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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第330号】 発行日:2008年5月2日
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目次

■ 事務局長メッセージ

『「お金中心」の社会から「人間中心」の社会へ 』 

                  一新塾代表理事・事務局長   森嶋伸夫

■【参加者募集!】 2008年5月25日開講、講座&第22期説明会

   ・東京会場  5月6日(火祝)15:00〜/5月8日(木)19:30ほか
    ・大阪会場  5月3日 (土)13:30〜16:00
    ・名古屋会場 5月4日 (日)13:30〜16:00
   ・福岡会場 5月5日(月祝)13:30〜16:00
   ・沖縄会場  5月10日(土)10:30〜/5月11日(日)19:30〜

■【参加者募集!】 公開講座

 ・『地域主権型道州制〜日本の新しい「国のかたち」』
     講師:江口克彦氏(PHP研究所社長・道州制ビジョン懇談会 座長)
  日時:2008年5月15日(木)19:30〜21:30

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■■■■    事務局長メッセージ
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■■        『「お金中心」の社会から「人間中心」の社会へ 』
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「グァテマラの人たちは、物質的には貧しいかもしれないけれど結構幸せに
  暮らしている。ところが、日本はどうなっているんだ! 物は豊かかもしれ
  ないけれども、なぜ皆うつむいているのか?」と、日本への憂慮を持って
帰国した、青年海外協力隊員として農村開発に携わっていた塾生がいます。

 「半農半X」という言葉がありますが、この夏に、京都で「半農半カフェ」で
起業する一新塾OBの方がいます。これまで、省エネ瓦屋根開発の研究者だった方
です。畑を借りて農作業をし、そこでの朝採れ野菜をカフェで出します。自然に
触れて農作業で半分、自分たちで作った野菜を料理してお客さんとコミュニケー
ションするカフェの仕事が半分。お金には代えられない、豊かさの極みの生活が
あると目を輝かせています。

 ところで、一新塾の場に集われる多くの方々がサラリーマンなど組織に所属され
ています。私自身も12年前まではサラリーマン生活をしていましたが、組織の
ミッションだけに邁進していた当時は、どうしても周りの空気ばかり読みすぎて
いました。そのときは、会社からの評価に手ごたえを感じて、利益アップのため、
地位や名誉のために邁進するということがあったと思います。
この状態は「獲得する」ことが喜びだったと言えます。
 
  ところが、地域の現場で「市民性」に触れると一つパラダイムが転換します。
いくら利益がアップしても、会社から評価されても、何か満たされない自分があって、
「この仕事は本当に社会の役立っているのか?」との思いが湧き出てきます。
そして、市民として社会貢献への思いが募り、技術を献身し、さらには互いの志を
尊重しあうという、「提供する」ことが喜びに変わってゆきます。

今、世の中は、『お金中心』の価値観が社会全体を覆ってものごとが動いています。
しかし、『人間中心』の社会というものもあると思います。全ての人々が一人ひとり
のミッションを輝かせあう社会です。
それは、「獲得する喜び」から「提供する喜び」への転換でもたらされる社会です。
そんな社会創りに向けて、一新塾生のプロジェクトの一つひとつがその機能を果たし
ています。

プロジェクトが大きく展開し、同志が増えるに従って、『人間中心」の社会の陣地が
広がっています。

                           森嶋伸夫(代表理事・事務局長)

 



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