2010/02
/4 【一新塾ニュース】第408号:
塾生活動レポート
『Human+Nature Project 〜一新塾でのプロジェクト活動を振り返って 』


☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
          一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第408号 】 発行日:2010年2月4日
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆


■ 塾生活動レポート
            『 Human+Nature Project 』
         〜一新塾でのプロジェクト活動を振り返って〜

                    一新塾第23期本科   東 大史

■【参加者募集】 「第26期説明会」 2010年5月30日(日) 開講

       東 京 :4月 3日(土) 15:00〜17:30
             4月 7日(水) 19:30〜21:30
             4月10日(土) 15:00〜17:30
       大 阪 :3月20日(土) 13:30〜16:00
       名古屋 :3月21日(日) 13:30〜16:00
       福 岡 :3月22日(月祝)13:30〜16:00

      → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
=============================================================

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
1年間の一新塾プログラムは『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
の大きな3つ柱からなります。

『プロジェクト実践』では、自らのミッション基軸でテーマを定め、同志を募り、
現場主義で社会変革に挑みます。毎年、全国で約40の新しいプロジェクトが
誕生しています。プロジェクトの成果だけでなくメンバー全員にとって、
主体的市民への目覚めと成長の機会になるのが一新塾プロジェクトの特徴です。
入塾して3カ月目にプロジェクト活動が始まり、卒塾までコンサルテーション
を受けながら活動していきます。

さて、今回は昨年11月に卒塾をしたばかりの第23期生 東大史さんより
1年間の一新塾でのプロジェクト実践を振り返ってのメッセージをいただきました。
東さんの活動は、先日1月25日の「山梨日日新聞」にも掲載されるなど、卒塾後も
ますます広がりを見せています。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/01/25/2.html

■■■■■□───────────────────────────
■■■■ 塾生活動レポート
■■■
■■           『 Human+Nature Project 』
■■■     〜一新塾でのプロジェクト活動を振り返って〜
■■■
■■■■                 一新塾第23期本科
■■■■■□              (株)エコブランド代表取締役  東 大史

第23期生の東大史です。在塾中に「Human +Nature プロジェクト」を立ち上げ
活動。昨年、11月に卒塾しました。

私たちのプロジェクトチーム活動の成果は、仲間です。
同じ一新塾23期として偶然に知り合った若者たち5人が、プロジェクト活動を
通じて成長し、お互いを尊敬・刺激し合える仲間となっていった過程こそが、
我々が得た最大の宝です。

●プロジェクト立ち上げ!

環境問題を義務や責任感ではなく、楽しみながら活動を広めていきたい、、
「エコジョイメント活動」と名付けて、森林での間伐活動に合コンの要素を
組み合わせたのは、ほんの思いつきでした。「ecoコン」で、とりあえず
プロジェクトを立ち上げてみよう!
仲間が集まれば万々歳、集まらなくても個人的に面白く活動できれば良いや。
そんな軽い気持ちで始めたプロジェクトに4人のメンバーが賛同して集まって
くれました。

年齢も近く、それぞれ個性的なメンバーでどうやって一緒に活動していくのか、
手探り状態ではじめていきました。幸いにも、知人の伝手で私有林を使わせて
いただくことが可能となり、ecoコンの現場が見つかりました。

●ほろ苦デビュー

早い展開に有頂天になり、さっそく5月に第一回ecoコンを開催します。
実際に開催してみると、、参加者の満足度は低く、反省点の多かったほろ苦い
デビューでした。
欲張って森に居る時間を長くしたせいで、逆にイベント自体が間延びしてしまい、
間伐時の安全管理も疎かになっている状態での完璧には程遠い運営になっていました。

急きょ、6月の開催を取りやめ、スタッフとともに再び現地に赴いて
シミュレーションを行ないました。我々がただ楽しむためにイベントを開催して
よいのか?もっと多くの方々を巻き込むためには、もっと使命感に基づいた想いが
必要なのではないか?

メンバーと話して、まずイベント開催ありきで考えていた自分に気づき、反省しました。
単なる地域資源を消費するイベント屋さんであれば、それは観光業と何ら変わら
ないのです。それよりも、いかに参加者に森林利用に関する“気づき”を提供するか、
現地の方々に自分たちが持っている宝物に気づいていただくか、それを考えるように
なりました。

アイディア勝負で様々なイベントを企画することは、これまでも得意でした。
でもイベントの後が継続しないのは、その日を刹那的に楽しむ形になってしまって
いたからです。
継続して、多くの方々を巻き込んでいかなければならない。頭で分かっていたことが
腑に落ちたのは、失敗を経験したからでした。

●毎日新聞の夕刊一面トップを飾る!

7月に、第2回のecoコンを開催しました。
今度はちゃんと参加者にご満足いただけるように、間伐作業が間延びしないように
気を使い、参加者同士が自然に触れ合えるようなプログラムを用意しました。
また、視覚だけではなくて嗅覚や聴覚、触覚など五感を刺激するようなアクティビティ
を仕掛けていくことによって、参加者に喜んでもらえるということを発見しました。

メンバー一同、いかに参加者に喜んでもらえるかとサービス精神を発揮した結果、
参加者の満足度は非常に高くなりました。また参加したいという声をいただくことが
でき、主催者冥利に尽きるとはこのことを言うのだと実感しました。
(実際、リピーターとなってご参加いただく方がここから多く生まれました。)

それから、我々の活動は軌道に乗りました。
各メンバーそれぞれの事情があって、参加できない会があったりもしましたが、
それぞれがフォローし合って盛り上げていくという連帯意識が生まれ、仲間が
出来上がりました。

主催者たちが楽しそうなイベントは魅力的であると周囲の方々にも言われるようになり、
それとともに口コミでうわさがうわさを呼び、多くのメディアにご注目いただくように
なっていきました。ついには毎日新聞の夕刊一面トップを飾るような社会現象となり、
私の思いつきであった些細なアイディアが形となって世の中に出ていく、
貴重な経験をした1年となりました。

メンバーとはイベント毎に実践と反省会を重ね、どんどんそれぞれの人生に入り込んで
いくようになりました。みんなが目標を持って生きており、自然とお互いに支援
していく関係と口でキレイ事を言うのはカンタンですが、やはり信頼関係がなければ
続かないのです。

●日本が持つ宝である森林を活かしていくために

ecoコンの活動は、合コンという名称を冠しているだけあって、独身の恋人探しといった
側面を持っています。逆に、それ以外の層に対しては拒絶されているかのような印象
もあります。
でも、まずニッチな活動を広めていくためには対象を狭めていく必要があり、
そこで濃密なコンテンツと話題性を喚起した上で大きく展開していくのが王道です。

だからこの1年のecoコンの活動は、充実した間伐体験と地産地消、地域活性化という
コンテンツの充実と、メディアを中心とした話題づくりという点で成功したと考えています。

それとともに、今後さらにおおきく発展していくために、より多彩なコンテンツと
多くの方々に訴求できるような魅力を備えていかなくてはいけないとも思っています。

一新塾23期は11月で卒塾しましたが、むしろこれからが本番です。
日本が持つ宝である森林を活かしていくために、この上ない仲間たちを得た私は
より大きな目標の達成に向けてまい進していきたいと決意を新たにした次第です。

 

■■■■■□───────────────────────────
■■■■            【 参加者募集 】
■■■       
■■          一新塾 第26期(5月開講) 説明会
■■■        〜東京・大阪・名古屋・福岡で開催!〜
■■■■
■■■■■□───────────────────────────

 いよいよ「一新塾第26期」(5月開講)の説明会を3月より開始します。
タイトルは、「“根っこ力”で社会変革!」です。開催は、東京・大阪・福岡・名古屋
の4か所です。

 説明会では、市民が社会創造に参加するための知恵のエッセンス、そして、
最新の一新塾の状況をお伝えさせていただきます。
ぜひとも、一新塾の空気を感じていただければ幸いです。

なお、各回の説明会および第26期の塾生募集につきましては定員がございます。
ぜひ、お早めのお申込みをいただければ幸いでございます。

それでは、皆さまのご参加、お待ちしています!

【説明会の主な内容】-----------------------------------------
  ●激動の時代だからこそ、削ぎ落とす学びでミッションを鮮明に!
  ●「自分の人生」と「社会の現実」を交じり合わせる現場主義
  ●「根っこ」と「幹」がつながる目覚めの連鎖
  ●誰もが社会創造に参加できる「志のコミュニティ」とは?
  ●1年間でここまで変る!(学び、成長、発見、同志)
  ●三束のわらじを履こう!〜「社会起業」「政策提言」「市民プロジェクト」
  ●OB/OGとの交流タイム・質問タイム
---------------------------------------------------------

--------------------
【東京本科 説明会】
--------------------
  日時:(1)2010年4月 3日(土)15:00〜17:30
     (2)2010年4月 7日(水)19:30〜21:30
     (3)2010年4月10日(土)15:00〜17:30 
       (※まずは確定した日程です。ご都合あわない方はこの先も予定しています。)

 会場:一新塾セミナールーム
     (住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
     (地図)http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html

 テーマ:「“根っこ力”で社会変革!」

 講  師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

---------------------
【大阪地域科 説明会】
---------------------
  日時:2010年3月20日(土)13:30〜16:00

 会場:難波市民学習センター 展示室
     (住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階
     (地図)http://www.osakademanabu.com/namba/

 テーマ:「“根っこ力”で社会変革!」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

---------------------
【福岡地域科 説明会】
---------------------
  日時:2010年3月21日(日)13:30〜16:00

 会場:アクロス福岡 609会議室
     (住所)福岡市中央区天神1丁目1番1号
     (地図)http://www.acros.or.jp/access/

 テーマ:「“根っこ力”で社会変革!」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

-----------------------
【名古屋地域科 説明会】
-----------------------
  日時:2010年3月22日(月祝)13:30〜16:00

 会場:名古屋市青少年文化センター 第3研修室
     (住所)名古屋市中区栄三丁目18番1号ナディアパーク内デザインセンタービル9
     (地図)http://www.h6.dion.ne.jp/~artopia/koutsuu/index.html

 テーマ:「“根っこ力”で社会変革!」

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

 参加費:無料

< 一新塾「第26期」概要 >━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  ◎開 講:2010年5月30日(日)
  ◎期 間:12ヶ月、『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
       平日夜間・土日で学びます(月4〜5回程度)
  ◎コース:政策提言・実現コース
       社会起業コース
       市民プロジェクトコース
  ◎ 科 :本 科(東京)
       地域科(大阪・福岡・名古屋)
       通信科
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 


一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ!」メールマガジンのページに戻る