2011/4
/15 【一新塾ニュース】第447
塾生活動レポート『沖縄から日本の教育を変える』  


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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第447号 】 発行日:2011年4月15日

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■ 塾生活動レポート

          『沖縄から日本の教育を変える』

                    一新塾第8・10・20・24期 東濱克紀

■【参加者募集】「第28期説明会」2011年5月29日(日)開講

(参加予約)→ http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京:4月16日(土)15:00〜17:30【定員になりました】
      4月20日(水)19:30〜21:40
      4月27日(水)19:30〜21:40
      5月 7日(土)15:00〜17:30
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●大 阪:4月23日(土)13:30〜16:00
●名古屋:4月24日(日)13:30〜16:00
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●沖 縄:4月23日(土)19:00〜21:00

※東日本大震災義援金として第28期の入塾金の10%を寄付させていただきます。

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
本日は沖縄から日本の教育を変えるべく教育現場に飛び込み、奮闘されて
いる卒塾生からの活動レポートです。
東濱克紀さんは10年前、東京で大学生活を送っている時に一新塾に入塾。
その後、ビジネスマンとしての奮闘を経て、沖縄に戻り、教育の道へと
人生のレールを乗り換えました。
東濱さんより、この10年の歴史が刻まれたメッセージをいただきました。

★4月23日(土)19時より、「沖縄」での説明会を開催!!
東濱克紀さんにボランティアの運営スタッフとして場を担っていただきます。
沖縄のメルマガ読者の皆さま、ぜひとも、ご参加ください。
(参加申込は末尾フォーマットにてお願いいたします)

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■         『沖縄から日本の教育を変える』
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■■■■                    一新塾第8・10・20・24期
■■■■■□                         東濱克紀

「 私が一新塾を志望した動機は『主体的市民を育てる』という言葉に強く共感
するところが大きかったからである。私はごく普通の大学生であるが、私の
周りに関係する社会問題や、政治活動にもそれなりに関心がある。市民レベル
での活動にも興味があるが、それが直接社会を変える原動力になっているよう
に実感できることはなかった。
市民一人一人がどのようにしたら社会をよりよく変えていくことができるのか。
その方法手段を一新塾で学ぶことにより体得できるのではないか。その思いが
一番の動機である。もう一つの動機は、大前研一氏がMITでの留学体験で
一番学んだことである『とにかく自分の頭で考えること』をできるようにしたい
と思ったからである。日本の教育では情報のインプット能力だけを評価して、
アウトプット能力や情報を自分で判断する能力を鍛える訓練を行なっていない。
一新塾に入学すればこの能力を伸ばすことが可能であるのではないかと思って
いる。」

 上の文章は私が10年前(2001年4月)に書いた一新塾第8期の志望動機のレポート
だ。当時の私は大学生で「日本の教育を変えたい」思ったが、具体的にどうしたら
いいのかわからなかった。そんな私が一新塾を通じて出会った人達の力を借りながら、
今は地元の沖縄の学校現場から教育を変える実践に取り組んでいる。私の10年間を
振り返りながら、これからの10年の目標を宣言したい。

●教師は何をしたらいいのか?

 私の大学時代の夢は、教師になることだった。教師になることを目標に大学へ
進学した。自分が教壇に立ち生徒に数学を教える姿は具体的にイメージすること
ができたが、何か漠然と不安に思うことがあった。
「いったい教師になって、私は生徒達に何を伝えることが出来るのだろうか?」
大学を卒業してすぐに教師になることに不安を感じた大学3年生の頃、私は一新塾
へ入塾した。

 一新塾へ入塾して、初めの講義は大前研一氏の「IT時代における21世紀維新
への提言」だった。そこで私は大きな衝撃を受けた。大前氏は講義の中で、「高校
の数2を教える先生は日本で一人いればいいことになる。」と言った。「インター
ネット時代には一人の先生が二百万人の生徒を教えることができる。六十歳で定年
退職したアメリカの国語の先生たちがインターネットで直接英語を教えてくれるなら、
日本の英語の先生たちはほとんど要らなくなる。では、先生は何をしたらいいのか。
今、文部科学省が考えなければならない最大の問題はこれなのだ。」

 また鈴木寛氏の講義では、「産業革命後のイギリスで生まれたマス・エデュケー
ション型の教育を、日本は1900年から100年間やってきた。しかし情報社会においては、
暗記力と再現力という能力は、さして重要な能力ではなくなる。教える側としては、
学習指導要領じゃなくて、まさにインタラクティブでライブなコミュニケーション
を子どもたちにどれだけとらせるかということが重要になってくる」という話を聞いた。

●主体的市民を育てるには何が必要か?

 刺激的な講師の話や一新塾で市民活動から社会を変えて行こうとする塾生の刺激
を受け、私は大学を卒業してすぐに教師にならず一度社会で働く道を選んだ。その後、
地元の沖縄に帰ってきて30歳で私立学校の教員になった。

 学校現場では数学を教えながら、「主体的市民を育てるにはどうしたらいいか」
というのを考えている。また生徒が「とにかく自分の頭で考えること」ができる
ように なるにはどうしたらいいのか常に試行錯誤の連続だ。

 昨年は地域のコミュニティ放送局と一緒に企画して、「中学校の生徒会選挙」の
公開討論会をラジオで放送した。政治に無関心な若者が多いというが、それは立候
補者の意見を聞いて自分達の代表を選ぶという経験をしたことが無いからだと思う。
投票権のない中学生であっても生徒会長選挙で投票することはできる。選挙の立候
補者は「学校を良くする為にどうしたらいいのか」とマニフェストを宣言し、生徒達
はマニフェストと立候補者の熱意を基準に自分の思いを一票に託した。
▼どうする生徒会!? 会長選、8候補がラジオ討論(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-170252-storytopic-7.html

 また学校と地域をつなげる実践の話が広まり、今年の元旦には「知事にプレゼン!
〜沖縄の明日を描く若手たち〜」というテレビ番組に生徒と一緒に出演することが
できた。学校現場での思いや生徒が感じていることを知事に直接提案した。生徒から
仲井眞知事へ「中高生に向けた県内の優れた企業を紹介する広報誌を作ってほしい」
という提案を行い、知事は「いいですね、すぐやりましょう!」と応えてくれた。
実際に県の担当者が事業化へ動いている。
▼「知事にプレゼン!〜沖縄の明日を描く若手たち〜」
http://www.goodjob-okinawa.info/page/797.html

●小さな一歩から

 私が地元の沖縄でできることは、とても小さなことだと思っている。10年前
には「日本の教育を変えたい」と思っていたが、私の些細な行動がどれだけ
周りを変えられるかはわからない。20代の10年間は自分で何ができるのかを
迷い、自信を無くすことも多々あったが、ようやくスタートラインに立てたと
思っている。これから10年間は学校現場で教師という仕事に打ち込みたい。
今は目の前の生徒一人一人と可能な限り向き合い、少しでもキッカケを与える
ことができればと思う。

 最後に私が10年前に一新塾での鈴木寛氏の講義で聞いた言葉を、皆さんに
伝えたい。

「いずれも非常に小さな一歩かもしれません。しかしパラダイムチェンジと
いうのは、そういう小さなことから始まって、あるときハウリング現象を
起こして社会が変わっていく。そういう意味では、大きな一歩ではないか
と思っています。」

    

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■■■■            【 参加者募集 】
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■■            一新塾 第28期(5月開講) 説明会
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■■■■       〜東京・名古屋・大阪・沖縄で開催!〜
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一新塾第28期の説明会&体験ワークショップを下記日程にて開催いたします。

説明会では、映像を交えながら一新塾でどのように学び、どのように仲間
と切磋琢磨し、どのようにプロジェクトを立ち上げ、どのようにアクション
していくのかを、わかりやすくお伝えさせていただきます。
さらに、市民が社会創造に参加するための知恵のエッセンスもお伝えさせて
いただきます。

日本は今、大きな試練に遭遇していますが、こうした状況だからこそ、
一人ひとりが自らの志を邁進して、
全員参加で新しい日本の創造に挑戦してゆきたいと思います。

皆様とお会いできますこと楽しみにしています。

 説明会の主な内容(予定):
●激動の時代だからこそ、削ぎ落とす学びでミッションを鮮明に!
●「自分の人生」と「社会の現実」を交じり合わせる現場主義
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク『6つの箱』
●誰もが社会創造に参加できる「志のコミュニティ」とは?
●1年間でここまで変る!(学び、発見、成長、同志)
●三束のわらじを履こう!〜「社会起業」「政策提言」「市民プロジェクト」
●OB / OGとの交流タイム・質問タイム

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【東京本科 説明会&体験ワークショップ】
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日時:2011年4月16日(土)15:00〜17:30【定員になりました】
    2011年4月20日(水)19:30〜21:40
    2011年4月27日(水)19:30〜21:40
    2011年5月 7日(土)15:00〜17:30

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
(地図)http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

 講  師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【大阪地域科 説明会&体験ワークショップ】
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 日時:2011年4月23日(土)13:30〜16:00

 会場:「難波市民学習センター」
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
(地図)http://www.osakademanabu.com/namba/

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【名古屋地域科 説明会&体験ワークショップ】
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 日時:2011年4月24日(日)13:30〜16:00

 会場:「ウィルあいち」
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地
(地図)http://www.will.pref.aichi.jp/shisetsu/main01_v.html

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

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【沖縄(通信科)説明会】
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※沖縄の運営スタッフ(卒塾生)にて担当させていただきます。

 日 時:2011年4月23日(土)19:00〜21:00

 場 所:那覇市NPO活動支援センター 
(住所)沖縄県那覇市牧志3丁目2−10ぶんかテンブス館3階
(地図)http://www.city.naha.okinawa.jp/npo/map.htm

 参加費:無料

 

< 一新塾「第28期」概要 >━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◎開 講:2011年5月29日(日)
◎期 間:12ヶ月、『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
       平日夜間・土日で学びます(月4〜5回程度)
◎コース:政策提言・実現コース
       社会起業コース
       市民プロジェクトコース
◎ 科 :本 科(東京)
      地域科(大阪・名古屋)
      通信科
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