■ 事務局長メッセージ
一新塾代表理事・事務局長 森嶋伸夫
■【参加者募集】「第30期説明会&体験ワークショップ」
~"根っこ力"が社会を変える!~
予約 http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
●東 京: 4月 4日(水)19:30~21:40
4月 7日(土)15:00~17:30
4月11日(水)19:30~21:40
4月14日(土)15:00~17:30
4月18日(水)19:30~21:40
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●大 阪: 3月24日(土)13:30~16:00
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●名古屋: 3月25日(日)13:30~16:00
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いま、社会のあらゆる領域でパラダイムシフトが起こっていますが、リーダーというカテゴリーにおいても大きな転換が起こっているのではないでしょうか。それは、カリスマリーダーの時代から一市民の時代へのパラダイムシフトです。
かつてであれば、社会変革のリーダーになるにはそれなりの資格が必要であったと思います。突出した才能や専門能力を持っているとか、特別な権威ある立場にいるだとか。一部の限られた人たちにリーダーとしての特権が与えられました。
しかし、今、名もなき一市民でも、自らの志を鮮明にして、身を投じて邁進することで、誰もがリーダーになれる時代が到来したのだと思います。
東日本大震災では被災地の現場で地域の仲間の命を守るために市井の人たちが先頭に立って続々とリーダーシップを発揮されました。
そもそも、私たちが生きるこの社会を礎としてずっと支え続けてきたのは、名もなき一市民の人たちの現場での汗と知恵です。その奥には、名誉や称讃などの野心から離れた純粋な志がありました。どんな困難な試練があっても真心をもって挑戦し、限りを尽くして生きる。その志は現代を生きる私たち自身の中にもしっかりと伝承されているのです。
そして、今、私たちが直面している日本の閉塞感。
社会の混沌、政治の迷走、複雑に絡み合った問題の重さもありますが、それ以上に、この重い社会の現実に挑めなくなった私たち日本人の人間力の衰退にこそ根本原因があるように思います。突き詰めていけば、やはり私たち自身に行き着きます。私たちが相変わらず、志を埋もれさせて、観客民主主義を続けていく限りにおいては、新しい国づくりは不可能なのです。
イギリスではキャメロン首相が、これまでの官僚主導の非効率を招いた労働党の「大きな政府(ビッグ・ソサエティー)」政策から脱却するため、社会政策の多くを慈善団体や社会的起業家などに委ねる「大きな社会」を提唱しました。そして、創設者の大前研一は、慈善団体や社会的起業家、NPOなどに限定しないで国民全員に「皆さんが社会活動に参加してください」と呼びかけ、税金を使わずに社会活動に個人が参画する「偉大な社会(グレート・ソサエティ―)」を提唱しています。
『教育を教員だけに任せるのではなく、
医療を医師だけに任せるのではなく、
政治を政治家だけに任せるのではなく、
私たち市民が主体的にかかわって行こう』
創設時から貫いている一新塾の理念です。
新しい国づくりは、私たち市民の全員参加でこそ道が拓かれるのだと思います。
だからこそ、私たち自身の志の目覚め。
社会の混迷、政治の混迷に直面したら、市民からゼロベースでビジョンを描き、ぶれない政策提言で政治を突き上げていく。
また、政治・行政では担いきれないとわかったら、率先して、市民の側から、社会起業やNPO、ボランティアで公共を担っていく。その積み上げこそ、新しい国づくりの土台となるのです。