■ 塾生活動レポート
一新塾第35・37期 東京本科 伊東牧恵
■一新塾 第38期2016年5月29日開講
★東京・大阪・名古屋・仙台にて体験セミナー予約★
【東 京】4月13日,16日,20日,27日,29日 他
【大 阪】4月23日(土)13:00~15:45
【名古屋】4月24日(日)13:00~15:45
【仙 台】5月 5日(木祝)13:00~15:45
通 信:随時、お電話で個別説明させていただきます。
■資料請求はこちら
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、一新塾第35期・第37期生の伊東牧恵さんのメッセージをお届けいたします。
伊東さんは、一新塾の同志とともに、「Unique Life Design」プロジェクトを立ち上げました。
「障害のある人もない人も、高齢でも難病でも、多様な人々が社会参加をするフラットな場と事業を通して社会的責任を担い、互いに助け合う共生社会を実現したい」との思いが“根っこ”にあります。
伊東さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。
塾生活動レポート
私のビジョンは、「障害がある人もない人も同じ目線に立つ、差別や偏見を克服する社会」です。
私は大変厳しい家庭で育ちました。いわゆる昭和一ケタ生まれの厳格で頑固な父です。口ごたえや自己主張はできずに、上からの価値観を押し付けられ、大人しい長女を演じてきました。
その分、自宅でのストレスを学校で発散していました。しかし、内心では親に反発しつつも、親から与えられた価値観で生きていたにすぎません。
その事に気づかせてくれたのは、息子の存在でした。
子どもの障害は重度の知的障害と自閉症です。
乳幼児の頃は身体も弱く入退院を繰り返し、大学病院に通う日々でした。また、じっとしていることができず、多動な子どもをいつも追い掛けていました。
普通の育児ではなかったと思いますし、大変だったと思います。
現在は特別支援学校高等部1年生ですが、身体も大きく病弱な幼少期が想い出せない程、別人になりました。
(親としては、イケメンになれず少し残念です。)
一般的には「親である前に一人の人間である」という認識だと思います。しかし、私には親であるからこそ、一人の人間になれたような気がしています。子どもの障害を通して、社会には多様な人々がいることに気づきました。
同じ療育施設や学校に通うお子さん達もそれぞれが違います。
出会う子ども達の目はきらきらと輝き、たったひとつの人生を生きていました。学歴や肩書きがなくても、能力がなくても、ひたむきで正直な姿にいつも感動をもらいました。
たとえ輝かしい未来が見えなくても、自分を一生懸命に伝えようとする姿勢は、「今を生きる」ことの意味を教えてくれました。
私は子どもに障害があったことで、自分のオリジナルな価値観を得ることができたのです。親から与えられた価値観ではなく、自分の体験から得られた私の価値観です。
それまでの価値観は与えられたものであり、自分の体験に基づくものはごくわずかに過ぎなかったことに気づきました。
私はそれまでの自分の未熟さを恥じるとともに、障害者の親としてどう生きるべきかを考えるようになりました。
残念ながら、今の社会は障害者には優しくありません。
知的障害の特別支援学校卒業後に通う作業所の平均工賃は15000円未満です。作業所では「利用者」であり、一日単純作業をして過ごしています。
健常者だったら考えられないと思いますが、知的障害者の世界ではこれが「普通」なのです。私たち保護者も、能力がないのだから仕方ないと思い、現状を受け入れています。通う場所があるだけありがたいと思う風潮さえあります。
社会の底辺に置かれていることを確認せざるをえません。
一方で、保護者にとって福祉は大変ありがたいものです。福祉がなければ、生きてゆけません。しかし、福祉に依存すればするほど、社会との距離ができてゆきます。
社会には障害者を「自分とは無関係だ」と思っている人が沢山います。私もかつてそのように考えていました。それは、障害者と接する機会がなかったからです。保護者として、福祉の素晴らしさを感じている一方で、社会との距離も感じています。その距離が長くなれば、差別や偏見につながる社会構造があります。
障害者の問題は、差別・偏見・格差です。
さらに、この先には社会的孤立が待っています。
これらの課題を解決するには、一人でも多くの方に理解者、支援者になっていただくしかありません。社会の人々に障害者を理解して頂き、支援者になってもらうためには、どうしたらよいのか。
それらを考えて地道に行動してゆきたいと思います。
先に死んでゆく親が障害のある子どもに残せるものは、支援してくれるコミュニティです。
私たちのプロジェクトでは23か所の現場視察とイベントを行いました。
お会いした方々は志が高く、素晴らしい理念の体現者でした。
またイベントでは、スワンカフェ&ベーカリーを経営する一般社団法人ディーセントワールドの天野貴彦さんとそこで働いている石田匠永さんにお越し頂き、お仕事の現状や将来についてお話し頂きました。
石田さんが「企業を辞めて落ち込んでいる時に、天野さんからまた一緒に働こうと言われたことが一番うれしかった」と言ってくれた言葉が忘れられません。
ご参加下さった皆様には、心より感謝しております。ありがとうございました。
障害者の働く場所はどこも厳しい環境にありますが、現場視察をさせて頂いた事業所においては、健常者に合わせて働くのではなく、障害者目線にたった仕事の工夫や配慮がされており、障害者が安心して働くことができる環境がありました。
プロジェクト開始当初、私はビジョンについて簡単にみつかると考えていました。
しかし、考えれば考えるほど、わからなくなり、なかなかビジョンが固まりませんでした。
うわべだけのきれいな言葉を並べても、どこか浮遊感があり自分の言葉ではありません。
現場を見れば見るほど、わからなくなった時期もあります。
そのような状況でも、メンバーの皆さんが支えてくださり、「障害のある人もない人も同じ目線にたつ」大切さに気づくことができました。
先日、ロバートK・グリーンリーフ氏の著書『サーバントリーダーシップ』と出会いました。
内容は難解でしたが、プロジェクトを通して自分と向き合った今の私にとって、これからの生き方を示してくれるものでした。
これまではトップダウンのリーダーシップがないことが行動を妨げる要因でした。
自分に自信がないからです。これからは、皆さんを引っ張るのではなく、支えるサーバント(奉仕者)でありたいと思います。
障害のある当事者の気持ちを伝え、支えてゆきます。
将来的には、障害者の働く場を中心としたフラットな場づくりに貢献したいと思っています。
障害者に向いている仕事の一つに清掃事業があります。特別支援学校の授業でも取り入れられています。比較的軽度の障害を持つ方がされる仕事ですが、障害の程度に関係なく皆で取り組めればいいなと感じています。
特別なことをする必要はなく、障害者のありのままを社会に見せて、受け入れてもらえるように努力したいと思います。当然ながら働く障害者の成長に寄与し、事業として自立できるようにしなければなりません。
また、理解者、支援者を増やすための研修事業や地域学校への出前授業なども視野に入れています。
障害のある人もない人も、高齢でも難病でも、多様な人々が社会参加をするフラットな場と事業を通して社会的責任を担い、互いに助け合う共生社会を実現します。
いま、時代は何を求めているのか?
いま、自分は何を果たすべきなのか?
社会の切実なニーズにアクセスし
自分だからこそのミッションを発見し
人生と社会を変える道がここにあります。
時代の転換点、誰もが”もやもや”を抱えています。
それを、仲間と共に”志”に転換しませんか?
一新塾第38期は2016年5月開講です。
3月より「一新塾体験セミナー&説明会」を開催いたします。
ぜひともお近くのセミナーにご参加ください。
【主な内容】----------------------------------------------
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●社会変革の先駆者より社会のテーマを学ぶ~30人の講師陣
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と共に現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「根っこ」(志)と「幹」をつなげる
『問題解決フレームワーク6つの箱』とは?
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で
社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれた
900を超える社会を変えるプロジェクト!
●質問タイム
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「“根っこ力”が社会を変える!」
参加費:無料
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■ 東京本科 体験セミナー&説明会
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2016年4月13日,16日,20日,27日,29日 他
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 大阪地域科 体験セミナー&説明会
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2016年4月23日(土)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 名古屋地域科 体験セミナー&説明会
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2016年4月24日(日)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 仙台地域科 体験セミナー&説明会
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2016年5月5日(木祝)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:「仙台市民会館」
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■ 通信科 電話での個別説明
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ご多忙な方、上記地域以外の方を対象に通信科をご用意しています。随時お電話での個別説明を10~15分程度させていただきます。
(東京・大阪・名古屋・仙台での説明会へのご参加も大歓迎です)
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一新塾(社会起業・政策提言・市民プロジェクト 3コース)
【体験セミナー&説明会 東京・大阪・名古屋・仙台・通信】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html
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