■ 塾生活動レポート
一新塾第30期 本科 高井俊一郎
■【参加者募集】一新塾第33期(11月開講)
「一新塾体験ワークショップ&説明会」<参加予約>
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
●東 京:
9月 7日(土)15:00~17:45
9月11日(水)19:30~21:45
9月14日(土)15:00~17:45
9月18日(水)19:30~21:45ほか
-----------------------------------------------------
●大 阪:
8月31日(土)13:00~15:45
10月5日(土)13:00~15:45
-----------------------------------------------------
●名古屋:
9月 1日(日)13:00~15:45
10月 6日(日)13:00~15:45
------------------------------------------------------
●仙 台:
9月 8日(日) 13:00~15:45
10月14日(月祝)13:00~15:45
====================================
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
2013年5月に一新塾第30期を卒塾された高井俊一郎さんは、群馬県高崎市で830年続く歴史と地域に支えられている神社の担い手として、また、「高崎田町屋台通り」「ジョウモウ大学」「キングオブパスタ」などの先頭に立つ市民活動家として、高崎市議会議員として現場主義で奮闘されています。
20代30代の代弁者として、20年後30年後までの地域未来を考え「未来ビジョンを共有し役割を担い合う社会」をつくりたいとの思いで、高井さんは、高崎駅東口再開発の問題と向きあわれました。
高井さんからの熱きメッセージをお届けさせていただきます!
私の生まれ育った群馬県高崎市は人口37万5千人。東京から100キロに位置し群馬県の玄関口、交通の要衝として栄えてきました。戦後、福田赳夫、中曽根康弘、小渕敬三、福田康夫と4人の総理大臣を輩出し、政争の激しい一面と同時に中央集権体制の中では国との太いパイプを活かし繁栄をしてきました。
現在でも政治と経済との結びつきが強く、利権体質も色濃く残り、同時に行政の不透明性、議会の機能不全、市民の無関心など旧態依然の中央集権の利権再分配の体質から脱却ができずに縮小の時代を迎えています。
2年半前、24年ぶりに実質新人3人による激しい市長選挙が行われました。主だった政策の論点はなく(福田派分裂、中曽根派+革新、公明党自主投票で中曽根派+革新の勝ちという)高崎らしい組織的政争、利権分配の選挙になってしまったことは非常に残念でした。
その市長選挙の直後、いきなり高崎駅東口再開発の目玉、新音楽ホールを主軸にした総工費460億円の都市集客施設が発表されました。その市民不在のプロセスとランニングコスト度外視の計画に大きな疑問と違和感を覚えました。
高崎に昔このような美談ありました。
高崎市民オーケストラ(現群馬交響楽団)の誕生と群馬音楽センターの設立にまつわる秘話です。
昭和25年、街にまだ戦争の爪痕が生々しく残り敗戦の虚脱感に覆われていました。人々がその日一日の食べ物を考えることで精一杯だった時代に、時のリーダーは「子や孫の代まで考え平和な文化国家をつくろう」というビジョンを掲げ、時の市民もそれに共鳴しました。後に『ここに泉あり』という映画にもなり全国的に知られたこの草の根の活動は、市民の荒んだ心に希望を与えました。
「このオーケストラにふさわしいホールを」
また「文化国家の象徴として地方にホールを」今度は群馬音楽センターの設立運動です。
日本のモダニズム建築の代表的な建物として知られるこの建物は、『理想の公共建築物』と評されることがあります。それは、市の予算では足りない建築費用を、市民自らが寄付によって補ったことに起因します。総工費の3分の1を市民運動で補ったのです。
この新旧2つの音楽ホールの設立には同じハコモノでも大きな違いがあります。
市民との合意形成、リーダーと未来ビジョンを共有して協働により創り上げる、このプロセス、物語こそ高崎市の宝であり右肩下がりの縮小の時代だからこそ余計に大切にしなくてはならないものであると感じました。
まずは市議会議員として行動に移しました。2012年6月の一般質問私以下数人の議員が激しくこの問題に対して追求します。新聞にも大きく取り上げられ高崎が揺れます。しかし、日に日に力によって圧され初めは半分近くいた反対議員も1人1人と口を塞いでいき9月議会前には異を唱える議員は私ともう1人だけになっていました。議会の無力さと権力の恐ろしさを感じました。
この期に計画に対しての最初で最後のパブリックコメントの実施が6月の「市民に開くべきだ」との主張が通る形で急遽決まります。
急いで市民に周知するチラシを高崎の若い仲間たちと一新塾の仲間たちと制作して配布します。また、9月1日パブコメ締め切りの一週間前にシンポジウムを行いました。反対の集会ではなく、考えて自分の意見を行政に届けることを目的にしたシンポジウムでした。この草の根で集まったパブコメ数は過去最大数の120通、これを盾に1人で9月議会、12月議会、3月議会と同じ質問を繰り返しました。執念でした。
3月議会で計画の見直しが答弁された時は正に感無量でした。
一点集中で計画修正になったものの同時並行で進んでいた120億円の体育館、県施設の巨大コンベンションホールの計画はそのまま進んでいます。私は異を唱える理由も殆どの市民には「目立ちたいから、自己PR」と片付けられました。
ボロボロになり感じたことは、高崎の体質改善の必要性です。
今は変えられなくても未来を変えていく。
現在自分たちのビジョンを伝え共有するために若い仲間たちと様々な活動を始めています。名前は「音楽センタープロジェクト」。目には見えない嘗ての市民オーケストラと音楽センターの物語をまちのシンボルにするべく草の根の運動を続けていきます。
◆◆━━【参加者募集!】東京・大阪・名古屋・仙台━━━◆◆
「一新塾体験ワークショップ&説明会」
~“根っこ力”が社会を変える!~
一新塾第33期、2013年11月10日開講
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
一新塾第33期は2013年11月10日開講です。
第33期の「一新塾体験ワークショップ&説明会」を
8月中旬から開催いたします。(東京・大阪・名古屋・仙台)
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!
【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ、3つのコースがあるのか?
「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介
お申し込みはこちらへどうぞ【東京・大阪・名古屋・仙台】
▼HPの説明会お申込
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
▼スマフォ説明会お申込
http://www.isshinjuku.com/sp/contact/setumei.html
< 一新塾「第33期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年11月10日
◎期 間:12ヶ月
『多彩な社会のテーマ講座』
『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ』
『コンサルティング』
平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
社会起業コース
市民プロジェクトコース
※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
地域科(大阪・名古屋・仙台)
通信科
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー