2009/09/15 【一新塾ニュース】第394号:
塾生活動レポート『沖縄から日本の教育を変える』
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一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
【 第394号 】 発行日:2009年9月15日
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■ 塾生活動レポート
『 沖縄から日本の教育を変える 』
〜教育改革は革命である。教育改革に参戦せよ〜
第8・10・20・24期生 東濱克紀
■【 参加者募集!】2009年11月8日開講「第25期説明会」
東 京:10月14日(水) 19:30〜21:30 ほか
大 阪:10月10日(土) 13:30〜16:00
名古屋:10月11日(日) 13:30〜16:00
福 岡:10月12日(月祝)13:30〜16:00
沖 縄: 9月19日(土) 18:00〜19:00
→ http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は沖縄で教育改革に燃える東濱克紀さんよりメッセージをいただき
ました。はじめて出会ったのは8年前、当時、大学生だった東濱さんの
「知識もありません。人生経験もたりません。やる気と気合でがんばります!」
とのエネルギーあふれる自己紹介が印象的でした。その後も、人生の勝負どころ
で一新塾に再入塾をされ、現場主義でPlan→Do→Seeを回しながらビジョン実現
に邁進されています。
(9月19日には、沖縄での第25期説明会を一新塾沖縄運営スタッフとして
ご担当いただきます)
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■■■■ 塾生活動レポート
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■■ 『 沖縄から日本の教育を変える 』
■■ 〜教育改革は革命である。教育改革に参戦せよ〜
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■■■■ 一新塾第8・10・20・24期
■■■■■□ 沖縄運営スタッフ 東濱克紀
「私が一新塾を志望した動機は『主体的市民を育てる』という言葉に強く
共感するところが大きかったからである。私はごく普通の大学生であるが、
私の周りに関係する社会問題や、政治活動にもそれなりに関心がある。
市民レベルでの活動にも興味があるが、それが直接社会を変える原動力に
なっているように実感できることはなかった。
市民一人一人がどのようにしたら社会をよりよく変えていくことができる
のか。その方法手段を一新塾で学ぶことにより体得できるのではないか。
その思いが一番の動機である。もう一つの動機は、大前研一氏がMITでの
留学体験で一番学んだことである『とにかく自分の頭で考えること』を
できるようにしたいと思ったからである。日本の教育では情報のインプット
能力だけを評価して、アウトプット能力や情報を自分で判断する能力を鍛える
訓練を行なっていない。一新塾に入学すればこの能力を伸ばすことが可能
であるのではないかと思っている。」
上の文章は私が8年前に書いた一新塾第8期の志望動機のレポートだ。
私が一新塾に最初に入塾したのは東京にいる頃で、まだ社会のことをよく知らない
大学生の頃だった。漠然とよのなかに対して疑問を持っていても、具体的にどう
したら変えられるのか、当時の私はまったく知らなかった。入塾した8年前から
私の活動を振り返り、この場を借りて今後に向けての決意表明をしたいと思う。
●日本の教育を変えたいと思った。だけどどうしたらいいのかわからなかった。
8年前の私は大学3年生で就職活動をしていた。ある会社の説明会で社長に質問
する機会があり「この会社に入社したら日本の教育を変えることができますか?」
という質問をした。会社説明会の内容にはあまり関係無いにも関わらず、社長は
丁寧に答えてくれた。
「君が世の中でおかしいなと思っていることは君がやらなくても、僕がやらなくても
30年もしたら変わっているよ。だけどその30年を10年にしたいよね。君が本当に
教育を変えたいと思っているのなら、文部科学省でなくても、この会社でなくても、
教育と全然関係ない会社であっても変えることができるよ。君が発信しつづけたらね。
その分野で第一人者の人に会っていけばいい。もうそういう人を知っているんだろ?」
とアドバイスを頂いた。
●人生のメンター 藤原和博氏との出会い
その会社説明会の数日後、東京都で民間人初の公立中学校の校長先生になる
藤原和博さんの講演会に参加する機会があった。講演会の中で初めて「社会起業家
(ソーシャルアントレプレナー)」という言葉を聞いた。藤原さんからは「昔は公的
な仕事をしようとしたら官僚になるか先生になるしかなかった。でも今は大手で力を
つけて学んだ後、社会に身を投じる人が増えてきた」「革命はたった一人からはじまる。
たった一人がはじめて、それにみんながよっていく。まず一人でつっぱしって、
それにみんながついていく。それにリスクがあればあるほどみんなついていく。
たとえそれが失敗しても、それが話のネタになる。語ることがない人は、まず語る
失敗ネタから作っていこう」というアドバイスを頂いた。
●NPO沖縄学力向上の会を立ち上げる
大学卒業後、4年ほど民間企業で働き地元の沖縄に帰ってきた。地元の沖縄で
新たな活動をしたいと思い一新塾第20期の通信科に再入塾した。また事務局の
森嶋さんからの誘いもあり沖縄拠点の運営スタッフを担当させてもらうことに
なった。沖縄に帰るのを藤原和博さんに報告したら「よのなか科を沖縄で広める
ために、高校教諭の森弘達先生の授業を手伝ってほしい」とメールを頂いた。
一新塾のOBであり、そして一新塾講師でもある森弘達先生は沖縄で初めて
よのなか科の授業を行っていた。
全国学力テストで二年連続最下位だった沖縄の教育を何とかしなければいけない
と思い、私はNPO沖縄学力向上の会を設立した。また今年の2月には、藤原和博さん
を講師に招き「沖縄から日本の教育を変える」というタイトルで教育講演会を行った。
▼2009年2月25日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-141105-storytopic-7.html
●今後の目標
一新塾に入塾した時の志望動機「市民一人一人がどのようにしたら社会を
よりよく変えていくことができるのか」というテーマは今でも試行錯誤している。
まずは自らの想いを発信して一歩を踏み出すこと。そして一人で突っ走ることで
それにみんながついていく。私の今後の目標は、藤原和博さんの開発した
よのなか科の授業を沖縄県内の学校へ広めていくことだ。そして45歳までには
地元の公立中学校の校長になりたい。
8年前に普通の大学生だった私がミッションを見つけることができたのは、
一新塾に出会ったことが大きなきっかけだった。ぜひ一人でも多くの人へ
「主体的市民」になるきっかけを与えたい。
最後に私からの皆さんへのメッセージです。
「革命はたった一人からはじまる。参戦せよ。」
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