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         一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
            【 第346号 】 発行日:2008年9月18日
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目次
■ 事務局長メッセージ

    『 突然、大企業が倒産する時代 』を生きる知恵

                     一新塾代表理事・事務局長 森嶋 伸夫

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■■■■■   事務局長メッセージ
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■■     『 突然、大企業が倒産する時代 』 を生きる知恵       
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■■□□□□        一新塾代表理事・事務局長  森嶋伸夫
  

  リーマン・ブラザーズの破綻。
AIG救済のために米政府が約9兆円の融資 決定とのニュースが世界を
駆け巡っている。

突然の大企業の倒産もいつ起こってもおかしくない時代が到来した。

大きな 組織に人生を預けていれば経済的な安定が約束されていた時代の
終焉でもある。

    企業にとっては生き残りをかけての厳しい試練。
    個人にとっても自律・自立のための厳しい試練。

時代はそれぞれに変革を迫る。
しかし個人にとってみれば、別の見方をすれば、より自由に生きられる時代
になったと言えないだろうか。人が与えてくれた人生を生きることから、
自分 の望む人生を自己責任で貫いていくのである。

本当に自分のやりたい生き方に 出会うまでは、何度でもチャレンジすればいい。
いま問われるのは「個人」が 常に自分を磨き続けているかどうかだ。

  「現実における変化には2つの特徴があります。
   一つは、前回とは決して同じにならないこと。
   もう一つは、机上で考える変化より先に現れることです」

                   P・F・ドラッカーの言葉だ。

私たちは、この新しい時代の変化をいち早く察知し、すぐに行動に移すこと
が求められている。昔の価値観にこだわって躊躇している時間の分だけ、
世界から取り残されてしまうからだ。

日本の現状を見てみると、終身雇用制の崩壊により、
「企業」は社員に対して経済的な保障を与え続けることができなくなった。
また、借金漬けの「行政」には、 高齢化対策も期待できない。
こうした状況を考えると、私たち自身で自らを守る 手段を講じなければ
ならなくなる。

そこで重要になるのが、これまで「企業」への忠誠心と引き換えに
犠牲にしてきた“家族”や“コミュニティ”の存在である。
安心して潤いのある生活を送るためには、
これら“家族”や“コミュニティ”の復権が欠かせない。

まず“家族”であるが、これは世代を超えてタテにつながる関係である。
これから訪れる高齢化社会の問題、キレる子供に象徴される教育問題。
そして子の代、 孫の代への配慮が問われる環境問題。

こうした問題を解決する基盤にあるのが“家族” ではないだろうか。

そして、“コミュニティ”は、ヨコにつながる関係である。
地域の中において、「市民意識」の芽生えにより“家族”では解決できない
問題を “コミュニティ”が引き受ける仕組みをつくることで、より豊かで
安心できる生活 環境を創造できる。

また、ネットワーク社会にあっては、共通の価値観に向かって
「空間を超えて結びつく」ことが可能となった。「個性」は、出会いを
求めて世界中 を駆け巡り、出会いによって新しい文化が生まれるのである。

時代の危機感が、“家族”や“コミュニティ”の重要さを改めて目覚めさせ、
そして、これらを再構築していくことが、社会変革へのパワーの源となる
のではないだろうか。

「個人」は、自らのライフスタイルの変革だけでなく、
同じ社会に生きる人たちの問題 に気付き、共に解決していこうと
立ち上がったときに「市民」となる。

ようやく、日本にも「市民意識」の芽生えるチャンスが到来したのだ。



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