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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 594号 】 発行日:2015年4月2日
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■ 塾生活動レポート(東京本科)

「子ども虐待予防活動を通じた出会いと学び」

           一新塾第25期 東京本科 佐藤孝典

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●東 京:4月8日(水),11日(土),15日(水),18日(土)ほか

●大 阪:4月25日(土)<大阪最終回>

●名古屋:4月26日(日) <名古屋最終回>

●仙 台:5月2日(土)<仙台最終回>

●通 信:お電話で個別説明させていただきます。

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メルマガ読者の皆さま。一新塾の森嶋です。 

 今回は2010年11月に一新塾第25期を卒塾された佐藤孝典さんのメッセージをお届けいただきます。佐藤さんは、一新塾東京本科で仲間と共に「子ども虐待予防プロジェクト」を立ち上げました。

2010年9月に開催したシンポジウム直後、当時の佐藤さんの振り返りの言葉です。
「本音を言うと、シンポジウム直前まで、私は虐待問題に関わることに恐怖心を抱いていました。私の発言や行動で、虐待被害者を傷つけてしまうこともあるからです。しかし、メンバーが自分の根っこの気持ちをずっと支え続けてくれました。
もうひとつ、シンポジウムでは虐待被害者の方が虐待体験を語ることになっていました。彼らが勇気を出して人前に立つというのに、私だけ怖じ気づいている訳にはいきません。そう思った時、私は初めて本当の覚悟ができました。」

 現在も子ども虐待予防に、日々、奮闘されている佐藤さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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「子ども虐待予防活動を通じた出会いと学び」

         一新塾第25期 東京本科 佐藤孝典

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●私のミッション

「もうこれ以上、子どもたちの傷つく顔をみたくない。
だから、子ども虐待を予防する仕組みをつくる」

 これが私のミッション(使命)です。

●子どもの虐待が社会問題

 今、子どもの虐待が社会問題となっています。
平成25年度、全国の児童相談所における子ども虐待に関する相談件数は、約7万件で過去最多となっています。子どもが死亡する悲惨なニュースも後をたちません。
平成24年度は、心中を含め90人の子どもが命を落としています。
(※参考:社会保障審議会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会の報告)

 死亡した子どものうち、7割が0~3歳児で、その中でも0歳の赤ちゃんが最も多くなっています。
加害者の7割が実の母親であり、これらのデータからは、母親が実の子どもを殺してしまうという現実が見えてきます。

●親自身が追い詰められている

これだけのことを並べると、「幼い子どもを殺してしまう恐ろしい親…」と思われますが、実はこの背景には「親自身が追い詰められている」という現実も見えてきています。

●傷ついた少女に出会い

 私は9年前に、ある教育現場で、母から虐待を受け傷ついた少女に出会いました。児童相談所に保護されていく彼女は、安心でもなく、怯えているでもなく、すべてを諦めてしまっているかのような彼女の表情を私は今も忘れることができません。

一方で、この母は母子家庭であるため、夜も懸命に働き家計を支え、必死に生活をしていた姿もありました。母子で経済的にも困り、社会から孤立していくなかで、起きた虐待事件でした。

 その親子と出会うまでの私にとっては、子ども虐待問題は自分とは関わりのない事でした。しかし、目の前の親子を支えられない無力な自分への怒りをきっかけに、子ども虐待問題は身近な問題に変わっていきました。
子ども虐待問題解決のためには、福祉分野だけでなく、制度や、人々の意識の変革が必要だという考えにたどり着いたとき一新塾に出会いました。

●子ども虐待予防プロジェクト

 私は一新塾で、「子ども虐待予防」のビジョンを掲げ、このビジョンに共感してくれた3人の仲間と「子ども虐待予防プロジェクト」を発足しました。

 私たちは一新塾で教わった「現場主義」の考えの元、過去に虐待を受けた被虐待者の方々にインタビューをし、その方と協働してフォーラムを開くことができました。

ここまで書くと順調に活動が進んできているようにも見えますが、実際の私は、子ども虐待問題という深刻な問題に関わることや、主催したこともないフォーラムの実施などに対し、自分のような者が関わってよい問題なのかと、不安感や恐怖心を抱いていました。しかし、そのような不安も仲間とともに乗り越え、フォーラム実施という活動の第一歩を踏み出すことができました。

●解決のためのアクション

 一新塾卒塾後の現在は、東京都三鷹市や武蔵野市を中心に、いくつかの活動を行なっています。

(1)
「被虐待者や専門家と協働した子ども虐待予防啓発フォーラム」の実施。

毎年、全国児童虐待防止月間である11月に、子ども虐待予防啓発フォーラムを実施しています。
被虐待者や、虐待の専門家と協働して、当事者目線の子ども虐待の実態を伝えてきました。

(2)「子どもの居場所・鷹の子の部屋」活動
2011年8月には、子どもの居場所「鷹の子の部屋(※東京都三鷹市で実施)」を開始しました。
学習支援やレクなどを通じて、家庭に居場所のない子どもたちと、地域のボランティアとをつなげる活動でした。
行政機関とも連携し運営していましたが、資金難と人材難で運営が困難になり、現在は休止しています。

(3)都内6つの子育て団体との協働プロジェクト「ゆる育児キャンペーン」
2012年から、都内6つの子育て団体が協働し「ゆる育児キャンペーン」を開始しました。
「完璧じゃなくていい。誰かに頼ってもいい。ココロが軽くなる育児」をスローガンに、ゆるやかな形で子ども虐待防止の活動を行なっています。スウェーデン大使館(※1)と協働して体罰防止を目指したシンポジウムも行っています。

(※1スウェーデンには、体罰禁止の法律があります。「長くつ下のピッピ」著者のアストリッド・リンドグレーン氏が行った、ある文学賞の授賞式での、子どもへの暴力に関するスピーチをきっかけに体罰禁止となりました。)

(4)「あたらしい子育て学級」ワークショップ
2014年11月には、「あたらしい子育て学級」を開始しました。行政や病院で行われる両親学級では学べない、虐待の芽にもなり得る夫婦問題や、叩かない子育て方法などを、他の家族と交流しながら学びます。将来的には、行政と連携して地域のすべての親子に体験してもらえるような形を目指しています。

これらの活動が認められ、平成27年度には、いくつかの助成金を得ることもできました。
これを機に、活動での学びや、当事者とのつながりを活かした冊子づくりを行う予定です。

 子ども虐待問題はとても複雑で解決の難しい問題です。
私は虐待を予防的に解決するためには「支援」という形だけでなく、当事者同士が仲間をつくり、ともに学び、いっしょに困難を乗り越えて行くかたちが理想だと考えています。
子育て中の私たち自身も当事者として、仲間と学びあいながら、子ども虐待のない社会をつくっていけるよう活動を続けたいと思います。

一新塾卒塾生

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◆◆◆◆【予約受付中】東京・大阪・名古屋・仙台・通信◆◆◆◆

    一新塾体験セミナー&説明会

   「“根っこ力”が社会を変える!」

      一新塾第36期、2015年5月開講
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一新塾第36期は2015年5月開講します。
開講に向け「一新塾体験セミナー&説明会」を開催しています。

いま、時代は何を求めているのか?
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激動の時代、誰もが”もやもや”を抱えています。
それを、仲間と共に志とビジョンに転換してゆきませんか?

【こんな方が参加されています】
●多様な社会のテーマを学びたい方
●志を果たす生き方をしたい方
●人生の壁にぶつかっている方
●ゼロベースでビジョンを描きたい方
●志を応援しあえる仲間が欲しい方
●自分にあった社会貢献のフィールドを見つけたい方
●仕事をしながら地域の問題解決に取り組みたい方
●起業のテーマが絞り切れない方
●社会起業家や政治家を志す方
●現在、社会起業家や政治家の方
●政策提言をしてみたい方
●NPOを立ち上げたい方
●家族の課題を社会で解決したい方
●仕事の壁を乗り越えたい方
●経営者で次の展開に向かいたい方
●サラリーマンで自分軸で挑戦したい方

講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
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4月 8日(水)19:30~21:45
4月11日(土)19:30~21:45
4月15日(水)19:30~21:45
4月18日(土)15:00~17:45ほか

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
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4月25日(土)13:00~15:45【最終回】

 会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
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4月26日(日)13:00~15:45 【最終回】

 会場:「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
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5月 2日(土)13:00~15:45 【最終回】

 会場:「仙台市民会館」
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

体験セミナー&説明会 お申込み


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【体験セミナー&説明会 東京・大阪・名古屋・仙台】

http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html

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