■ 塾生活動レポート(仙台)
一新塾第33期・35期 仙台地域科 菊池信恵
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●東 京:4月1日(水),4日(土),8日(水),11日(土)
●大 阪:3月28日(土)、4月25日(土)
●名古屋:3月29日(日)、4月26日(日)
●仙 台:4月5日(日)、5月2日(土)
●通 信:お電話で個別説明させていただきます。
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メルマガ読者の皆さま。一新塾の森嶋です。
今回は2013年11月に第33期仙台地域科に入塾された菊池信恵さんのメッセージをお届けいたします。菊池さんは、仙台市内で1988年創業の「ニャンワンクラブ」で、ペットホテル・トリミング・ペットタクシー・ペットシッターなどを手がけるペットのお世話専門の会社を経営されていらっしゃいます。
http://www.nyanwan.jp/index.html
菊池さんの市民プロジェクトは、仙台市内中心部の観光スポットを巡るバス「るーぷる仙台」に、一人で手を振ることから始まりました。
そして、菊池さんの思いに共感し、一緒にるーぷる仙台に手を振る仲間の輪が広がってきています。
塾生活動レポート(仙台地域科)
一新塾第33期・35期 仙台地域科 菊池信恵
私のビジョンは、仙台市内を循環し観光施設を巡る観光バス「るーぷる仙台」を見かけた仙台市民がこぞって「るーぷる仙台」に手を振り、仙台にいらした観光客を笑顔で歓迎する。
手を振る市民に気が付いた乗客の方も手を振りかえし、一瞬の交流を楽しむ。そのような光景が溢れる街仙台にすることです。それは、お金のかからない観光事業であると同時に受容体験として、心に残る財産になると思うからです。
私たちやこれからを担う若い人々はとても厳しい社会状況に置かれています。格差や鬱、老後や教育や様々な悩みを抱えながら、人間関係においても「認めて欲しい!」「わたしを愛して!」と声なき声を発しながら、私たちは生きているのではないでしょうか。
一人一人の胸の中に問題や不安を抱えつつも、時に人は旅をし日常を忘れ、また日常へと戻っていきます。「るーぷる仙台」は雨の日も元旦も休みなく観光客を乗せ、市内を巡り、走っています。
家の前を走る「るーぷる仙台」を見ていると、乗客もそのバスとすれ違う私たちも同じように、何かを抱えながら生きている、走っていると見えるのです。
行きかうバスや、見知らぬ乗客に手を振るなんて、バカげたことかもしれません。誰もそんなことはしていませんし、それに手を振ろうといったって、結構勇気のいることです。
でも、例えば九州新幹線の開業時のコマーシャルで、沿線の人々が走る新幹線に手を振っているのを見たとき、胸を熱くした人も多いのではないでしょうか。
ちょっとした勇気、ちょっとした動機、ちょっとした道具、ちょっとした集まりちょっとした経験があれば、変わるかもしれないと思うのです。
私の両親は戦後に北海道の函館から仙台に移り住みました。
戦後の混乱期、親戚知人がいない仙台で、長姉が重篤な病気になり母は病院で付添い、父は会社を辞め次姉の面倒をみてと、とても苦労したようです。
私はそのような家族の苦労を知らず生まれ育ったのですが、両親は思い出話の端々に仙台に来て苦労したと話したものですから、私のなかで「仙台は辛いところ」と擦り込まれてしまいました。
両親は晩年多くの知人友人を得て、仙台にて和やかな生涯を終えたのですが、私は長年この擦り込みを消すことができませんでした。
上手くいかないこと、人間関係で躓くと、仙台のせいにしていました。一方で私は子供の頃から、家の前を走る市電や、最近は「るーぷる仙台」に手を振っていました。35年前の初めての海外旅行の際、サンフランシスコでは、嬉しくてケーブルカーから手を振りました。すると大勢のサンフランシスコの人々が手を振りかえしてくれて、必ずやサンフランシスコを再訪すると誓ったのでした。旅先で乗り物に乗ったら手を振ることは私の趣味になりました。
5年前にサンフランシスコへの再訪が実現し、ケーブルカーに乗り手を振ると、またまた多くのサンフランシスコの人々が手を振りかえしてくれて、嬉しくて胸が熱くなりました。
実は、私は一新塾へは物見遊山で入塾したのです。
人と交わることが苦手な私が、ひょんなことから一新塾を知って、何のビジョンもないけれど、ただ頑張っている人をそばで見てみたい、1年だけ通ってみよう、と思ったのが動機です。
しかし、森嶋さんの指導で真剣に「6つの箱」に取り組むうちに、私は子供のころからの生き難い疎外感が、電車やるーぷる仙台に手を振らせていたのではないか、と気が付いたのです。私は私自身に手を振っているのだ と気が付いたのです。
それに気が付いて以来、私は私を許すことができ、心から仙台が好きになり、仙台を訪れる人々に仙台を良く思ってもらいたい、また仙台に来てもらえるように、私も何かしたい と思えるようになりました。60歳になってようやく自分に気が付き、変えることができたのです。
この2月末、仙台では震災で石垣が崩れ通行止めとなっていた青葉城へと登る道路が、4年近くかかってようやく開通再開しました。それに伴い、今まで遠回りして青葉城へと巡っていたるーぷる仙台も震災前のコースに戻り、運行時間も平日20分間隔、土日祭日は15分間隔となり、街で見かける機会も多くなりました。
私は毎日るーぷるが家の前を通るのを見かける度、いつでも取り出せるよう郵便受けにいれた手製の「ようこそ仙台に!」と描いた団扇をるーぷる仙台に向けて振っています。すると、気が付いた人が手を振ってくれて、一瞬の交流が楽しめます。
時々、仙台の美しいけやき並木にあるメディアテークの前で、仲間たちが集まり皆で手を振っています。皆さんお手製の「ようこそ 仙台に!」と描かれた団扇や紙を持っていると、乗客の方もすぐに気が付いてくれ、バスと外が和やかに繋がり、経験してくれた方は皆楽しいねと言ってくれます。
このしみじみとした喜びは、一瞬でも互いを認め合う受容の体験であり、お金のかからない観光事業でもあるのです。
ひとつのアイディアとして、乗客の方には「こんにちは 仙台!」と描いた紙を車内から外へ振ってもらい、市民は「ようこそ 仙台に!」と描いた紙をバスに向かって振る というのはどうだろか、と思っています。
現場視察の際、「ようこそ仙台に!」と描いたTシャツを着たら何人かの観光客の方に声を掛けてもらえました。観光客も街の人と仲良くなるきっかけが欲しいのだと、大きな気づきを得ました。
街の人たちとの交流が生まれると、その街の印象は強くなり、また来たい町、何度も来たい町となるのではないでしょうか。
まだまだ仙台の街で手を振る光景は広がってはいませんが、仙台にて手を振りあうことの楽しさを経験していただき、その楽しさを地元へ持ち帰り、自分の場で手を振る対象を探す、そうして日本の各地へ広まると、日本も面白く変化するのではないかと夢想します。
仙台にいらっしゃる際には、是非るーぷる仙台に乗車して仙台の街を巡ってください。お知らせいただければ、手を振ってお待ちいたします。
また、facebookへの応援も宜しくお願いいたします。
https://www.facebook.com/tewohurou/
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一新塾第36期、2015年5月開講
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一新塾第36期は2015年5月開講です。
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激動の時代、誰もが”もやもや”を抱えています。
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【こんな方が参加されています】
●多様な社会のテーマを学びたい方
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●起業のテーマが絞り切れない方
●社会起業家や政治家を志す方
●現在、社会起業家や政治家の方
●政策提言をしてみたい方
●NPOを立ち上げたい方
●家族の課題を社会で解決したい方
●仕事の壁を乗り越えたい方
●経営者で次の展開に向かいたい方
●サラリーマンで自分軸で挑戦したい方
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
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4月 1日(水)19:30~21:45
4月 4日(土)15:00~17:45
4月 8日(水)19:30~21:45
4月11日(土)19:30~21:45
会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
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3月28日(土)13:00~15:45
4月25日(土)13:00~15:45
会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
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3月29日(日)13:00~15:45
4月26日(日)13:00~15:45
会場:「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
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4月 5日(日)13:00~15:45
5月 2日(土)13:00~15:45
会場:「仙台市民会館」
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
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【体験セミナー&説明会 東京・大阪・名古屋・仙台】
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【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
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