☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 号外 】 発行日:2013年12月16日
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

 11/19の一新塾ニュースでご紹介をさせていただきました一新塾第25期(2010年11月卒塾)の野上哲也さんが取り組まれている栃木県宇都宮市大谷町の幕末に建てられた茅葺き屋根の古民家を維持継承するためのプロジェクト活動の続報です。

 茅葺き民家を維持するために、野上さんらプロジェクトチームは、家の敷地の目の前にある茶畑に着目され、2010年から紅茶作りに着手。

 12月7日に4年の開発期間経て完成した「渡邊紅茶」の試飲会を開催、その模様が『下野新聞』『朝日新聞』『読売新聞』に掲載されました。

 以下、ご紹介させていただきます。

紅茶プロジェクトで「渡辺家住宅」の景観守ろう 宇都宮
(『下野新聞』2013年12月8日)

大谷の茅ぶき民家保存へ 紅茶作戦
(『朝日新聞』2013年12月8日)

■紅茶販売で旧家保存を支援
(『読売新聞』2013年12月8日)-----------------------------

 宇都宮市が文化財に指定している大谷地区の旧家「渡邊家住宅」を守ろうと、地元の有志らが邸宅前に広がる茶畑で紅茶を製造し、販売の売り上げを維持費にあてるプロジェクトを進めている。無農薬と手摘みにこだわり、4年の開発期間を経て完成した。7日には試飲会を開き、反応に手応えをつかんだ。

 江戸時代中期頃に建てられ、地区特産の大谷石でつくられた塀や蔵、茶畑に囲まれている。陶芸家・河井寛次郎ら文化人が景観の美しさにほれ込み、文化財の指定も受けた。

 現在は渡邊恵美子さん(73)が一人で暮らし、敷地内に住んでいる息子夫婦と、かやのふき替えや建物の修理、茶畑の管理を続けている。しかし、将来にわたって維持するのは難しいと考えた渡邊さんは2009年、「図面だけでも形に残したい」と、1級建築士の野上哲也さん(35)に図面の作成を依頼した。

 窮状を知った野上さんは図面用の調査をする傍ら、地元の有志や大学生ら約10人を集め、支援のプロジェクトに取りかかった。10年から草むしりや茶摘みを繰り返し、那須烏山市の製茶工場の協力を得て、最近になって商品として完成した。香りの高さとすっきりとした後味が特徴で、地元住民20人ほどを集めた試飲会では「どんなお菓子や料理にも合いそう」と大好評だった。

 年明けには、「渡邊紅茶」(30グラム700~1200円)の名で、渡邊家住宅や地元の総菜屋で販売を始める予定。現在は年間10キロ前後の生産量だが、いずれは20キロ、80万円の売り上げを目指す。渡邊さんは、「皆さんの温かい気持ちが詰まった紅茶。うれしい」。野上さんは「地域の豊かな自然や景観に思いをはせながら味わって」と話した。

< 一新塾「第34期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2014年 5月
◎期 間:12ヶ月
『多彩な社会のテーマ講座』
『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ』
『コンサルティング』
   平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 
本 科(東京)
    地域科(大阪・名古屋・仙台)
    通信科

※説明会は2014年3月より(受付は1月から)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ」のページに戻る