2009/07/7 【一新塾ニュース】第389号:
『地域の協働で創りあげた「子育て応援 わいわいEXPO2009」』
                   〜大田区に明るく元気な笑い声が響いた1日〜


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         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
          【 第389号 】 発行日:2009年7月7日
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■ 塾生活動レポート

  『 地域の協働で創りあげた「子育て応援 わいわいEXPO2009」』

        〜大田区に明るく元気な笑い声が響いた1日〜

                        第21期 東京本科  菊地 真紀子==========================================================

  メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
  今回は東京都大田区で素晴らしい地域の協働を生み出した第21期生の
菊地真紀子さんのメッセージをお届けします。
菊地さんは、08年11月に21期を卒塾された後も、現場主義での活動に邁進され、
様々な立場の地域の人たちと、共感、共鳴の輪を広げられました。
  大盛況だった「子育て応援 わいわいEXPO 2009」の舞台裏のドラマを、
ぜひ、ご一読ください!

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■   『地域の協働で創りあげた「子育て応援 わいわいEXPO 2009」』
■■■        〜大田区に明るく元気な笑い声が響いた1日〜
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■■■■■□               一新塾第21期   菊地 真紀子


●子育て応援 わいわいEXPO 2009

 6月14日日曜日、私が実行委員長をつとめた「子育て応援 わいわいEXPO 2009」
が地元、東京都大田区で無事開催されました。

 「子育て応援 わいわいEXPO 2009」は、子どもと家族、子育て支援者、
多様な人たちが連携し共に考え、協働してつくりあげたイベントです。

 EXPOを実施することで、「子どもは未来を担う大切な宝であり、地域全体
で育むもの」と、すべての人が認識して尊重しあい協働しあう地域にすることを
目標としました。

 一方、大田区の現状は、「子育て中に孤立してしまうママが多い」「ワーキング
マザーにとって厳しい現実」「活動をしている団体どうしの連携がなく、支援する
側とされる側に溝ができていた」といった問題がありました。

 その根本原因は、他者とつながるコミュニケーション力の低下、成果主義、自分
のことだけで精一杯、他人がライバルといった意識に、経済的な不安が重なった
ことではないかと考えました。

 私自身も、地域には自分の居場所はないと感じていた一人で、問題解決は、
子育て中のママがやるべきと決めつけ、市民の力や地域コミュニティの存在を
信じていなかったのです。

  2007年11月、「本当の自分らしく生きたい」という思いで一新塾の門をたたき
ました。「自分でなくても誰かがなんとかする」という主体性のない自分も
リーダーとして場を与えられたら少しは変われるかもしれないと考えて、
「ギャングエイジ・シェアリングキャンプ」プロジェクトを立ち上げました。
  チーム活動のテーマは、今の自分を形成した子どもの頃の環境を振り返り、
父親がわりとして関わった姪の成長を思い「ギャングエイジの子どもの居場所づくり」
「地域全体で子どもを支えるしくみづくり」としました。

 大田区の現場に飛び込み行動する中で、徐々に自分に与えられた使命だと
確信して「子育て応援 わいわいEXPO 2009」の実行委員長になりました。
市民が主体の子育て応援イベントを続けていくことが重要で、未来につなげたい
と思ったのです。

 それからは、今まで全く関わっていなかった地域コミュニティへ飛び込んで、
いろいろな人に会って、話を聴いて、思い(ビジョン)を伝え、参加を呼びかけました。
ひとりひとりが夫々思いがあることを知り、心から信頼できる仲間もできました。

 半年以上の準備期間を経て迎えた当日。裏方ボランティア140名、当日参加人数1,450名、
ママの活動グループ、子育て支援団体、大田ものづくり企業、行政関連など
多様な団体、個人、老若男女が協力しあい、たくさんの子どもと家族が訪れ、
明るく元気な笑い声が響いた1日となりました。

●一新塾で学んだこと

  チーム活動を通じて、「ビジョンが明確でない」「根っこは何?」
「自分たちならではの強みは?」「リーダーとしての役割とは?」
「メンバーのやる気を維持するためには?」何度も自他ともに問いかけながら、
1つ1つクリアにした経験が今回の活動においても非常に役に立ち、どうにか
役割を果たすことができました。

●新しい目標

 当日は区長はじめ副区長、区の関係職員、区議会議員など政策担当者も多数
見学に訪れました。地域連携力、市民のパワーを見て驚きと共に期待を持って、
「地域子育てを市民が主体となり行政が応援する」ことを確認しました。
今後は政策提言に繋げていきます。

 さて、活動する中で、今後の私の方向も定まりました。キーワードは「自立」。
「自立」というと孤立するイメージですが実際は違います。ありのままの自分を
受け入れ誇りを持ち、同じように他を尊重し、多様性を受け入れ、連携できること。
他のために労をおしまず、社会につながっていること。それらが私の考える「自立」です。

 具体的には(1)子どもの自立=教育 (2)若者の自立=就労・起業・創業支援、
(3)男女の自立=ワークライフバランス (4)障がい者、高齢者の自立=地域福祉
(5)市民の自立=地域自治 (6)地域の自立=地域主権、それぞれを縦割り
ではなく横串でつなぐもの=地域コミュニティのあり方をしっかり見据えることです。

 その活動のための拠点作り、誰もが気軽に集えるプラットフォームを作ること、
商店街の空き店舗などを有効活用して 食べて 語れて 学べて 仕事ができて
お互いが尊重しあい、支えあい、協働できる場所を地域の中に造る。
主体的な市民が運営していく場作り、しくみづくりが次の私の目標となりました。
私の挑戦はまだまだ続きます。

 

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