■ 塾生活動レポート
一新塾第20期 西田尚美
■【参加者募集】「第30期説明会&体験ワークショップ」
~"根っこ力"が社会を変える!~
予約 http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
●東京:3月17日(土)15:00~17:30【定員】
3月21日(水)19:30~21:40
3月28日(水)19:30~21:40
3月31日(土)15:00~17:30
4月 4日(水)19:30~21:40
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●大 阪: 3月24日(土)13:30~16:00
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●名古屋: 3月25日(日)13:30~16:00
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メルマガ読者の皆さま、こんばんは。一新塾の森嶋です。
一新塾第20期で、福岡と東京を行き来しながら「生命環境リサイクルプロジェクト」のリーダーとして奮闘された西田尚美さん。2009年8月には、ご自身の経験をもとにご著書『家族を救ったおかんのあったかご飯― 実録 家族再生ものがたり』(マガジンランド)を出版されました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4944101791
このたび西田さんは、地元福岡で"環境・農業・福祉の新しい三位一体事業"に挑まれます。西田さんより熱きメッセージ、ぜひご覧ください!
今、社会は混迷の中、未来への希望を失っている人が増えています。
資本主義経済も危機に直面し、今本当に何が必要な時か問われる時代に入ったと思われます。自然破壊を繰り返した経済の成長は、未来の子供たちにとって今まで私たち大人が行った大きな付けを払わなければいけない時代に入ったような気がします。
やがて子供や孫たちに問われる時代が来ます。
「どうして環境がこんなになるのが判っているのに大人たちは何にもしなかったの?」
そう言われる前に私が出来ることを動いて行くのが必要だと感じ、それが私の原動力になっています。
塾生の時は、循環型社会を目指し「生命環境リサイクルプロジェクト」活動を行いました。やがて本を出版し、自分の体験から家族の大切さや食への見直しを考え、食育を通して命の大切さを伝える講演活動を行って来ました。
以前から地域「福岡」にて、平成15年よりNPO法人よか隊の代表として、未来の子供たちのために何が必要なのかを考えて活動を行ってきました。昨年は、福岡県農林水産部の食育事業に携わり「手作りは愛を伝えるメッセンジャー」をテーマに家族で地産地消を使った手作りおやつコンテストを行い、一般の方の参加にて巷で人気のB級グルメのコンテスト手法を使って福岡県産の地産地消及び食育推進活動をしました。また、筑紫野市の委託事業として福岡県緊急雇用対策事業として「衣類リサイクル事業」を行い、短期の雇用として5名の雇用を行いました。
その5名の雇用の内、障がい者雇用として2名、高齢者雇用2名、一般雇用1名を行いました。NPOにて新規の雇用をするなら、障がいで就労に困っている方をと思い知的障がい者と精神障がい者の方の雇用を行い、そこでは日々共に就労して行く内に彼らがいかに世の中に自信を失い、自殺を繰り返し、この社会にて生きるのが困難な状況を目の当たりにしました。
私はその彼らと向き合い、日々自分自身を否定していた彼を受け入れ、
「みんな違っていいのよ、それは障がいでは無くそれぞれの個性だから。健常者も得意はあるし、苦手は誰にでもあるから、苦手な事から逃げないで。あなたは、世界で唯一つの素晴らしい命なんだから・・」と語り続けました。すると、彼に変化があり今まで1ヶ月も続かなかった就労が無遅刻・無欠席でこの事業期間8ヶ月の就労を終えることが出来ました。
その状況をハローワークの障がい者担当の方がご覧になり、是非障がい者雇用を推進して欲しいと言われ、やがて障害者自立支援法に基づいた就労継続支援A型の施設を運営している方と出会いがあり、障がい者福祉事業について学びました。
障がい者の自立は難しく、現在B型の作業所は全国的に数多くありますが、最低賃金を支払う雇用型のA型の施設は運営が難しく福岡県でも数が少ない状況です。
持続可能な社会作りを推進していた私には、生ゴミを堆肥にしてその有機堆肥を活用して頂く農家を探す必要が出てきます。
しかし、農業分野の高齢化による農業衰退はどうしようもない現実でした。その農業を障がい者福祉の自立支援で行えないかと考えました。全国的に増大している精神的障害の方にとって自然とのふれあいは心身にとって良好のようです。
それにより、環境・農業・福祉を繋げた三位一体となった新たな事業が生まれました。
その事業を昨年の12月1日に福岡県糟屋郡宇美町(自宅)にて「就労継続支援A型施設 ノア」を開設しました。しかし、運営は簡単ではありません。サポートする職員や経済的支援も必要になってきます。私の思いを家族一人ひとりが汲み取ってくれることで、ノアの船出が実現する事が出来ました。本当に家族には不自由を掛けていますが、心より感謝してい ます。
これから未来の可能性を信じて・・・・ありがとうございます!