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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 540号 】 発行日:2013年8月7日
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■ 塾生活動レポート

『(沖縄の) 若者たちへ 受け継がれたバトン』

              一新塾第25期  門林良和

■【参加者募集】一新塾第33期(11月開講)
「一新塾体験ワークショップ&説明会」<参加予約>
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京:8月21日(水)19:30~21:45
     8月28日(水)19:30~21:45
     9月 4日(水)19:30~21:45
     9月 7日(土)15:00~17:45ほか
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●大 阪:8月31日(土)13:00~15:45 ほか
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●名古屋:9月 1日(日)13:00~15:45 ほか
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●仙 台:9月 8日(日)13:00~15:45 ほか ====================================

 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

 一新塾第25期卒塾生の門林良和さんは、沖縄県の私立中高一貫校で社会科・よのなか科の教員として、未来の沖縄を創る人材育成に力を注がれています。

 よのなか科で、生徒たちが、全国的にも厳しい沖縄の雇用状況を学ぶなかで、自分たちにできることは何かを考え、2011年より「夢のバトンプロジェクト」というインタビュー企画に取り組んだそうです。このたび、その取り組みが書籍化されました。

■『15歳へのバトン~僕たちが“沖縄”を受け継ぐ前に聞いておきたいこと~』(門林良和編・発行 ボーダーインク)

出版にあたり、このたび門林さんにメッセージをいただきました。

塾生活動レポート-----------◆◆◆
『(沖縄の) 若者たちへ 受け継がれたバトン』
        一新塾第25期  門林良和
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●「あなたの夢は何ですか?」

この問いに、「○○になりたい」と職業名だけで答える子どもたちが多くいます。

 それは人生を走るために必要な車輪のバランスが、まだ定まっていない証拠なのかもしれません。不安定な状態で走り続けるその先に、大学の中途退学や、若者の早期離職という見過ごせない現実が存在します。

 子どもたちが育つために必要なもの。
 ・社会を生き抜くための広い意味での知識。
 ・人生を主体的に生きようとする意志。
この2つがバランスのとれた両輪となったとき、おそらく平坦ではない人生というデコボコ道でも、先を見据え、乗り越えていく力が得られるのだろうと思います。

しかし、ふと自分が立つ学校教育というステージを見渡したとき、「学校には主体的に生きようとする若い意志を育てる機会がどれだけあるのだろうか」、そんな思いが頭をよぎりました。

 もしかしたら、学びの場は教室の外にも存在するのではないだろうかと。

●人が放つエネルギーに「感染」する

 私が一新塾の門をくぐった理由は、特別なスキルを手に入れたいという以上に、自らのミッションを実現するための意志を育てたいという思いからでした。一新塾には、専門分野は違えど、社会の中で生き生きと躍動する人たちの生み出すエネルギーが集まっていました。そして、彼らが放つエネルギーに「伝染・感染」することで、自分のミッションを進める意志が磨かれていきました。

主体的に生きようとする意志を育てるためには、主体的に生きる人が放つエネルギーに「感染」させることが必要なのだと気付かされたのです。

●学びの場は教室だけではない

 子どもたちが生き生きとしたエネルギーにふれる場を作りたい。
そんな思いで2011年から中高生とともに「夢のバトンプロジェクト」というインタビュー企画を始めました。彼らはいつもの教室を離れ、必需品である「ケータイと音楽プレーヤー」を「カメラとICレコーダー」に持ち替え、社会の中に飛び込んでいきました。

 ジャーナリストの池上彰氏や沖縄県知事の仲井眞弘多氏、ジャイアンツの原辰徳監督など、沖縄県内外問わず様々な分野で活躍する大人が放つエネルギーに「感染」しながら、子どもたちは主体的に生きようとする芽を少しずつ育てていきました。

●「生き方」という一つの正解なき問題を学ぶ

「学校の勉強って将来役に立ちますか?」
「僕たちが社会に出たときに必要な力って何ですか?」

 2年間で42名の大人たちが、そうした子どもたちの本質的な問いに、それぞれの答えで語りかけてくれました。子どもたちがインタビューを通して学んだことは、問題の正解を導き出す方法ではありません。「どのような学生時代を過ごし、なぜ今の道を選び、これから何をしていきたいのか」、一つの正解なき問題と向き合ってきた大人の「生き方」そのものでした。
そこには不確かな未来を切り拓こうとしている高い志がありました。そうした大人の姿に触れながら、彼らは未来を築くためのヒントを学んでいったのです。

●想いをバトンとして受け継いでいく

 子どもたちと集め続けた「言葉のエネルギー」は、一冊の本として生まれ変わりました。

『15歳へのバトン
~僕たちが“沖縄”を受け継ぐ前に聞いておきたいこと~』

15歳へのバトン この本は、次世代を担う若者へ、人生の先輩たちから贈られたメッセージ集です。その想いを多くの人へつないでいくことこそ、「夢のバトンプロジェクト」の大きな目的であり、それは書籍というバトンとなって実現されたのです。

本の売り上げは、貧困や孤立など、沖縄県内の厳しい教育環境におかれた子どもたちを支える「沖縄まちと子ども基金」に寄付される仕組みになっています。沖縄の子どもたちが創り上げたこの本が、同じ沖縄の子どもたちの未来をつくるチカラへと変わっていきます。

 このプロジェクトに関わった子どもたちが、自分たちの力で社会を動かしたんだと感じてもらえる日がくることを願っています。

●主体的に生きようとする若き意志が、
沖縄の未来を創る

 プロジェクトに取り組んだ生徒たちが一番変わったこと。それは、社会の中で自分が果たすべき役割を考え始めたことです。職業名だけだった夢から一歩進み、そのスキルを使って自分が社会で実現したいことを探し始めたのです。
それは自分の人生を主体的に歩み出した第一歩だったはずです。

 私たちが生きる時代、私たちが暮らす沖縄という島は、これから平坦ではない多くのデコボコ道を乗り越えていかなければなりません。しかしその場所から、将来を見据え、主体的に生きようとする意志が育ち始めています。
彼らがバトンを受け継ぎ、新しい沖縄の歴史を創るために走り出す日は、そう遠くないはずです。

私のミッションは「沖縄で主体的に生きる若き芽を育てる」こと。その学びのステージは、学校だけではない!

▼本の紹介ページ(購入もできます)
http://www.borderink.com/?p=8932

▼新聞記事(琉球新報7月2日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-208861-storytopic-7.html

▼売り上げは「沖縄まちと子ども基金」に寄付されます
http://miraifund.org/?p=7067

15歳へのバトン

琉球新聞記事「15歳へのバトン」

◆◆━━【参加者募集!】東京・大阪・名古屋・仙台━━━◆◆

     「一新塾体験ワークショップ&説明会」 
      ~“根っこ力”が社会を変える!~

    一新塾第33期、2013年11月10日開講
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一新塾第33期は2013年11月10日開講です。

第33期の「一新塾体験ワークショップ&説明会」を
8月中旬から開催いたします。(東京・大阪・名古屋・仙台)
新しい時代の拓けに向けて一緒に一歩踏み出しましょう!

【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●現場主義で道なき道を切り拓くには?
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●なぜ、3つのコースがあるのか?
「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介

お申し込みはこちらへどうぞ【東京・大阪・名古屋・仙台】
▼HPの説明会お申込
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
▼スマフォ説明会お申込
http://www.isshinjuku.com/sp/contact/setumei.html


< 一新塾「第33期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年11月10日
◎期 間:12ヶ月
 『多彩な社会のテーマ講座』
 『ミッション基軸の社会変革プロジェクト立ち上げ』
 『コンサルティング』
 平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
 ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
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