■ 塾生活動レポート
一新塾第31・33・35・37期 萩谷慎一
■一新塾 第38期2016年5月開講
東京・大阪・名古屋・仙台にて体験セミナー予約開始
【東 京】3月12日(土)15:00~17:45
3月16日(水)19:30~21:45
3月19日(土)15:00~17:45
3月23日(水)19:30~21:45
【大 阪】3月26日(土)13:00~15:45
【名古屋】3月27日(日)13:00~15:45
【仙 台】4月 3日(日)13:00~15:45
通 信:随時、お電話で個別説明させていただきます。
■資料請求はこちら
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、公務員として志を生きるチャレンジを邁進されている萩谷慎一さんの活動報告をお届けいただきます。
萩谷さんは31期通信科で一新塾の門を叩いていただき、33期からは本科生として、お仕事を終えてから水戸から東京の一新塾教室に駆けつけて熱心に学んでいただいています。
塾生活動レポート
私は、茨城県の水戸市に、生まれ、育ち、働き、生活する53年の人生を送って来ました。水戸市役所に勤務し、現在、中心市街地の活性化を担当しています。
私の志は、一新塾で打ち立てたミッション・ビションを、本業の仕事でやっていくことです!
私は、市民ひとりひとりが、「チャレンジと自己実現」ができる地域社会をつくることで、地方から日本の活力を取り戻していきたい。そのため、社会を変えていく人材を地元から輩出していこうと決意しました。
具体的には、水戸の中心市街地を、「チャレンジと自己実現」の場に変えていきます。
そのためには、まちを変える新しいプレーヤーとして
志を持つ20~30代の若手を結集し、互いに議論し合い、地域社会を変える行動を起こすコミュニティづくりを、遊休不動産を活用して周辺エリアを再生する「リノベーションまちづくり」の手法を使って実現していきます。
そして、民間主導の公民連携により、まちを変えるムーブメントを巻き起こしていきます。
かつて水戸は、「魁(さきがけ)のまち」として、幕末期、多くの志士たちに影響を与えてきました。しかし実際には、明治以降、志を持つ人材の育つ芽を、摘んできて、他の都市に後れをとってしまったまちではないかと感じています。
その遠因には、歴史のトラウマが潜んでいるようです。水戸は、尊王攘夷を唱えながら最後の将軍を輩出したまちで、その根本的な矛盾により、尊攘派と佐幕派に分かれ、なんと明治の中頃まで血で血を洗う内部抗争を続けました。
天下に先駆けて行動しながら、結局、一番損をしてしまった。
この教訓から、志を持って行動する人物を危険視し、早めにその芽を摘む風土ができあがったと考えています。
話は現代に戻ります。地方都市の中心市街地の衰退は全国的な課題となっていますが、水戸市も同様の状況です。
歩行者通行量はここ8年間で約22%も減少し、中心市街地の空き店舗率は約21%という状況です。
特に、平成11年に茨城県庁が郊外に移転して以降、一気に衰退が表面化してしまいました。
その根本原因は、水戸は明治以降、県庁所在地の既得権益で生きてきたまちで、これまでさしたる産業振興をしてこなかったことにあると考えています。
そして、県庁の郊外移転に伴い、その既得権益の効き目も失われてしまったのです。
私は水戸から離れたことのない人間ですが、決してこのまちが好きで残ったわけではありません。かつては演劇青年で、志を果たすため、こんなまちから出て、東京や世界で「チャレンジと自己実現」を夢見た若者でした。
そして、私の志の芽を摘み縛りつけた、両親と水戸のまちに、愛憎入り混じった感情を抱いてきました。
やがて、社会人になり、一転、役所内での出世を意識するようになります。
そして、組織の論理に自分を適応させようと努め、管理職に登り詰めましたが、内なる志や市民性を押し殺して生きてきました。自分を見失い、やがて、心身のバランスを失い、抑うつ神経症の診断を受けることになります。
精神的に少し楽な事務系のセクションに配置転換となり、自分らしい新たな生き方を模索していた時に出会ったのが一新塾でした。
自分の根っこを掘り下げ、何がトラウマとなっているのかを突き止め、その克服の道から自分のミッション・ビジョンを発見する指導・助言をいただきました。
その結果、自分の救われる道は、青年時代の挫折からの克服。水戸のまちを人々の「チャレンジと自己実現」の舞台に変えていくことで、そのトラウマが克服されることに気づきました。
そして、志を持った若者が水戸で活躍できる場を作って行きたいと思い立ちました。
水戸市では、3年前から毎年秋に、中心市街地のメインストリートを歩行者天国にして「水戸まちなかフェスティバル」というイベントを開催しています。
最初、ボランティアとして参加しましたが、まちが人々の自己実現の場に変わることで、にぎわいを取り戻せることに気づきました。
そして、運命的な出来事が起こります。昨年度4月の人事異動で、何と自分が、このイベントを担当者になってしまったのです。
このチャンスを活かすため、「水戸フェス」を、次の3つのビジョンの実現の機会と捉えて取組みました。
(1)志を持つまちのプレーヤーと、魅力的なコンテンツを中心市街地に引き込んで、まちをチャレンジと自己実現の場に変える。
(2)内なる市民性を研ぎ澄まし、まちのプレーヤー(民間人)と本音でつきあう関係をつくる。
(3)職場の仲間も引き込んで、公と民が連携したコミュニティをつくり、ムーヴメントを巻き起こす。
こうして、20代の若手職員とのコンビで、このイベントを、よりミッション基軸のイベントに仕立て上げ、2014年は1日で7万4千人、2015年は8万2千人の来場者を数える人気イベントに進化させることに成功しました。
ここでの気づきは、普段は閑散としている中心市街地でも、新しいプレーヤーを引き入れて、魅力あるコンテンツを取り揃えていけば、賑わいが取り戻せるという事実です。
しかし、イベントは一過性のものです。中心市街地の衰退要因は、県庁所在地の既得権益にあぐらをかいて、さしたる産業振興をしてこなかったことです。
再び経済活動を活性化するためには、まちに新しいコンテンツとプレーヤーを引き込んで、都市型のビジネスやサービスを集積させ、新陳代謝を図っていくための、新たな方策が必要となります。
その解決策の大きなヒントを得たのが、一新塾の熱海市現場視察講座です。
衰退化が進む地元熱海のリノベーションまちづくりに取組まれている一新塾OBの市来広一郎さんから直接ご指導をいただきました。
リノベーションとは、衰退しているエリアの魅力と価値を向上させることを目的に、空き店舗・空き家などの遊休不動産を活用してその起爆剤となる民間主導の新しいビジネスを立ち上げ、波及効果をもたらす取組です。
多額の予算を投入しても結果の出ない再開発事業や補助金行政に代わり、出来るところから小さく始める民間主導のこの手法こそが、中心市街地活性化の根本原因の解決手段だと確信しました。
こうして、水戸市においてもリノベーションまちづくりを始めようと決意します。
リノベーションスクール講師陣の参加する学習会や講演会に積極的に参加してネットワークづくりを行うとともに、市長に「水戸まちなかリノベーション事業」の政策提言を行い、リノベーションまちづくり講演会やリノベーションスクール開催の予算を獲得することに成功しました。
そして、昨年3月、講師陣を前に水戸でのスクール開催をプレゼンし、開催が決まりました。
事前に、一新塾の森嶋事務局長に相談し、自分のミッションが定まり、プレゼンに臨めたのが成功の大きな要因でした。
リノベーションまちづくりは、これまでの行政主導の補助金や公共事業を中心とした活性化策と一線を画す、民間主導の公民連携による取組です。
まずは、まちの人たちや行政関係者の意識転換を図る必要があります。
これまでの取組みとして、リノベーション講師陣を招き、11月~1月に3回シリーズで「リノベーションまちづくり@水戸」という講演会の開催し、地元の機運の醸成をはかっております。
そして、3月には、実際の遊休不動産の題材に事業プランの策定し、不動産オーナーにプレゼンして、採用となったプランの実事業化を目指す「リノベーションスクール@水戸」を開催します。
開催に当たっては、まちを変える新しいプレーヤーの参加を促すため、20~30代の若手プレーヤーで実行委員会を作って、企画・運営していくことにしています。
さらに、4月からは事業化に向けた後方支援を行う予定です。事業の担い手となる「家守会社」と呼ばれる民間まちづくり会社の設立に向けてチャレンジしてまいります。
家守会社のメンバーは、まちを変える志のある若手で構成したいと考えています。そして、まちを変える行動を起こすコミュニティづくりを、公民連携で実現させていきます。
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一新塾【体験セミナー&説明会】予約開始
「 “根っこ力” が 社会を変える!」
5月開講 東京・大阪・名古屋・仙台・通信
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いま、時代は何を求めているのか?
いま、自分は何を果たすべきなのか?
社会の切実なニーズにアクセスし
自分だからこそのミッションを発見し
人生と社会を変える道がここにあります。
時代の転換点、誰もが”もやもや”を抱えています。
それを、仲間と共に”志”に転換しませんか?
一新塾第38期は2016年5月開講です。
3月より「一新塾体験セミナー&説明会」を開催いたします。
ぜひともお近くのセミナーにご参加ください。
【主な内容】----------------------------------------------
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●社会変革の先駆者より社会のテーマを学ぶ~30人の講師陣
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と共に現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「根っこ」(志)と「幹」をつなげる
『問題解決フレームワーク6つの箱』とは?
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で
社会を変える方法論
●志のコミュニティから生まれた
800を超える社会を変えるプロジェクト!
●質問タイム
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
テーマ:「“根っこ力”が社会を変える!」
参加費:無料
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■ 東京本科 体験セミナー&説明会
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(1)2016年3月12日(土)15:00~17:45
(2)2016年3月16日(水)19:30~21:45
(3)2016年3月19日(土)15:00~17:45
(4)2016年3月23日(水)19:30~21:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 大阪地域科 体験セミナー&説明会
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(1)2016年3月26日(土)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 名古屋地域科 体験セミナー&説明会
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(1)2016年3月27日(日)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
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■ 仙台地域科 体験セミナー&説明会
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(1)2016年4月3日(日)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:「仙台市民会館」
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■ 通信科 電話での個別説明
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ご多忙な方、上記地域以外の方を対象に通信科をご用意しています。随時お電話での個別説明を10~15分程度させていただきます。
(東京・大阪・名古屋・仙台での説明会へのご参加も大歓迎です)
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一新塾(社会起業・政策提言・市民プロジェクト 3コース)
【体験セミナー&説明会 東京・大阪・名古屋・仙台・通信】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html
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