学の勉強はやはり専門知識が必要ですし、知ることのメリットがはっきり見えないとビジネスとして成り立たないと感じていました。そんな折、一新塾のサイトを見る機会があり「これだ」と思い入塾説明会に参加しました。
入塾後、市民のためのメディカルスクールプロジェクトを立ち上げ、二人のメンバーにも恵まれ、勢いのまま活動を開始しました。
私たちは孤立死を減らすこと、「死」を考えることから健康問題を考えることをテーマに活動を開始しました。現場は自分が勤務している北区十条です。
6つの箱(一新塾独自の問題解決フレームワーク)を回し、メインの対象者は一人暮らしの中年男性としました。将来のことを考えず、体調の悪さを自覚せず放置し、現在の生活が精一杯で、家族が疎遠な上、社会と交流できていない孤独死予備軍です。
そうした方々が、一人でも多く自分の思い通りの最期を迎えられることが目標です。独り暮らしの高齢者となっても、医療介護に対して主体性を持って生活でき、「自分の健康状態を把握できている」「自分なりの死生観を持っている」「地域とのつながりがあり、困ったら相談できる場所や相手がいる」ことを目指します。
そのために、普段ほとんど健康や老後のことを考えていない人たちにも、少しでも考える機会や場所を提供するという活動です。
身近な商店街で、気軽にお酒でも飲みながら健康について考える、医療を学ぶ医学校(メディカルスクール)を生活の場の隣に用意することがコンセプトです。
『市民のためのメディカルスクールプロジェクト』は3本柱です。
一つ目は、「トナリの保健室」(Communication)。医療に対する相談窓口や医療を考えるイベントを開催します。
二つ目は、「へるラボ」(Learning)。eラーニングによる医療や介護の学習、市民や小中学校への死生学教育、健康状態の自己管理の促進です。
三つ目は、「へるす実習室」(Experience)。地域住民や子供達への医療実習介護施設で介護体験です。
まずは、商店街でアンケート調査を行ったり、がんの末期を考えるゲームを行うイベントを行ったりと、これらは初めての経験で模索する日々が続きました。
幸いプロジェクトのビジョンは評価をいただき、卒塾式では優秀理事賞をいただきました。ダルマに目を入れることでやっとスタートラインに立てたようで、
身が引き締まりました。
卒塾後ですが、この活動を継続していくことが当面の目標です。
昨年11月、終末期の自己決定のためのプロセスが「人生会議」と命名されたことが、厚労省によって発表されました。この名前がどうかはともかく、まずはこの「人生会議」を広めることを活動の中心にしたいと考えています。
また、ホームページ開設と団体の設立を2019年の上半期の段階で準備し、次回のイベント開催につなげていきたいと思います。
活動を通じて、40-50代やもっと若い世代が自分たちの親や家族とこの話し合いの場を円滑に進めるサポートを行っていく予定です。この一新塾ニュースで今後も活動の報告やイベントの告知をできるように、活動を続けて行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
一新塾第44期が、2019年5月開講します。
「一新塾 体験セミナー&説明会」は2019年3月より始まります。
今、時代が求めるのは、「社会起業」「市民活動」「政策提言」で
未来創造に挑んでみませんか?
そのヒントが一新塾体験セミナー&説明会で学べます。
ぜひ、ご参加ください。
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「人生と社会を変える“根っこ力”!」
参加費:無料
「一新塾体験セミナー&説明会」日程
◎東 京:3月16日(土),20日(水),23日(土),27日(水)ほか
◎大 阪:3月30日(土),4月27日(土)
◎名古屋:3月31日(日),4月28日(日)
◎仙 台:5月3日(金祝)
◎通 信:随時、お電話で個別説明します。
また、一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信しておりますのでご覧いただければ嬉しいです。
Facebook:https://www.facebook.com/isshinjuku
twitter : https://twitter.com/npo_isshinjuk
instagram:https://www.instagram.com/npo_isshinjuku
昨年、一新塾23年の知恵を書籍として出版いたしました。
「誰もが志を生きるガイドブック」です。
本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。
社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。
あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。
時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。
こちらからご購入いただけます。
(1)アマゾン
https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/
(2)一藝社
http://www.ichigeisha.co.jp/
(3)一新塾
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
【目次】
はじめに
1 伝承される市民の知恵
2 志を育む場はこうして生まれた!
3 すべての人が志を生きるための道
元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」
(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」
NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」
非電化工房主宰・日本大学工学部教授
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」
評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」
社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」
元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」
一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」
★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年)
グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』
「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』
ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』
「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』
NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』
合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』
株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦
(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』
NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』
NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』
NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』
株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』
映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』
(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』
株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』
一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』
NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』
オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』
株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』
NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』
生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』
株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』
医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』
株式会社レアジョブ創設者
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』
NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』
うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』
谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』
La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』
千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」
宇部市長
久保田后子
「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
山口県内で、初の女性市長」
上峰町長
武広勇平 「オンリーワンのモデルを目指す」
金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」
柏市長
秋山浩保 「主体的市民の輪を広げよう」
豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」
枚方市長
伏見 隆 「未来への投資~ 20年後の枚方のために」
1 一新塾の根っこ力を育むプログラム
2 誰もが志を生きるマネジメント
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ
あとがき
プロフィール NPO法人一新塾 森嶋伸夫
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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
https://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : https://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: https://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
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