2009/12/3 【一新塾ニュース】第405号:
塾生活動レポート『きっと明日は今日より幸せな社会になっている
〜「横浜英語村」事業の政策提言、実現!』
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一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
【 第405号 】 発行日:2009年12月3日
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■ 塾生活動レポート
『きっと明日は今日より幸せな社会になっている 』
〜「横浜英語村」事業の政策提言、実現!〜
一新塾第9期通信科 横浜市会議員 片桐のり子
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
一新塾23期の株式会社ありがトン代表・澤登和夫さんより、今、お電話を
いただきました。明日12月4日(金)NHKテレビの生放送の討論番組
「日本の、これから−自殺」 (NHK総合:22時〜23時30分)に論者の一人
として出演されるそうです。ご関心ある方、ぜひ、ご覧ください!
→ http://www.nhk.or.jp/korekara/
さて、今回は、横浜市の自治体改革のフロントランナーとして、奮闘され
ている9期(2002年卒)の片桐紀子さんです。2002年当時、アメリカで日本語の
語学教師をされていた片桐さんは、地元の横浜で新市長が誕生したニュースを
知り、「こうしちゃいられない。自分も既成組織にとらわれない新しい政治を
つくりたい。大きな政治の変革に自らかかわりたい。」と感じられ、帰国。
組織も知名度も一切ない中で地域に飛び込み、わずか4ヶ月で横浜市会議員に
初当選。現在、二期目で日々、地域で奮闘中です。
それでは、片桐さんの熱きメッセージをお届けさせていただきます。
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■■■■ 塾生活動レポート
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■■ 『きっと明日は今日より幸せな社会になっている 』
■■■ 〜「横浜英語村」事業の政策提言、実現!〜
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■■■■■□ 一新塾第9期 通信科 横浜市会議員 片桐のり子
平成15年の統一地方選挙で当選させていただき、横浜市政に携わって
6年半が過ぎた。一期目は「とにかく地域に馴染まなければ・・・」と我武者羅
に地域活動をしていたように思う。元旦を除いた364日間、連日、陳情等の
処理に追われる日が続き、直接議会に関わる活動ではない仕事が9割を占めて
いるようで、心のどこかで矛盾を感じつつ「自分の使命は何か?」ということ
を振り返る間もなく月日を重ねてしまっていたように思う。
二期目に入ると、精神的に少し余裕ができた。「ふと我に返った」と言った方
が良いかもしれない。市会議員は福祉・教育・経済・道路・下水道・・・と、
全てをこなす「何でも屋」でなければならないが、一方、各議員の経歴やバック
グラウンドによって強い分野があり、それぞれの知識・経験を活かした活動や
提言をしていくことも非常に重要であると思う。
●小学校英語教育
さて、私の場合、教育分野を専門としており、一期目からの公約の一つに
「小学校からの英語教育の実施」を提言してきた。
横浜は今年で開港150周年を迎えた国際都市でもあり、早くから国際理解
教育という名称で異文化理解の教育が小学校で行われている。しかし、英語教育
となると、他都市に遅れをとっており、英会話塾や私立校に通わせるほど経済的
に余裕のない家庭の子どもは外国語を学ぶ楽しさや必要性に気付く機会すら与え
られないとの不満も寄せられていた。
私立校への進学率が高まる近年、公教育においても今日のグローバル時代に
合わせた外国語教育の充実は急務である。議会での質問などを通して、早期
英語教育の実施を訴え、結果として、横浜市では全国に先駆けて、小学校英語
教育(活動)が始まることとなり、公約は実現する運びとなった。
今年度から、市内全小学校の1年生より外国語活動(英語教育)が実施され、
今後は小中9年間一貫の英語教育カリキュラムを推進していく。
●「英語村」事業の提言
近隣アジア諸国では、国や自治体が英語教育施策に重点を置き、真剣に取り
組んでいる。
日本と同様に英語熱の高まる韓国では、小学生からの英語学習が盛んで、
英語圏への親子留学が流行となっている。家計に大きな負担がかかり、各家庭
の収入格差によって子どもの教育にも差が出てしまうという懸念から、政府は
子ども達が格安で英語学習・異文化体験ができる宿泊型国内留学施設「英語村」
を数箇所設置した。ここはディズニーランドのようなテーマパーク型の施設で、
一歩入ると外国を訪れたかのような建物が並び、英語村内では全て英語で
コミュニケーションをとるようになっている。また、ここは英語教員の研修施設
としても利用されている。
確かに横浜でこのような施設を作ることは難しい。しかし、短期間、会場や
施設を借り、「英語村」の場面設定を整えて実施することは可能だ。
●提言が実現!
平成21年夏、2日間にわたり、小学校高学年を対象に初めての「横浜英語村」
が開催された。外国人講師と英語漬けの一日を過ごす体験的学習に、募集定員の
4倍をこえる応募があった。
英語村では、児童はパスポートを使って入村審査を通過した後、12カ国16人の
外国人講師と英語を媒体としてゲーム・ダンスや英語村通貨を使っての買い物を
体験し、英語によるコミュニケーションの楽しさ・大切さを学んだ。積極的に
英語で会話をする姿勢が養え、今回の実施が効果的かつ反響も大きかったことから、
来年度は予算を確保し、募集人数を増やして開催することが決定した。
市長から提出された議案を承認する機関である地方議会では、議員の立場で
公約達成と言うのはむずかしい。しかし、地方議員であっても提言を行い、
それを実現に導くことはできるのだ。
もちろん、この英語教育の推進についても、私個人で実現できたわけではなく、
他会派議員も含めた多くの方々の応援があり、実施レベルに落とし込む作業を
してくれる行政や、予算執行に議会の承認を得たからこそ実現したものである。
「誰が実現したか」「どの議員の功績か」なんて、そんなことはどうだっていい。
大切なのは、少しずつでも実現に近づき、そして、私たちを取巻く社会・環境が
昨日よりも一歩前進していくことだ。
時間はかかるが達成感もある。日々の陳情処理も大切だが、同様に、今後も
提言実現に向けて頑張っていきたいと思っている。
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