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         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
            【 第350号 】 発行日:2008年10月5日
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目次

■ プログラム紹介 『一新塾の「行動実践型」プログラムとは? (2)』
                       〜第2ステージ:問題発見期 〜

■ 第23期講座&説明会(無料)の予定〜東京・沖縄で開催!

    → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

■ 公開講座の予定

     → http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
  この1〜2年で、一新塾のプログラムは大きく進化し、個々のニーズに合わせて、
個別コンサルティングが格段に充実してきています。

(A) 漠然としたミッションの方でも、短期間で鮮明に定めるコンサルティング。
(B)定まったミッションを政策や事業計画などプランニングに落としこむコンサルティング。
(C)そして、プランニングを実際の社会で実験し、それに対しての戦略コンサルティング。

時代が「市民の力」を求める今、このタイミングだからこそ、
一新塾の支援プログラムは進化し続けることができました。

さて、今回は「行動実践型教育」のプログラム紹介の第2弾。

 第1ステージ:ミッション 探究 期
 第2ステージ:問 題 発 見 期
 第3ステージ:社 会 実 験 期
 第4ステージ:プロジェクト展開期

上記の「4つのステージ」の内、
第2ステージ「問題発見期」についてのご案内です。

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■■■          一新塾第23期  プログラム紹介
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■■      『 一新塾の「行動実践型」プログラムとは?(2)』
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■■■■          〜第2ステージ:問題発見期〜
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●主義主張を越えた議論

日本では、バックグラウンドの違う者同士で真剣に議論できる機会があまりありません。
また、同じ価値観の者同士の議論では、問題を一つの側面からしかとらえられず、
新しい創造は生みだすのは困難です。

真の問題発見のためには主義主張を超えた議論が有効です。思わぬ発想に出くわしたり、
自分が信じていた見方が覆されたりします。だから問題の核心に迫れるのです。
また、異質と異質が交わるからこその計り知れない創造性の爆発も起こっています。

●インタラクティブな議論

講義は、講師から何かを与えてもらうのではありません。自らの問いをぶつけることで、
自分が知りたいことを得ていく主体的な学びの場です。また、自分たちのチーム
プロジェクト活動のために知恵を得る場でもあります。さらに、講師の姿勢と自分の
姿勢を比較することで、毎回の講義が主体的市民を生きるための知恵で溢れます。
それゆえ、授業時間の後半は講師への質問や意見交換の時間として十分に確保してい
ます。講義部分では聞けなかった秘伝の知恵も講師からどんどん引き出すことができます。

●問題解決フレームワーク「6つの箱」

どの分野でも、あらゆる問題解決で活用できる奥深いフレームです。
 ◎ 講師の姿勢を自分のものに!
 ◎ 軸のぶれない「政策立案」や「事業計画立案」に有効!
  (詳しくは、パンフレットに「6つの箱」をカラーの図で掲載中ですので、
   ぜひ、資料請求ください。)
   → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html

●現場視察

一新塾では、“現場主義”がモットー!“現場主義”を一新塾流に定義すれば、
「自分のテーマ」と「社会のテーマ」を交じり合わせて問題解決に挑むこと。
各チームは月に一度は現場視察をすることを奨励しています。
現場に赴き五感で感じてから当事者意識を持って取り組むことを、何よりも
大切にしています。

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第2ステージ「問題発見期」では、社会問題の表層だけでなく、その裏の構造を
見破る力を鍛錬していきます。
問題の構造を既成概念を砕いて見開かせてくれる23期の講師の方々。
今回はお二人をご紹介させていただきます。

■目からウロコのまちづくりの伝道師、藻谷浩介氏(日本政策投資銀行地域企画部参事役)

お一人目は、旅行と地理が何よりも好きで、自転車、鉄道、車などあらゆる手段により、
平成合併前の3200の市町村の99.9%をおおむね自費で巡歴した徹底した現場主義者の
藻谷浩介さんです。 

一般常識のデタラメを次から次へと斬っていきます。
例えば、世の中では少子化が大きな社会問題で叫ばれていますが、

「失われた10年の間少子化はまったく進んでいない!」

と藻谷さんは言い切ります。
本当かなと思って、90年代の数字を見てみますと「出生者数」は横ばいで絶対数は
減っていないのです。
なぜでしょうか?
それは、子どもを産む年齢に達した段階ジュニアの親の数が増えていたからです。

藻谷さんは、「日本人は空気読めない(KY)が問題じゃなくて数字読めないのが問題!」
と喝破します。

現場主義のミクロの視点に加え、グローバルに俯瞰する鳥の目も持ち、
藻谷さんからの一言一言に、私たちは既成概念を根本から打ち砕かれます。
藻谷さんの独自の鋭い視点の講義に目からウロコが何度も落ちることでしょう。

■破綻した夕張市民病院の再生と医療改革の最前線を突っ走る村上智彦氏
(医療法人財団夕張希望の杜理事長) 

2006年に財政が破綻した夕張市。同時に市民病院の経営も破綻しました。
委託費など市からの資金は一切出ない中、巨額の赤字を抱えた市立病院を、
再び地域の医療拠点として立て直そうと医師である村上さんが
「医療法人財団 夕張希望の杜」理事長として経営を引き継ぎました。

村上さんは、東京の離島や瀬棚町(現せたな町)の診療所などで地域医療の
経験の持ち主。
「せっかく破綻したのだから夕張市は日本で唯一「改善」ではなくて「改革」ができる町」
と腰を据えて格闘しています。

NHKスペシャル「地域の医療はよみがえるか〜夕張からの報告〜」でも
この奮闘の様子が放映されました。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071001.html

また、「公設民営」の診療所方式(19床)と老人保健施設(40床)を選択し、
往診による在宅医療を進めています。
20床以上の病院であれば5年間交付される地方交付税交付金を拒否して、
交付金に頼らない新しい地域医療に挑戦しています

さらに、医師が疲れ果ててしまう原因であるコンビニ医療とも烈しく戦っています。
財政危機、人口減少、高齢化のトリプルパンチは近い将来、我々の身近な自治体に
襲いかかる問題です。村上さんの日々の奮闘から、全国の多くの地域で教訓になる
知恵を学ばせていただきたいと思います。

そして、今期も講師を担っていただいた前佐賀市長の木下敏之さんさんは、
村上さんのチャレンジを応援するために、興味深い取り組みをスタートさせました。
財政破綻した夕張市と共に破綻した夕張市民病院を応援する、
日本初の社会貢献メルマガ『夕張市立総合病院を引継いだ「夕張希望の杜」の毎日』です。
http://www.kinoshita-toshiyuki.net/newsletter.html

いかがでしょうか?
マスコミの言論や社会風潮に呑まれることなく、社会現象の裏に隠れている本質的な
問題の構造を見破る力を、ぜひ、皆さんも身につけてください。

 

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■■■         第23期 講座&説明会
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■       〜市民性を基軸に据えた新しい国づくり〜
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 政治も経済も、あらゆるフィールドで時代が激しく動いています。
一人ひとりの市民性へ目覚めが、今ほど、求められている時代はありません。

 一新塾の「場」では、様々な世代やバックグラウンドの人々が、みな、個人の
立場で、縦割り社会のタコツボを抜け出して集います。そして、「仕事をしながら
でも社会を創っていけるんだ!」と嬉々として、多様な仲間と縦横無尽につながり、
社会の創造に挑んでいきます。
しがらみから解き放たれて個性を伸び伸びと存分に発揮する「市民パワー」を
後押しする力が一新塾の「場」に存在します。

 ビジネスマンとして長年のキャリアをもつ塾生が言います。
「自分は広く世界を見てきたつもりだった。しかし、一新塾に入って、教育、
  環境、福祉等の現場に触れ、自分の視野が狭いことに衝撃を受けた。
  自分が知っていたのはビジネスの世界だけだった!」

 一新塾は、旧い自分と決別して、新しい自分を発見する「場」です。
市民性への目覚めによって、自らの人生のイニシアチブを自分に取り戻し、
自らの志を生き始めるのです。

 ただ今、東京・沖縄で説明会を開催中です。
新しい自分を発見する一新塾の「場」を、ぜひ体験にお越しください。

【 主な内容 】

   ● 「自分の人生」と「社会のテーマ」を交じり合わせる現場主義
   ● あらゆる問題解決に使えるフレームワーク「6つの箱」とは?
   ● 一新塾流『タテ軸ヨコ軸リーダーシップ論』 
   ● 従来のセオリーを覆す一新塾流「ファシリテーションスキル」
   ● 誰もが社会創造に参加できる『志のコミュニティ』とは?
   ● スタッフ&OBOGとの交流タイムもあります!

【 講師プロフィール 】

 森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

1964年生まれ。88年より、積水ハウス(株)で「都市開発」「まちづくり」の
仕事に携わり様々な立場の人たちとの出会いの中で、日本人が組織の論理の中
で自分のミッションを犠牲にしていることに疑問を感じ一新塾へ入塾。
タテ割りを超えて、同志と協働することの計り知れない可能性を実感。
97年 政策学校一新塾マネジャーへ転職。大前研一氏の下で薫陶を受ける。
02年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。主体的市民養成
プログラム開発に力を注ぎ、毎年25以上の「政策提言」「社会起業」「市民
プロジェクト」のインキュベートを行う。11年で2800名の塾生が志を果たす道
を歩むための人生の転機での相談役(メンター)。市民性を基軸とした新しい
国づくり、地域づくりの支援に日々奔走している。

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東 京 会 場
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 日時:(1)10月 8日(水)19:30〜21:30
     (2)10月11日(土)16:00〜18:30
     (3)10月15日(水)19:30〜21:30
     (4)10月18日(土)15:00〜17:30
     (5)10月22日(水)19:30〜21:30

 会場:一新塾セミナールーム
     [住所]東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
     [地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
       [交通] JR「田町」駅より徒歩8分、
          都営三田線「芝公園駅」「三田駅」より徒歩6分
          都営浅草線「三田駅」より徒歩7分
          都営大江戸線「赤羽橋駅」より徒歩5分

 講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)

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沖 縄 会 場
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※沖縄の説明会は地元の運営スタッフより行います

 日時:2008年10月26日(日) 18:30〜20:00

 会場:てんぶす那覇 第2会議室
      [住所] 沖縄県那覇市牧志3丁目2番10号
    [地図] http://www.jguide.net/resort/naha/map/tenbus.php

 

 



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