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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 587号 】 発行日:2015年1月27日
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■ 塾生活動レポート

「農業を子どもが憧れる職業に!」

        一新塾第33期 東京本科 米田将之

■人生と社会を変えた4000人の知恵と方法論をあなたに

【受付中】「一新塾体験セミナー&説明会」第36期5月開講
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
●東 京:
3月14日(土)15:00~17:45
3月18日(水)19:30~21:45
3月21日(土)15:00~17:45
3月25日(水)19:30~21:45

●大 阪:3月28日(土)13:00~15:45

●名古屋:3月29日(日)13:00~15:45

●仙 台:4月 5日(日)13:00~15:45

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メルマガ読者の皆さま。一新塾の森嶋です。

今回は、2014年11月に一新塾第33期を卒塾された米田将之さんのメッセージをお届けいたします。米田さんは現在33歳、昨年、千葉県八街市で米田ファームを設立しました。

「後継ぎじゃない人でも農業ができる社会に」との思いで日々、奮闘されています。

世界を見据えて農業に打ち込まれている米田さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

一新塾卒塾式

塾生活動レポート

  「農業を子どもが憧れる職業に!」

      一新塾第33期 東京本科 米田将之 


●農業を子どもが憧れる職業に!

 私が目指す社会は、若者が生き生きと農業をして、農業を子どもに憧れる職業にすると共に、その過程の中で、made by japanese農産物でアジアの食を豊か(おいしい、多様)にすることです。

 対象者は、「農業がしたい若者」です。
農業がやりたい人が、思い切り、それぞれ自分の思い描く形で農業ができる社会を作ります。

●「農業をはじめる」ことは独立ありき

 農業の現状は、高齢化、後継者不足が深刻です。平均年齢は65歳以上であり、耕作放棄地は増加し続けています。私の住む八街市も後継者がいる農家は約2割です。耕作放棄地は減少していますが、その理由は、農地転用のルールが緩いので住宅になっていること、近頃はソーラー発電の建設の影響で減少しており、畑を耕作する面積は減少しています。現在は、補助金の影響もあり、新規就農してくる方も多いですが、後継ぎの場合と比較して環境が大きく違い、ほとんどの人はとても苦労しています。

 今、後継ぎじゃない人が農業をしようと思うと、新規就農することが主な選択肢になってしまいます。「農業をしてみよう」というその一歩が、まだ農業を続けれるか分からない状態にもかかわらず、独立ありきというリスクの高い判断となってしまうことや、収支など経験しないと見えづらい部分も多く、一歩踏み込むことを躊躇しざるをえない状況になっているように思います。

●根本原因

 私が考える主な原因は、雇用されながら農業をはじめることが難しいことです。

 国内農家は98%以上が家族経営、又は、1家族1法人であり、家族経営を否定するわけではないのですが、ややその比率は高すぎると思います。農家の後継ぎでなければ農業を経験できる環境は限られています(研修、低賃金はある)。

その為、後継ぎではない人が、農業をしようとすると「独立すること」が主な選択肢になってしまっています。数十年親と一緒に働き栽培を覚え、家と農機具が全て揃っている後継ぎとは大きく違うので、とてもリスクの高い判断をせざるをえない状況になってしまっています。

●これまでの人生

 私は兵庫県の加古川市で生まれ育ち、よく山や海へ遊びに行っていました。毎週NHKの生き物地球紀行を楽しみにするなど、自然が好きでした。

成長するに従って、自然で遊ぶことは減りましたが、高校生になるころには「自然の中で仕事ができる」という考えで、なんとなくいつかは農業がしたいと思うようになっていました。

 ただ、それは”いつか”で50歳や60歳くらいをイメージしていました。興味はあったので、農業高校、農業系の大学にも行っていましたが、そんなに勉強もせず、意識の低い学生だったと思います。

●決意

 「農業がしたい」と思ったことにきっかけは無かったのですが、「農業をしよう」と決めたことにはきっかけがありました。

 それは就職活動です。翌年には自分が何をするのか決めなくてはならない環境になって、ようやく、やりたいことがあるなら若いうちからやろう、という心境に至りました。

 当時の自分なりに考えて、30歳までには農業で一人前になろうと決めました。
30歳としたのは、私が30歳の時に父親が60歳で、父親が60歳になる頃には自分の道を決めていたいと思ったからです。

 もう一つ、「農業したい人は沢山いる」と思ったきっかけがあります。

 農業をしようと決めましたが、農業は閉鎖的と言われていたので、まずは他の産業で働くことにしました。そこで一旦、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった外食チェーンに就職します。そこの会社は自社で農場を運営していたのですが、その規模はそんなに大きくはありませんでした。

しかし、入社してくる人は農業希望の人が多くいたのです。その時に、農業をしたい人は沢山いるが、後継ぎでなければ農業をできる環境は限られているということに気がつきました。結局、農業部門は業績が良くなかったために、農業がやりたいと入社してきた人も農業部門で働けている人はほとんどいませんでした。

●八街市で米田ファームを設立

 26歳になって農業法人に転職し、研修などを経て昨年独立。
千葉県八街市で米田ファームを設立しました。

 この地域で、後継ぎではないひとでも就農しやすい地域を作り、農業が後継ぎだけではなく、農業がやりたい人/能力のある人が思い切り農業ができる地域を作ろうと思います。

 独立を選んだのは、農家ではなくても農業はできるという実績を地域内で作るためと、同じように農業がしたい人が私がうまく就農できているのをみて、一歩踏み込むきっかけになればと思うからです。

一 雇用を生む農業

 農業を独立ありきで始めるのではなく、まずは雇用されながら始めるべきだと思っているので、まずは米田ファームで雇用を生む農業の実践をします。
東京から近いこと、飲食店の経験など活かしながら頑張ります。

一 就農するのに設備投資が必要無い環境つくり

 千葉県八街市で地域内の方と協力しながら、就農するのに設備投資の必要ない地域を作ります。

 新規就農で農業をしようとすると、まとまった資金が必要になりますが、地域内で堆肥場や育苗施設、農業機械、冷蔵庫などをシェア、レンタルできる環境を作り、就農のリスクを減らします。

一 早く栽培技術を身につけることができる環境つくり

 東南アジアで年間同じ気候の中で、通年農作業ができ日本の数倍の速さで栽培技術を身につけることができる農場を作ります。仲間が米栽培をやっているインドネシアが本命ですが、フィリピン、マレーシアなども考えています。
昨年は上海で農業をしてきましたが、アジアでの日本の農業技術/日本基準の野菜に対するニーズは高いと感じました。

 これらの取り組みによって、農業を子どもが憧れる職業になることを目指します。

一新塾卒塾生

※SNSで米田ファームの様子発信してます!
 FBページ https://www.facebook.com/yonedafarm

 

◆◆◆◆【予約受付中】東京・大阪・名古屋・仙台・通信◆◆◆◆

    一新塾体験セミナー&説明会

   「“根っこ力”が社会を変える!」

      一新塾第36期、2015年5月開講
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一新塾第36期は2015年5月開講です。
「一新塾体験セミナー&説明会」3月からの予約を受付中です。

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講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
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【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
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 日時:
(1)2015年3月14日(土)15:00~17:45
(2)2015年3月18日(水)19:30~21:45
(3)2015年3月21日(土)15:00~17:45
(4)2015年3月25日(水)19:30~21:45

※ご都合あわない方はこの先も予定しています。

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

体験セミナー&説明会 お申込み

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【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
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 日時:
(1)2015年3月28日(土)13:00~15:45

※4月にももう一度予定しています。お問い合わせください。

 会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

体験セミナー&説明会 お申込み

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【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
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 日時:
(1) 2015年3月29日(日)13:00~15:45

※4月にももう一度予定しています。お問い合わせください。

 会場:「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

体験セミナー&説明会 お申込み

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【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
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 日時:
(1)2015年4月5日(日)13:00~15:45

※5月にももう一度予定しています。お問い合わせください。

 会場:「仙台市民会館」
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

体験セミナー&説明会 お申込み


 

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【体験セミナー&説明会 東京・大阪・名古屋・仙台】
事務局長の森嶋にてお話させていただきます。

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【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
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