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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第325号】 発行日:2008年3月25日
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目次
■ 塾生活動レポート

  『 熱海のまちと私のミッション〜「まちに火をつける」ための取り組み』
                     一新塾第18・20期 市来 広一郎 氏

■ 2008年5月25日開講、第22期説明会
  「今こそ、ライフスタイル一新!」〜東京・大阪・福岡・名古屋で開催!

   ・東京会場  4月2日(水)19:30〜/4月5日(土)15:00〜ほか
    ・大阪会場  5月3日(土) 13:30〜16:00
    ・名古屋会場 5月4日(日) 13:30〜16:00
   ・福岡会場 5月5日(月祝)13:30〜16:00
     → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

■ 公開講座&ワークショップ

(1)「市民プロデューサー入門講座」
   ・名古屋会場 3月28日(金) 19:00〜21:00(ミニWS)
    ・大阪会場  3月29日(土) 13:30〜18:30
    ・福岡会場  3月30日(日) 13:30〜18:30

(2)「北海道米「幻の米」おぼろづき誕生物語〜次世代農業と地域振興」
     講師:阿部義一氏(美唄市議会議員・農家)
     日時:2008年4月11日(金)19:30〜21:30

(3)「ローカル鉄道とまちづくり〜“ぬれ煎餅”で再生した銚子電鉄!」
     講師:向後功作氏(一新塾第18期生・銚子電鉄 鉄道部次長)
     日時:2008年4月14日(月)19:30〜21:30====================================================

メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
 
「組織のミッション」だけを生きる自分から「個人のミッション」も
生きる自分へ、ライフスタイルを一新し、自分の人生の主導権を取り戻す。
さらに、自分たちの手で「個人のミッション」を活かしあうコミュニティを
創造する。

一新塾では、ライフスタイルを一新し、市民としての顔を取り戻す「学び」と
「社会実験」が、日夜、展開されています。

今回、ご登場いただくのは、第18期・20期の市来広一郎さん。
昨年3月、会社勤めのコンサルタントから脱サラして、故郷である熱海の
まちづくり活動に軸足を移しました。昨年4月に決意表明のメッセージを
いただいてから1年、より具体的な実践を展開中です。
 

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■■   『 熱海のまちと私のミッション 』
■■             〜「まちに火をつける」ための取り組み〜
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■□□□□□□□□□     一新塾第18・20期  市来 広一郎

  熱海 ― 東京から近く、温泉、海・山・坂という景観・自然環境に恵まれ、
歴史的にも著名人から庶民まで多くの人々に親しまれてきたまち。

 私は、生まれ育ったこの熱海(まち)が、とても好きだ。しかし、温泉観光
地として有名なこの熱海も様々な問題を抱えている。
人口の減少、地域経済の衰退、少子化と高齢化の急速な進展、財政の危機、
そしてコミュニティの崩壊・・・。問題は多岐にわたる。けれど今なお、熱海
には温泉と素晴らしい自然環境と温かい人々の暮らしが残っている。様々な環
境変化の中で、「100年後も同じようにこの豊かな暮らしができるまち(熱海)
をつくっていきたい。」それが私の想いであり、ミッションでもある。

●想いから実践へ

  「この熱海をなんとかしたい。」
 想いはあったものの、何をしていいか、さっぱりわからなかった。一新塾18期
に入塾し「地域まちづくり」チームを立ち上げ、8人の仲間と一緒に何度も現場
に触れ、議論しながら活動してきた。失敗をしながらも試行錯誤する姿勢を身
につけられたのは、一新塾の「とにかく現場に体当たり」という姿勢と、ここ
で一緒にホンキで活動してくれた仲間があってこそだと思っている。

 継続して20期にも入り、私自身の熱海での活動の形がようやく見え始めたと
同時に、新たな仲間とともにチーム活動を始めた。「日本の暮らしをつくる会
-CLCA-」では、ゲストハウス、里山、職人、そしてまちづくり、様々なメンバー
の観点から「暮らし方」「住まい方」を議論し実践を積み重ねている。一新塾
ならでの、多様なバックグラウンドを持った人々と触れ合えること、それが私
自身の視野の広がりと活動の厚さになっていっていると感じている。

●「まちに火をつける」ための取り組み

  この3月、私はatamistaコンサルティング事務所を設立。地域の問題解決に
挑み、その実践の中から問題解決を担う人財を発掘・育成していきたいと思っ
ている。当面の取り組みは「まちに火をつけていくこと」。ホンキの人たちを
増やしていきたいというのがその想いだ。

 具体的には「チーム里庭」、「Atami-navi」など熱海の各分野でのプロ
フェッショナル、職人さんたちと一緒にプロジェクトをつくり育てながら、
熱海での取り組みに関心を持つ人たちのネットワークづくりを行っていく。

 「チーム里庭」は、熱海の農家さんたちとの出会いから生まれたプロジェクト。
荒れ果てていってしまっている畑をなんとかしたい、そんな想いから始まった。
農業体験イベントや市民農園などを通しての「里庭づくり」を軸にしながら、
環境・食への関心の高い主婦の方々や、シニア世代の方々を巻き込みながら活動
が進んでいっている。

 このチーム里庭が誕生するきっかけとなったのが、「Atami-navi」による
取材活動。Atami-naviは市民のための市民メディアを目指した、ウェブ上の
ポータル&SNSサイト。熱海の農家の取り組みを取材したときの出会いが
「チーム里庭」へと発展していった。情報を発信するだけでなく、地域の取材
に市民自らが飛び込むことで地域の魅力と問題の発見、そして問題解決の行動
につながっていく。Atami-naviは、そんな触媒となることを目指している。

 きっかけがあれば、人は動き出せる。私はそのきっかけづくりをしていきたい。
「"ON"泉場(オンセンバ)」や「地域道場やぶり」といったセミナー、熱海に
関心を持つ人が集う「あた飲み@東京」などを開催し、人々をつなげていきたい
と思っている。また、地域の商店から農家、そして熱海の新住民である団塊世代
の方々まで参加できる、熱海を知り熱海を体験できるプログラム、オンパク
(別府発の地域見本市)を実現しようと動き始めた。

  これらの詳しい情報はAtami-navi上でも発信予定。興味を持ってくださった方、
ぜひ「あた飲み@東京」などの場でお会いしましょう。

◎参考:市来さんの1年間のメッセージ
     一新塾ニュース第278号『「市民による熱海再生」というミッション 』
     http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga/kn_070411.html




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