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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 612号 】 発行日:2015年12月8日
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■ 塾生活動レポート

『淡路島のもったいないをかけがえないへ』

         一新塾第31期 東京本科 小縣信也

■一新塾 第38期(2016年5月開講)のお知らせ

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http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html

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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は2013年11月に一新塾第31期を卒塾された小縣信也さんより、卒塾後の活動についてメッセージをいただきました。

一新塾卒塾生 小縣さんは淡路島生まれ、淡路島育ち。
 大阪の大学で建築を学び、東京で建築の仕事に就かれます。

 ある出来事をきっかけに、「淡路島の人たちが、人とのつながりや自然とのつながりを大切にしながら生きていることをあらためて知り、その生き方が心の底からうらやましいと思った」という小縣さんは、2012年に一新塾に入塾、仲間と共に「淡路香る島プロジェクト」を立ち上げました。

 卒塾後もプロジェクトを発展させ、現在、「アスアワジ」という団体名で地元の同志を巻き込み、ますます志を前進されていらっしゃる小縣さんの挑戦をお伝えさせていただきます。

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『淡路島のもったいないをかけがえないへ』

    一新塾第31期 東京本科 小縣信也

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 一新塾第31期の小縣と申します。
私達は、アスアワジという団体名で淡路島を拠点に活動を行っています。

●淡路島の若者は進学と同時に島外へ

 活動の対象は兵庫県の淡路島。島内の人口は減少傾向にあり、特に島内西側の地域においては、子供の数が著しく減少しており、閉園になる保育所や閉校になる小学校が相次いでいます。例えば、私の地元の小学校はかつて6校ありましたが、数年以内に1校に統廃合されることが決まりました。
子育て世代が減少している大きな要因は、若者が地元にもどらないことです。
島内の若者は、高校卒業後島外へ進学し、そのまま就職します。地元にもどりたいという気持ちがあっても、やりがいがあり収入の安定した仕事がないため、都市部に定住することを選びます。

●転換のきっかけは祖父の捜索

 これまでの私は、仕事に追われる日々を過ごしており、社会への関心は希薄でした。そんな私が変わったのは、痴呆症を患った祖父の失踪がきっかけでした。200名体制の大捜索。赤の他人にもかかわらず、沢山の地元の方が寒い中、夜を徹して捜索を手伝って下さいました。

この一件を通じて、淡路島の地元の人々に触れ、人とのつながりの大切さを知りました。また、今まで気付かなかった淡路島の魅力を発見しました。

●一新塾での活動

 2013年3月に一新塾メンバーとプロジェクトを立ち上げました。

5月には手作りハーブ商品の開発&販売、7月には第一回淡路島若者交流会の開催、世田谷区で行われたフリマにて淡路島たまねぎホイル焼きの販売、8月には第二回淡路島若者交流会の開催。

メンバーと伴に何度も淡路島に足を運びました。

●対象者の発見

 現場に足を運ぶ中、若者側対象者に出会いました。
彼女は島外在住ですが、閉園になった保育園園舎を利用してカフェをやりたいと考えており、それが実現できるのであればすぐにでも淡路に帰りたいと考えていました。

この保育園の活用方法に関して地元住民から出ているアイデアは月一回の朝市とイルミネーションだけ。地元を離れた若者と地元住民をつなげることによって、若者のUターンを支援できるのではないかと思いました。

ここから、「淡路島を明日にでも帰りたくなる島にする」というビジョンが生まれました。

●現場で磨かれたミッション

 地元の人が淡路島について話している時、共通して口にする言葉がありました。それは”もったいない”でした。これは、「淡路島には良いものがたくさんあるのに知られていなくてもったいない、活用されていなくてもったいない」という意味です。

私達は、これが自分達のミッションだと思い、「淡路島のもったいないをかけがえないへ」という言葉をアスアワジのキャッチフレーズにすることにしました。

●初めての助成金を獲得。イベントの開催

 卒塾後は、地元メンバーを中心に活動を継続しました。2015年10月には、淡路市より助成金を頂き、「みんなで奏でる島の夕日演奏会」というイベントを開催しました。
イベントの詳細はFaceBookページ(https://www.facebook.com/asuawaji)を御覧ください。

 本イベントの目的は、あまり知られていない淡路島の美しい夕日を島内外の方々に知っていただくことでした。参加者総数は、想定を上回る106名。
淡路島外の参加者からは、「淡路島の夕日がこんなきれいただとは 知らなかった。また夕日を見に淡路島に来たい」との感想を頂けました。
また、淡路島内の参加者からは、「淡路島に住んでいるけど、夕日をゆっくり見たことがなかった。淡路島から見える夕日がこんなに綺麗だとは知らなかった。」という声が聞かれ、淡路島に住んでいる方にも地元の魅力を再発見してもらえるという成果も確認できました。

●今後の活動

 今後も淡路島のもったいないものから新しい価値を生み出す活動を続けていきます。そしてそれを通じて、地元に帰りたいと思った若者がすぐにそれを実現できる淡路島を創っていきます。

一新塾卒塾生の活動


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   一新塾 第38期(2016年5月開講)のお知らせ

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次回一新塾第38期は2016年5月に開講予定です。
「一新塾体験セミナー&説明会」は2016年3月よりスタートします。
年末よりご予約をホームページで受付させていただく予定です。
http://www.isshinjuku.com/

日程が決まりましたら「一新塾ニュース」にてご連絡させていただきますので、ぜひとも、ご参加ください。

「一新塾ニュース」では、一新塾生が社会変革に向けて志を生きる姿勢を引き続きご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!

また、一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信しておりますのでご覧いただければ嬉しいです。


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