メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
一新塾第20・22・25期卒塾生で映画監督の野田香里さんが、群馬県渋川市赤城町の「上三原田の歌舞伎舞台」の舞台操作技術などをまとめた映像作品の制作に取り組まれています。
2月16日の『上毛新聞』にて野田さんのお取り組みが紹介されました。
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2016年2月16日 『上毛新聞』より
「手作りの伝統芸能 後世に 地元に誇り感じて」
~上三原田の歌舞伎舞台を撮影 映画監督 野田香里さん
渋川市赤城町の国指定重要有形民俗文化財「上三原田の歌舞伎舞台」の舞台操作技術などをまとめた映像作品の制作が進んでいる。昨年11月、5年ぶりに行われた公演で、事前の会場設営や研修風景、当日の舞台操作などを記録、後世に伝える同市の取り組み。撮影や編集を担当した映画監督、野田香里さんに、作品への思いや今後への期待を聞いた。
■「急を要する」
今回の撮影は、野田さんが2008年に制作した映画「こんにちは歌舞伎 竹本清太夫みなかみへ行く」がきっかけ。同作品は歌舞伎の義太夫語り、故竹本清太夫さんが、みなかみ町の子ども歌舞伎公演に参加した様子をまとめたもの。映画上映などを機に上三原田の関係者と交流を続けていたことなどから、依頼された。
野田さんは「09年ごろから現地を訪れていた。操作できる人たちの高齢化に加え、舞台の修復工事をしていた5年間で、参加できなくなった人もいる。(記録は)急を要していると思った」と振り返る。
撮影は本格的な公演準備が始まる7月中旬に開始。初回は舞台前の広場に設ける屋根付き観客席「桟敷席」用の木を決める作業だった。その後、切り出した木を組み合わせる様子、出演者の練習風景などを記録。歌舞伎公演と養蚕との関わりが深いと知り、養蚕農家や碓氷製糸(安中市)も撮影した。
「渋川市内にアパートを借りて、9月13日から11月23日までの毎週末、撮影に臨んだ。体力的に厳しかったけれど、疲れを感じるよりも、それ以上の発見があった」と野田さん。
■来月末に完成
11月15日の公演本番では、舞台を操作する上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会(須藤明義委員長)会員らの姿を追った。会員たちは公演で常に特定の役割を担ってきたため、「撮影された映像を見て、初めて知ったことが多かった」との感想を伝えられた。
現在、撮りためた膨大な映像を、1時間程度にまとめる編集作業を進めている。3月末に完成予定で、今後は地元住人が公演に向けて活用するほか、小中学校の授業で使うという。
野田さんは「事前の情報を持たない人でも面白い内容になっている。地元の人がすべて手作りで取り組んでおり、想像を絶する作業量。この文化を通して、地域を考え、地元への誇りを感じてもらいたい」と期待を込める。
その上で「地方を変えることが、これからの日本を決める。経済面からいろいろな問題を解決するには限界があるが、文化で活性化していける。異なる文化や価値観と触れ合うことで、気付きが生まれる」と話す。
<のだ・かおり>
東京都出身。学習院大卒。渡米後、現地でMBAを取得した。
米国で働いた後、歌舞伎に関わる映像作品を撮り始める。
著書に『ニューヨークからの採用通知』など。
県文化財保護審議会審議委員。東京都世田谷区在住。
<上三原田の歌舞伎舞台>
江戸時代から伝わる舞台。舞台の左右奥3方の板壁を外側に倒すことで舞台面が広がる「ガンドウ機構」、小舞台で天井と奈落の両方から上下させる「二重セリ機構」など特色ある舞台機構が特徴。
公演時に木や竹を組み合わせて設置する屋根付きの観客席「桟敷席」も地元住民らが手作りする。
老朽化したため、市は2010年から屋根の吹き替えや床の張り替えなどを実施。昨年11月に5年ぶりに公演が行われた。
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取り急ぎ、共有させていただきます。
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