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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 541号 】 発行日:2013年8月8日
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■事務局長メッセージ(講義紹介編)

 『一新塾講師に鈴木直道氏(夕張市長)』

■【参加者募集】一新塾第33期(11月開講)
「一新塾体験ワークショップ&説明会」<参加予約>
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京:8月21日(水)19:30~21:45
     8月28日(水)19:30~21:45
     9月 4日(水)19:30~21:45
     9月 7日(土)15:00~17:45ほか
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●大 阪:8月31日(土)13:00~15:45 ほか
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●名古屋:9月 1日(日)13:00~15:45 ほか
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●仙 台:9月 8日(日)13:00~15:45 ほか ====================================

 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

先日、一新塾講師として夕張市長の鈴木直道氏をお迎えし、
「新たな可能性を創造するまち~全市民一丸となる夕張再生」をテーマにご講義いただきました。

夕張は炭鉱とともに成長し、エネルギー政策の転換という激動の歴史を歩んできた地域ですが、2007年3月をもって財政再建団体に指定されました。鈴木直道氏は2008年1月、夕張市に東京都職員として派遣されたのち、東京都庁を退職され、2011年4月当時で全国最年少(30歳1ケ月)市長となります。
『夕張の真の再生・財政再計計画の期間短縮』
『行政改革への着手』『安心して生活できる夕張づくり』
『首都 東京との連携』を掲げ、
全市民一丸となって夕張再生に奮闘されています。

今回の講義では、なぜ夕張の地に人生を賭けられることになったのか、どのように市民の方と一丸となって歩まれているのか等、率直な思いをお話しくださいました。

事務局長メッセージ(講義紹介編)〓〓〓〓〓〓
『一新塾講師に、鈴木直道氏(夕張市長)』
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●18歳で東京都庁に、
 そして大学の夜学でボクシング

鈴木直道氏(夕張市長)「高校卒業して18歳で東京都庁に入りました。経済的な事情で働かなければならなかったので。でも、大学にあこがれて、19歳から(働きながら)法政大学の夜学に通いました。単位がとるのが大変で、単位がもらえると言われて体育会のボクシング部に入りました。ハードな4年間でした。

そして、ツインタワーに配属。非常に忙しいところです。毎日残業の日々。東京都は年齢に応じて昇進試験を受けられる。晴れて移動できると思ったら夕張市に派遣というお話をいただいて、派遣されたわけです。」

●夕張の友人から出馬要請
  「命かけるから、応援する」

「私に(出馬を)要請してきたのはイベント会社の社員でした。
今までは3人の中から選ぼうって感じだったのですが、その人が、この人という人を応援して市長に選びたいという理由で要請されました。

私にはその当時3つの問題がありました。

本当に悩んだんです。
人生で初めて3週間悩みました。寝れなかったです。
悩んで悩んで出た答えは一つありました。

『お断りする答えを出せない自分がいる』という答えです。

断る理由はいくらでもありました。ほかにも候補者がいたし、そもそも地元の自分たちでやれよという想いもあった。でも、仮に私が行けば縁もゆかりもない東京都も応援してくれるかもとか。自分に自問自答した時にやりたい自分がどこかにいるから答えが出せないのではと思った。ですから、これをやる決断をしなければ人生の中で後悔が残ると思いました。
その決断を邪魔してるのは、なんなのかというと、さっき言った3つです。
選挙勝てるのか、生活できるのか、奥さん(結婚)どうするのか。
いったん全部テーブルからよけて、本当にこのことをやりたいのか、やりたくないのかを考えたときに、やりたい自分がいるから断れない自分がいるのなら、やろうと。私の中で決めました。」

●夕張は人口減少を前提としたまちづくり

一新塾講義「コンパクトシティというのはどこでも言われていますが、私がやっているのは20年間で人口が半減する計画の中での人口集約化、市全体を再編する計画を市民と一緒につくりました。
よく行政がやるのは、『こういうふうにします。』と説明会をやりますがそうじゃなくて、将来的になくなる地域の人も入ってもらって一緒に作ります。

夕張市は公営住宅の割合が日本で一番高い市なんですね。世帯数5700のうち公営住宅が3700戸。持ち家が圧倒的に多いところより進めやすいんですね。国はすすめろというけど、ルールがないので一世帯一世帯、説得するしかない。果てしない作業です。公営住宅でも住めば都でその人の家。とにかく説得してゆかないといけない。今104世帯やっと。

そんなこと市長に頼んでない、人口を増やすことをお願いしたんだという方もいますが、そういった非現実的なことをお示しする方が政治的におかしいんだと。現実を見つめながら今できることをしっかりやってゆく。みなさんに批判されようがそれは説明をしてやってゆく。これが大事なんだと。」

●夕張の問題は、
 三者協議で解決してゆく仕組みに

「夕張は現在、どういうことが困るのっていうのが、夕張で問題が起きたら、北海道で協議をして北海道から国に協議をしなければいけないんです。法律上そうしなくちゃいけないと決められているんです。最終的には大臣が同意しなくてはいけないんです。これは伝言ゲームだといったんです。大臣と知事に。
笑い事ではないんです。最低限のことをどうしたらいいのか国も北海道も考えなくちゃいけないんです。国に陳情に行くのでなく、唯一管理している団体なんだから、夕張に来てくれとお願いして三者協議というのをつくりました。」

※夕張市の三者協議については以下のホームページへ
http://www.city.yubari.lg.jp/contents/municipal/sansya/index.html

鈴木直道氏(夕張市長)プロフィール>------------------------
1981年、埼玉県生まれ。1999年4月東京都入庁。
2004年、法政大学法学部法律学科卒業
     (都庁に勤めながら4年間で卒業) 。
やらなきゃゼロ!(鈴木直道 著)2008年1月、東京都職員として夕張市に派遣。夕張市では市民課に配属され、主に医療保険事務を担当。当初は2009年3月までの期限付き派遣の予定であったが「1年では何も形には出来ないが、2年目はその1年間の経験や地域との関係を基に具体的な行動が実施できる」と考え、1年間の延長を自ら申し出る。2010年4月、内閣府地域主権戦略室に出向。
同年4月から11月まで夕張市行政参与に就任。2010年11月30日東京都退職。
2011年4月全国 最年少(30歳1ケ月)市長となる。

鈴木直道氏の著書「やらなきゃゼロ~財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦」(岩波ジュニア新書)
※岩波書店のホームページhttp://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/1212/500731.html


◆◆━━【参加者募集!】東京・大阪・名古屋・仙台━━━◆◆

     「一新塾体験ワークショップ&説明会」 
      ~“根っこ力”が社会を変える!~

    一新塾第33期、2013年11月10日開講
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

一新塾第33期は2013年11月10日開講です。

第33期の「一新塾体験ワークショップ&説明会」を
8月中旬から開催いたします。(東京・大阪・名古屋・仙台)
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!

【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ、3つのコースがあるのか?
「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介

お申し込みはこちらへどうぞ【東京・大阪・名古屋・仙台】
▼HPの説明会お申込
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http://www.isshinjuku.com/sp/contact/setumei.html


< 一新塾「第33期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年11月10日
◎期 間:12ヶ月
 『多彩な社会のテーマ講座』
 『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ』
 『コンサルティング』
 平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
 ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
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