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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 537号 】 発行日:2013年6月20日
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■事務局長メッセージ(講義紹介編)

『一新塾講師に飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)』
          一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫

■一新塾第33期(2013年11月開講)のお知らせ ====================================

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

2013年5月26日に開講した一新塾第32期は、第1回目の講座となる「オリエンテーション&主体的市民入門講座」を東京・大阪・名古屋・仙台の各地で実施。社会変革プロジェクトを支援しあい、志を生きる人生を応援しあうワークショップに取り組みました。
また、個人面談も始まり、かけがえのない人生の歩みを受けとめさせていただいております。

かけがえのない人生の歩み。そして試練には出会った意味がある。
その経験の一つ一つが何一つ無駄なことなく一つに結ばれるとき、
志を果たす道が拓かれるとの思いが湧き上がってまいりました。

さて6月12日には、一新塾講師として日本を代表する社会起業家である飯島博氏にお越しいただきました。

事務局長メッセージ(講義紹介編)〓〓〓〓〓〓
『一新塾講師に
 飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)』
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日本を代表する"社会起業家”の飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)を一新塾講師としてお迎えし、『問題解決型から価値創造型への大転換をはかる市民型公共事業』のテーマでご講義いただきました。

飯島博氏(NPO法人アサザ基金代表理事)飯島さんが取り組まれている「アサザ・プロジェクト」は霞ヶ浦再生に向け“湖と森と人を結ぶ”市民型公共事業として、のべ24万人もの人々が参加。200を超える小中学校を結びつけた壮大な社会実験となっています。

このプロジェクトをきっかけとして霞ヶ浦流域で小学校での環境学習が始まり、今では、北海道から沖縄まで全国に広まり、年間15,000人もの子どもたちが参加されているとのことです。環境教育にともなう、子どもによる地域での政策提言、まちづくり、地域のブランドづくりも行われています。

一新塾講義さらに霞ケ浦の課題となっている外来魚の資源化、林業の振興、 地場産業の振興、環境保全型農業など新しい発想で事業も生み出されています。

アサザプロジェクトでは、
以下の多様な取り組みをされています。

●未来を創る
   ・・・環境教育で自然と共存するまちづくりを考える。
●市民型公共事業
   ・・・水草を湖に植えつける市民の活動で自然再生。
●新たな価値の創造
   ・・・新たな都市空間の提案、企業と水源地の保全等。
●伝統を生かす
   ・・・蔵元とお酒づくり、地域のブランドづくり学習。
●マイナスをプラスに転換する
   ・・・外来魚を捕獲、肥料にして有機農業で活用。
●未来への責務
   ・・・SAVE霞ケ浦!市民による放射能モニタリング開始。

なぜこのような多様なプロジェクトや事業を生み出すことができるのか、飯島さんよりいただいた、そのヒントとなる知恵の言葉をご紹介させていただきます。


「森の風が流れているのに感じないのが問題」

  現代人は感じる前にわかろうとする。
  だから、わからない。
  最初から考えている。最初から思考している。
  だから何も思いつかない。新しい発想が得られない。
  何も感じてないから。
  世界に向かって開いていないわけです。


「いいものを増やしてゆこうという発想の転換」

  当時流域を覆っていた「アオコ」。
  霞ケ浦流域を4周歩く中で、そのマイナスイメージで
  覆いつくされていた中から「アサザ」を発見。
  マイナスからプラスへの転換で
  瞬く間にアサザ里親制度・物語が始まった。


「つながりを考えたとき、問題を資源化することが重要」

  問題は単独では存在しない。
  問題は問題群、問題系として存在する。
  個別に解決策を考えてあれこれ考えても解決しない。
  地域であればその問題は地位全体の問題とつながっている。
  だから地域のビジョンを描かなければ解決できない。


「答えを共有するのか、問いの連鎖を共有するのか?」

  答えを共有する仲間は崩壊するけれども、
  問いの連鎖を共有すると創造的な仲間になる。
  常に枠組みの外に意識が開かれ、
  常に新しい枠組みをどう生み出すかを議論し合って、
  創造的にものごとを生み出す仲間になる。


「物を開き、事を始める」

  ネットワークは理念からでなく”よい物”から広がる。
  その人が生み出した物が力をもっていればそれを通して
  ネットワークが広がる。


「良き出会いの連鎖を生み出す場に
       自分自身がなれる人が事業を起こせる」

  様々な事業を自己完結型にしないで、
  『動く線』が、潜在する点を次々と浮上させてゆくこと。
  点は場として読み替えてゆけばいい。
  一人一人が場として機能する。

≪飯島博氏プロフィール≫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1956年生まれ。
NPO法人アサザ基金代表理事。わたらせ未来基金代表世話人。
中学生時代に水俣病などの公害事件を知り、自然と人間の共存について考え始める。専門は環境計画。
1995年より霞ヶ浦再生に向けたアサザプロジェクトを展開。
霞ヶ浦流域で始まった小学校での環境学習は北海道から沖縄まで全国に広まり、年間15,000 人もの子どもたちが参加している。

主な著書に『よみがえれアサザ咲く水辺』(文一総合出版)、
『自然再生事業』(築地書館)
『水をめぐる人と自然』(有斐閣選書)など多数。

アサザプロジェクトのHPはこちら   http://www.kasumigaura.net/asaza/

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  一新塾 第33期(2013年11月開講)のお知らせ
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次回一新塾第33期は2013年11月に開講予定です。
「一新塾体験ワークショップ&説明会」は
2013年8月よりスタートします。
7月よりご予約をホームページで受付させていただく予定です。
http://www.isshinjuku.com/

一新塾体験ワークショップ&説明会の日程が決まりましたら「一新塾ニュース」にてご連絡させていただきますので、ぜひとも、ご参加ください。

「一新塾ニュース」では、一新塾生が社会変革に向けて志を生きる姿勢を引き続きご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!

また、一新塾Facebookページでも、メッセージを発信しておりますのでご覧いただければ嬉しいです。
  → http://www.facebook.com/isshinjuku

< 一新塾「第33期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2013年11月
◎期 間:12ヶ月
 『多彩な社会のテーマ講座』
 『プロジェクト立ち上げ実践の支援』
 『コンサルティング』
 平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
 ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
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