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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第293号】 発行日:2007年7月19日
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目次
■ 塾生活動レポート

  『 人と地域、そして事業を繋ぐ えんむすび
                  〜 YUI企画の活動について 』
                       一新塾第16期 山田 重昭 氏

■「“週末市民”問題解決ワークショップ」 〜参加者募集イベント

  日時:2007年8月5日(日) 13:30〜18:00
   ファシリテーター:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

さる7月7日(土)8日(日)神奈川県三浦海岸にて一新塾恒例の
『全国研修合宿』を開催しました。参加者は98名!
2日間、存分に志を響き合わせる機会となりました。
大阪、兵庫、愛知、福岡、盛岡、岐阜、三重、長野など、
全国各地の通信科生の方も多数ご結集いただき、地域の現場で抱える課題を
ぶつけあい、熱心に問題解決のためのアイデアを議論しました。

さて、今回は、地域で活躍する一新塾生の取り組みをご紹介させていただきます。
第16期通信科の山田重昭さんは、関西を元気にするため、町づくり活動に関与し、
地域の活性化及び豊かな文化社会の実現を目指して「YUI企画」を立ち上げ
られました。山田さんからの活動レポートです!

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■■■■ 塾生活動レポート
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■■    『 人と地域、そして事業を繋ぐ えんむすび
■          〜 YUI企画の活動について 〜 』

                一新塾第16期通信科 YUI企画 代表 山田 重昭

“YUI”は“結い“、即ち繋がりを意味します。
YUI企画の活動はその名の通り、地域を良くしたいと活動を続ける団体や
個人との協働や、そうした方々を相互に結び付けて、地域活性の場作りを目指す
ものです。

場作りのきっかけとしてイベントの企画・運営を行い、このイベント収入を
YUI企画の主たる活動資源としています。

●「場の文化の復権」をテーマに

立ち上げは3年前。コミュニティ・ビジネス スクールで知り合った起業家同士が、
それぞれ違うミッションを持った者でも、協力しあえば力を発揮できるし、
新たな価値観を持ったムーブメントを起こせるのではないかと集まったのが最初です。
“結い”のコンセプトはその頃から生き続けています。

私個人はまちづくりに関わりたいと思い、「場の文化の復権」というテーマで
取り組みたいと思っていたところで、各人のミッションと舞台装置をコラボ
レーションすれば、地域におけるプラットホームを生み出せるのではないかと
考えたのです。イベントを手段とする発想はそこで固まりました。

初期の拠点は大阪市内で古い町屋が現存する空堀地区。
一新塾大阪で月例のワークショップの会場として使用していた「にぎわい堂」で
町屋セミナーを開いたりしていました。

●全員参加の地域力発信

大阪では住民やNPOなどの手によって、各地でまちづくり活動が活発に行われ
ています。テーマも多彩です。
ただ、これらが大阪全体を巻き込むような動きにはまだなっていません。
好きな者が勝手にやっていると奇異な目で見られることが多いのです。
即物的発想が強い大阪の風土ですから、経済的な力を持つようになるまで、
まちづくりが市民権を得られるのは難しいのではないかと思います。
それぞれの活動の力の結集を、利益を生み出す仕組みづくりを。
“結い=繋がり”の必要性を強く感じます。

行政も多くのハコモノ破綻の反省から、ソフトにシフトしたまちづくり活動を
積極的に推し進め、まちづくり協議会を各地区で発足させたりしています。
ただ、お上意識が抜けないというか、上から与える姿勢、縦割りの弊害や形式
主義の部分が強く感じられ、充分地域に浸透したまちづくり活動とはなりえて
いないと思います。

身近な地域発信力の充実を図る必要性を感じます。
YUI企画では、イベントを全員参加の地域力発信のきっかけとして位置づけ
たいのです。

こうした繋がり作りのため、私は各種まちづくりの場に顔を出す他、
大阪観光のプロガイドのスキルを学ぶOPGM(大阪プロガイドマネジメント協会)、
行政との新たな関係を模索する大阪市まちづくりフレンズなど、外部の活動にも
参加しています。一新塾への入塾も、実はその一環でした。

● 歴史・文化・人材と更なる繋がりを!

紆余曲折ありましたが、YUI企画のこれまでの実績を挙げると、先に述べた空堀
での活動の他に、能楽の普及と地域活性のコラボレーションWhy don't you “能” ?、
こどもの居場所として駄菓子屋の役割を見直す平野西こども天国(活き活き平野PJ)、
一新塾卒塾生との協働の、青空みかんの紙芝居教室、みやじ豚BBQパーティーなど
があり、活動地域も大阪市全域に広がってきました。

今後の課題としては、繋がりの看板を掲げている割にはまだまだYUI企画の
活動は知られていません。むしろ仲間内のサークルといった面の方がメンバーの
意識の上でも強いのです。この点を克服して社会的に開かれた団体にしなければと
考えています。

そうした一歩として、気軽に運営に参加できるサポーター制度を作りました。
現在、サポーターは18名おり、イベントの手伝いやまちネタの提供を担ってくれています。
これも人繋がりの一環と考えています。
また、YUI企画をLLP(有限責任事業組合)化する方向で動いていますが、
これも内部のモチベーションアップと意識変革が大きな理由です。

大阪には歴史・文化・人材など多方面で埋もれたままのポテンシャルがあります。
そうした資源の活用も繋がり=結い企画の使命だと考えて活動を続けています。

 ☆YUI(結い)企画ホームページ EVENT CAFE http://www.yuikikaku.com





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