■ 塾生活動レポート
一新塾 第32期 東京本科 村木豊
■【予約スタート!参加者募集!】
第35期(11月開講)「一新塾体験ワークショップ&説明会」
予約:
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
●東 京
8月20日(水)19:30~21:45
8月27日(水)19:30~21:45
9月 3日(水)19:30~21:45
9月 6日(土)15:00~17:45 ほか
-------------------------------------------------------
●大 阪:8月30日(土)13:00~15:45 ほか
-------------------------------------------------------
●名古屋:8月31日(日)13:00~15:45 ほか
--------------------------------------------------------
●仙 台:9月 7日(日)13:00~15:45 ほか
■一新塾Facebook・twitterで、日々メッセージを発信中!
Facebook→ http://www.facebook.com/isshinjuku
twitter → https://twitter.com/npo_isshinjuku
=====================================
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は、2014年5月に一新塾第32期を卒塾された村木豊さんのメッセージをお届けいたします。
村木さんは、子どもたちが中心となり、三世代が豊かに交流する社会の実現を目指した「朗人川探偵団」プロジェクトに邁進中です。
平日の夜、週に一回、東京の一新塾教室で沼津までの帰りの終電ぎりぎりまで、議論を重ねました。
土日は沼津市の現場で、一新塾のチームメンバーとともに活動に熱心に取り組まれました。
村木さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。
静岡県沼津市を流れる浪人川、子どもたちはドブ川と呼びます。
私たちは子どもたちとドブ川の探索を始めました。
浪人川再発見プロジェクト、関わるすべての人たちが朗らかな笑顔で結ばれることを願って「朗人川探偵団」と名付けました。
私には二人の息子がいます。彼らには自分たちの暮らす地域に愛着をもち、他人や地域に対して思いやりを持つ優しい大人に育って欲しいと思います。また地域の子どもたちが中心となり、三世代が豊かに交流する社会であって欲しいと思います。
子どもたちの明るさは地域を、特に高齢者を元気にします。すると高齢者は積極的に子どもたちを見守ろうとしてくださり、保護者の安心につながります。子どもたちが見たり聞いたり経験したことが家庭の話題となれば、保護者も地域へ関心をもち社会参加へのきっかけとなります。
しかし息子は面倒くさい、ひとりじゃ嫌だと、地域行事に参加することを嫌がります。地域の子どもたちも習い事やスポーツが忙しく、地域で遊ぶ時間がありません。彼らが大人になったとき、地域の思い出には何が残っているのでしょう?
ミドル世代はといいますと、後述しますが元々地域の一員でない人が多いため積極的に地域に関わろうとする意欲はありません。
シニア世代はまだ地域のけん引役として頑張っています。しかし高齢化は確実に進んでおり、元気なシニアに頼りっぱなしの今、先人たちが築いた地域社会がうまく世代交代できるのか誰にも分かりません。
私の住む静岡県沼津市の大岡地区、かつてここは豊かな水田地帯でした。現在はそのほとんどが宅地化され、地域を知らない多くのサラリーマンが転入してきました。
多忙なサラリーマンたちは地域に接する時間がありません。また彼らは地域で育った思い出がないため、地域コミュニティへの帰属意識は高くなく、古くからの住人であるシニア世代との交流もあまりありません。親が役員を務めるのがイヤで子ども会から子どもを退会させるという話も耳にしました。子どもたちの地域に対する無関心は、親であるミドル世代の無関心から引き継がれたものではないかと考えます。
私も転入組のひとりです。
東京でIT企業に就職した私はたまたま沼津に配属されたに過ぎず、特に地縁を感じたことはありません。サラリーマンとはそんなものだと冷めていた私自身が、無関心の固まりだったのかもしれません。
そんな私が地元の消防団に入団することになります。転居早々に自治会長に頼まれて安請け合いしたのがきっかけで、地域との初めての接点でした。
8年間在籍し、いよいよ退団を目前に控えた2011年3月、あの東日本大震災が発生したのです。私にも台風による河川増水により避難勧告しながら土のうを積んで浸水を防いだ経験があり、自ら被災しながらも地域を守った岩手・宮城の消防団員の行動に深く共感しました。
また避難所で懸命に支えあう被災者の姿に人のつながり、地域の力の大切さを痛感しました。そして私のまちが被災したらどうなってしまうのか、無関心が蔓延する地域に焦燥感を覚えました。
人のつながりの大切さに気づいて以来、私は積極的に地域コミュニティに参加するようになりました。地元小学校区ではPTA会長や子ども会長を務めさせていただき、また新たなコミュニティの創生にも取り組みました。
「力を合わせて子育て、親育て、まち育て」を合言葉にミドル世代のコミュニティ参加を呼びかけた”おやじの会”は地域の小中3校に仲間が広がり、地域の納涼祭に出店したり、子どもたちの町内会対抗ドッジボール大会に参戦し汗を流したりしています。
地縁のなかった私ですが、今では地元育ちのミドルよりも地元民らしく地域の皆さんにお付き合いいただいております。
大岡地区には、かつて農業用水として利用された浪人川が流れています。近代化するにつれ、その役割を終えた川に住民は関心を持たなくなりました。すると環境悪化は益々進み、今ではドブ川と呼ぶ子どもさえいます。初めて浪人川を見たとき、私が子どもの頃にも近所に川が流れ、魚や虫を追い回したことが懐かしく思い出されました。
大岡のシニアの方も子どもの頃は川で遊んだのだろうか?そんな思いつきから子どもたちと浪人川を探索し、昔の子ども(シニア・ミドル)と川を通じた接点が生まれるのではないかと考え、一新塾の仲間と「朗人川探偵団」プロジェクトを立ち上げました。
早速息子の友人たちを集め、浪人川の起点から終点までの約4キロメートルを探索しました。生活排水があちこちから流れ込む川ですが、意外にも小魚、エビ、カニ、カメなど多様な生き物が生息していることを発見しました。
最初は敬遠していた子どもたちは、川の水を汲み上げ濁り・匂い・感触を確かめているうちに、ドブ川という意識がなくなり、さらに「川の生き物を守りたい」と語ったのが印象的でした。
シニアの皆さんには、有識者をイベントにお招きし、昔の川の様子、遊び方を子どもたちにお話しいただきました。子どもたちを見守る優しい表情はとても嬉しそうでした。活動の様子を地域の文化祭で紹介させていただいた際には、ご来場の多くの方がご自身の昔話を話され、私たちを激励くださいました。
ミドル世代には小学校を通じて活動報告やイベント案内をしました。サポーター登録くださる保護者が現れ、親子でもイベント参加くださるようになりました。
子どもを起点に少しずつまちが動き始めているのを感じます。これからも、学校ではできない地域一体となった環境学習で未来の担い手を育てるのと同時に、子どもの豊かな創造力を活かした三世代交流から始まる地域づくりを進めてまいります。
一新塾第35期は2014年11月9日開講です。
第35期の「一新塾体験ワークショップ&説明会」の予約がスタートしました!下記日程で開催いたします。
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!
【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ3つのコースがあるのか?(政策提言・社会起業・市民PJ)
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介
----------------------------------------
【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
----------------------------------------
(1)2014年8月20日(水)19:30~21:45
(2)2014年8月27日(水)19:30~21:45
(3)2014年9月 3日(水)19:30~21:45
(4)2014年9月 6日(土)15:00~17:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」
講 師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
------------------------------------------
【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
------------------------------------------
(1)2014年8月30日(土)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」
講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
---------------------------------------------
【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
---------------------------------------------
(1) 2014年8月31日(日)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:「ウィルあいち(愛知県女性総合センター)」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」
講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
---------------------------------------------------
【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
---------------------------------------------------
(1)2014年9月7日(日)13:00~15:45
※現時点で決定しているスケジュールです。
ご都合あわない方はこの先も予定しています。
会場:「仙台市民会館」
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
テーマ:
「“根っこ力”が社会を変える!~誰もが志を生きる新大陸へ」
講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
参加費:無料
< 一新塾「第35期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2014年 11月
◎期 間:12ヶ月
『多彩な社会のテーマ講座』
『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ実践』
『現場視察&コンサルティング』
平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
社会起業コース
市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
地域科(大阪・名古屋・仙台)
通信科
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【プログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/content.html
一新塾Facebookページ・twitterでも、日々、メッセージを発信していますので、ごらんください。
●一新塾Facebook:http://www.facebook.com/isshinjuku
●一新塾twitter : https://twitter.com/npo_isshinjuku