ご購入→https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
激動の時代、仕事の環境も、生活環境も、大きく転換する時代にあって、自分軸をしっかり定めることの重要性はますます増していくでしょう。
私にとっては、23年前に一新塾コミュニティと出会ったことが、自分軸を育むうえで、大きな転機となりました。
今回は、当時の思いを共有させてください。
「出身はどちらですか?」
私がいつも問われて戸惑う質問です。
それは、幼少の頃から中学に入るまで、父の仕事の都合で7ヶ所に移り住んだからです。
ずっと地域コミュニティという言葉にこだわり続けてきたのは、地域に根を下ろす実感を持てなかった渇望感、地域コミュニティへの憧れがあったからかもしれません。
こうした思いの延長線上で、社会に出て、最初に選んだのは住宅メーカーの都市開発事業部での仕事でした。
1988年入社して3年目に取り組んだマンション事業。
初めての企画責任者ということもあって、「これまで誰も手がけたことのない新しいコンセプトの住宅を実現させよう、何が何でもこの事業を成功させよう」との気負いがありました。
しかし、用地取得後、これまで2階建ての建物しかなかったところに6階建てができるということで、日照時間が減ってしまう近隣住民の方々の反対に遭遇。数ヶ月たっても交渉の目処が立ちませんでした。
また、あと1ヶ月のうちに同意書をとらないと開発指導要綱が変更となり駐車場の付置義務の比率が大幅にアップするため事業そのものの実現が不可能になるといった差し迫った状況になりました。
住民の方々もそのことをよく知っていて、「私たちがあと一カ月ハンコを押さなければ着工できなくなるね!」と言われていて、万事休すの状況でした。
私は残りの一ヶ月間、現場に張りついて、毎日、近隣住民の三十数世帯のお宅に朝昼晩と通い続けました。何度も門前払いを受けましたが、とにかく無我夢中でした。
一軒一軒まわり続け、残された期日がもう数日となりました。
その頃には私の近隣の方々への関わりも変わっていました。説得するための説明から、いつの間にか、「迷惑かけてごめんなさい。でも建てたいんです!」そして、ここに新しい共同住宅ができたときのビジョンを語っていました。
一人ひとりが思い思いの個性あふれる生活を送れる、自分だからこそのライフスタイルが尊重され、お互いの人生を応援しあう地域コミュニティがここに生まれている未来が私の内から湧き出てきました。切羽詰った状況に追い込まれたからこそ、私の本心が、絞り出されたのかもしれません。
気がつくと、期限ギリギリのところで全員の方々から同意書をいただくことができました。しかも、隣接してご迷惑をおかけしてしまう住民の方から「おめでとう。願いがかなってよかったね!」とのお言葉。
もう、私は本当にびっくりしました。
まさか「マンションが建ったら引っ越します」とおっしゃっていた日照時間の影響を最も受けてしまう方から、笑顔で祝福の言葉をいただくなど、夢にも思わなかったからです。
私はこの日を境に大きく人間観が変わりました。
寛容な住民の方々の人間性に触れさせていただき、私は救われる思いでした。人間は理屈を超えたところでわかり合える。胸の奥底にある思いを粘り強く繰り返し伝え続ければ受け止めてもらえる。
一見困難な状況にあっても、熱き思いの火を自らが消さずにいれば人間は立場や条件を超えてつながり合える。
そんな人間に対しての確かな信頼感を、初めて実感した瞬間でした。
その後、神奈川県内でのあるニュータウンで、住民の方々にインタビューする機会がありました。
「購入動機は、会社の通勤圏内だから」
「挨拶が面倒なので、できるだけ隣人との接点は持ちたくない」
「回覧板をまわすのは面倒なので、インターネットの導入で代替することはできないか」
といったような回答を多くの方が答えました。
一生の買い物として、無限の選択肢の中から、この住宅地を選んだ住民の方々。当然、地域に対しての愛着を持ち、住民同士、同じ地域コミュニティの一員として、生活者としてつながりあえることを望んでいると思っていました。しかし、予想を覆す言葉に、私は愕然としました。
私は、地域に生きる人たちの人生を応援したかった。生活上の問題があっても相互支援しあえる地域コミュニティをつくりたかった。
子育て、教育、介護、雇用、福祉、環境…。生活に関わるあらゆる問題に正面から向き合いたかった。葛藤を通じて、自らの思いの輪郭が徐々に鮮明になっていきました 。
さらに、その思いを強くする出来事がありました。1995年阪神大震災の後に、私は、建物倒壊の現場に行く機会がありました。焼け野原になった長田のまちは悲鳴も枯れ果てたような廃墟となっていました。
無残に倒壊した建物。形あるものは一瞬にして崩壊してしまうはかなさを痛感しました。
一新塾と出会ったのはその直後でした。
一新塾には、自らの根っこの思いを受けとめてくれ、一緒になって考え、行動してくれる仲間がいました。志を受け止めてくれる仲間の存在の有難さを実感し、コミュニティの再生は、まず、私たちが志を尊重し、志を応援し合うことからだと確信を得ました。
一新塾第42期が、2018年5月27日に開講します。
体験セミナー&説明会を開催中です!
人生と社会を変える根っこ力。
今、時代が求めるのは、「根っこでつながる力」。
志を軸に、仲間と真の協働を果たすことができるか。
「社会起業」「市民活動」「政策提言」で未来創造に挑んでみませんか?そのヒントが一新塾体験セミナー&説明会で学べます。
ぜひ、ご予約ください。
【説明会の主な内容】
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●人生100年時代、今なぜ、”志”なのか?
●志を生きるロールモデルの30人の講師
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「人生と社会を変える“根っこ力”!」
参加費:無料
日時:
2018年4月11日(水)19:30~21:45
2018年4月14日(土)15:00~17:45
2018年4月18日(水)19:30~21:45
2018年4月21日(土)15:00~17:45ほか
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
日時:
2018年4月28日(土)13:00~15:45
会場:難波市民学習センター
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
日時:
2018年4月29日(日)13:00~15:45
会場:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
日時:
2018年5月3日(木祝)13:00~15:45
会場:トークネットホール仙台(仙台市民会館)
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
ご多忙な方、上記地域以外の方を対象に通信科をご用意しています。
随時、お電話での個別説明を10~15分程度させていただきます。
(東京・大阪・名古屋・仙台での説明会へのご参加も大歓迎です)
【講師】 森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
1964年生まれ。1988年慶應義塾大学卒、積水ハウス(株) に入社。
「都市開発」「まちづくり」の仕事に携わる。
1996年一新塾へ入塾。1997年政策学校一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。
2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。
21年で約5000名の塾生の“志を生きる挑戦”に立ち会い、人生の転機での相談役。これまでに1000を超える「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」をインキュベート。誰もが、いつでも、どこでも、市民を生きられる『志を生きる方程式』のメソッドを確立。
年間100の講座と700回の個別コンサルティングを行う。入塾前の体験講座として、一新塾体験セミナーも担当。これまで、全国で千回開催、1万人が受講。市民起点の新しい国づくり、地域づくりの支援に全国を日々奔走している。
著書に『人生と社会を変える根っこ力』(一藝社)、『根っこ力が社会を変える』(ぎょうせい)、共著に『一新力』(文屋)、『今のニッポンを変えろ!』など。
このたび、新しい一新塾本を出版いたしました。
「誰もが志を生きるガイドブック」です。
本書では、新しい時代を拓く鍵である『根っこ力』に迫ります。
自らの「根っこ」に根差して、社会創造に挑んでいったときに、何が起こるのか。
社会変革者の先駆者の実践が、次に続く方にどのように伝承され、人生にどのような化学変化が起こり、どのような社会変革の行動が生まれてきたのか。
あらゆるバックグラウンドの一人ひとりが、市民として志を生きるチャレンジに挑んだ実践例を通じて、その計り知れない可能性を感じていただきたいと思います 。
時代の転換点、これまでの敷かれたレールは崩れ、社会のあり方も人間の生き方も問われ直すこのタイミングで、この本によって、あなたも志を生きる挑戦に一歩踏み出していただきたいと思います。
こちらからご購入いただけます。
(1)アマゾン
https://www.amazon.co.jp/dp/4863591306/
(2)一藝社
http://www.ichigeisha.co.jp/
(3)一新塾
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html
【目次】
はじめに
1 伝承される市民の知恵
2 志を育む場はこうして生まれた!
3 すべての人が志を生きるための道
元三重県知事・早稲田大学マニフェスト研究所顧問
北川正恭 「生活者起点で一点突破、全面展開」
(株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
藻谷浩介 「里山資本主義で描く日本の未来」
NPO法人アサザ基金代表理事
飯島 博
「霞ヶ浦再生に向けて28万人の市民が参加したアサザ・プロジェクト」
非電化工房主宰・日本大学工学部教授
藤村靖之 「地方でいいことで愉しく稼ぐローカルアントレプレナー」
評論家・JET日本語学校 名誉理事長
金 美齢 「日本と台湾の懸け橋でありたい」
社会活動家・法政大学現代福祉学部教授
湯浅 誠 「貧困の現場から見える日本社会」
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表
清水康之「誰も自殺に追い込まれることのない社会」
元三鷹市立第四小学校長・元三鷹市教育長・東京家政大学特任教授
貝ノ瀬滋 「地域と学校をつなぐ、コミュニティ・スクール」
一新塾理事・山梨県立大学名誉教授
前澤哲爾 「日本にフィルム・コミッションをつくる」
★一新塾の講師のすべての皆様に感謝を込めて(1994年~2017年)
グッドモーニング仙川!プロジェクト代表
児島秀樹 『誰もが自分の街のキャスト(出演者)になれるまち』
「渋谷のラジオ」ファウンダー・チーフプロデューサー・「渋谷みつばちプロジェクト」代表
佐藤 勝 『市民・企業・行政が本音で協働できる情報プラットホーム「渋谷のラジオ」』
ペットシッター・ペットホテル「ニャンワンクラブ」代表
菊池信恵
『「るーぷる仙台」に手を振ろう~受容する街をめざして』
「旅宿 コットンクラブ」ペンション経営
早野慎哉
『地元、阿蘇の「阿蘇らしさ」を後世に残すために』
NPO法人atamista 代表理事・株式会社machimori 代表取締役
市来広一郎
『100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる』
合同会社VALN代表社員・NPO 法人ワップフィルム事務局長
菊地真紀子
『商店街を舞台にした、多様な人が集う居場所づくり』
株式会社たびえもん代表取締役
木舟周作
『旅育を提唱する「たびえもん」の挑戦
(株)くつろぎ宿代表取締役社長・(株)せせらぎ宿代表取締役社長
深田智之
『事業を再生させ、地域を再生させる!~会津東山温泉の三旅館の同時再生』
NPO法人マザーリンク・ジャパン代表
寝占理絵
『災地支援で知った「母子家庭の貧困」や「子どもの貧困」』
NPO法人大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAD)代表
徳丸ゆき子
『子どもの貧困を解決するシングルマザー100人調査を起点に』
NPO法人病児保育を作る会代表理事
賀川祐二
『安心して預けられる病児保育を当たり前のサービスへ』
株式会社Culture Generation Japan 代表取締役
堀田卓哉
『日本文化の継承と世界への発信』
映画監督・執筆業
野田香里
『異なる価値観や違った文化が触れ合うことで、人は元気になる、社会は進化する』
(株)みやじ豚 代表・NPO法人農家のこせがれネットワーク代表理事
宮治勇輔
『一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に』
株式会社MITU代表
佐藤好宣
『ソーシャル・ファームバレーせんだいプロジェクト』
一般社団法人happy choice 代表理事
白根邦子
『すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ~障害者の施設製品を社会へ』
NPO法人両育わーるどファウンダー・feese運営責任者
重光喬之
『知的・発達障害児と関わる人がともに学び合う、「両育」のある社会へ』
オムソーリ・プロジェクト代表
齋藤 哲
『認知症から家族を守る、分かち合い社会の実現』
株式会社スタイリッシュハウス代表取締役
佐藤秀雄
『絶対やりたくないと思っていたことが生きるテーマに』
NPO法人 生き活き元気塾 代表理事・塾長
本多慶吉
『介護予防体操で、高齢社会に挑む』
生きがい訪問診療所 院長
木暮 裕
『自分で居場所や治療方針を選択できる医療』
株式会社ペイシェントフッド代表取締役
宿野部武志
『腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために』
医療法人社団鉄祐会理事長
武藤真祐 『在宅医療の現場から高齢先進国モデルをつくる』
株式会社レアジョブ創設者
加藤智久
『世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍できる社会』
NPO法人未来をつかむスタディーズ代表理事
河内智之
『誰もが自分らしく生きられる世の中へ』
うらやす子ども起業塾 運営委員長
峰松めぐみ
『うらやす子ども起業塾~失敗を恐れず Let's challenge』
谷町キッズポップフィルハーモニー楽団設立・応援団長
北原さとみ
『「谷町キッズポップフィルハーモニー楽団」立ち上げ』
La CLo 代表・NPO法人親育ネットワーク代表理事
黒田忠晃
『総合共育で夢や目標を持てる人を育みたい~仮説から確信へ』
千葉市長
熊谷俊人 「日本変革に向けて地方分権のモデルを千葉で創る」
宇部市長
久保田后子
「暮らして良し!働いて良し!わがまち創生チャレンジ!
山口県内で、初の女性市長」
上峰町長
武広勇平 「オンリーワンのモデルを目指す」
金沢市長
山野之義 「自立した市民が新しい金沢を拓く」
柏市長
秋山浩保 「主体的市民の輪を広げよう」
豊明市長
小浮正典 「壁のない豊明市を市民一丸で実現する」
枚方市長
伏見 隆 「未来への投資~ 20年後の枚方のために」
1 一新塾の根っこ力を育むプログラム
2 誰もが志を生きるマネジメント
3 一新塾を支えてくれる、志を生きる同志からのメッセージ
あとがき
プロフィール NPO法人一新塾 森嶋伸夫
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【一新塾のプログラム「政策提言」「社会起業」「市民活動」】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
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