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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第288号】 発行日:2007年5月16日
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目次
■ 塾生活動レポート

  『 選挙セールプロジェクト、統一地方選を終えて更にエンジン全開! 』
                  一新塾第13・15・17期 渡辺 雅則 氏
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

政府・与党内で納税額の一部を生まれ故郷などに移す
「ふるさと納税」を創設する案が急浮上しています。この「ふるさと納税」
実は、2002年から一新塾生が提唱し、政策提言してきたものです。

5年前、塾生有志が、地方分権に関心のある与野党の衆議院議員47名を選んで、
議員会館に伺い、議員もしくは秘書に、思いを込めて説明しました。

2002年11月、当時塾長であった大前研一がこの「ふるさと納税」を
提唱し、提言活動を続けた吉田博則さんのチームに“大前賞”を手渡ししています。
http://members.jcom.home.ne.jp/dosyu/index.html

この「ふるさと納税」は、
6月には、総務省が研究会を設け、制度設計に入る予定です。
また、全国知事会も「ふるさと納税」導入を6月に政府が策定する
「骨太方針2007」に反映するよう訴える方針を固めました。

さて、今回は、先の統一地方選挙でも更なるムーブメントを起こしました
「選挙セール」について、「選挙セールドットコム」代表の渡辺雅則さんより
メッセージをいただきました!

 

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■■■■             塾生活動レポート
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■■        『 選挙セールプロジェクト、
■■           統一地方選を終えて更にエンジン全開! 』

■      「選挙セールドットコム」代表 一新塾第13・15・17期  渡辺 雅則

 昨年8月、このメルマガ
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga/kn_060810.html)で
「選挙が待ち遠しい国づくり、ご一緒に始めませんか?」とアピールした
選挙セールドットコム・渡辺です。統一地方選を終えた今、此処で中間報告を
兼ね私たちの活動の振り返りをしたいと思います。

● 窮状を救った4人の同志

実はあのアピールの後、サイト構築をしてくれていた主メンバーが本業の
ほうで転職になりとてもサイトの運営まで手が回らない状況となってしまいました。
お恥ずかしい話ですが各地の地方選挙予定表は古いまま使い物にならなくなり
誰からも見向きもされず迷惑メールのオンパレード、サイトは昨年の秋に立ち
枯れ状態になっていました。そんな中、一新塾森嶋事務局長から統一地方選に
向けて新たに仲間を募っては?とのアドバイスを受け、昨年12月の合宿で窮状
を訴えたところ、思いがけずシステムに強い同志が4人も手を挙げてくれたのです。

それから皆で力を合わせ、突貫工事で地方選挙予定表を更新し、更に新企画の
「QR投票済証発行ポスター」の仕組みも今年の1月には構築完了しました。

● メディアへ露出、全国から反響が!

  また、メディアへの露出も並行して図ることが出来ました。
ローカルマニフェスト推進運動の旗振り役北川正恭氏の音頭で今年2月7日に
開催された「民主主義向上団体による合同活動紹介&交流会」に一新塾がエントリー
し、私たちのサイトもプレゼンする機会を頂きました。当日注目度の高いイベント
に多数のマスコミが押しかける中、印象的なプレゼンだったのでしょうか、後日
東京新聞や毎日新聞などに改めて取材を受け新聞記事に大きく取り上げられました。

立ち枯れ状態だったサイトに早速反響が寄せられました。

  そのひとつが、A県の県議会選挙啓発企画の入札に当たり大手広告代理店が提携
を打診してきたのです。サイトのコンテンツや仕組みを利用させて欲しいという
もので、二つ返事でOKしました。そして、何とこの広告代理店が見事落札したの
です。A県全域で選挙セールが実現するのではと、私たちは興奮しました。然し
残念ながらA県で最大の市であるB市選管の反対(投票済証の発行事務が面倒)で
選挙セールは見送られました。

もうひとつ私たちを驚かせたのが、日本青年会議所からのものです。
私たちのサイトを各地の青年会議所に紹介したいとの有難いお申し出でした。
勿論OKです。これが契機となって統一地方選において大阪青年会議所や京都青年
会議所が音頭を取り大阪市(1800店)と京都市(400店)の全市を挙げた
大規模選挙セールが展開されました。また、京都のタクシー会社(都グループ
全600台)もそれに合わせ選挙当日一日限定の割引運賃を国交省に申請し認可
を受けて投票済証の割引サービスを実施しました。

● 8割の確率で投票率がアップ!

サイトのコンテンツも、メンバーの協力により飛躍的に充実しました。
投票済証発行マップと投票率ランキング実績のふたつです。投票済証は法的規定
が無く前記のように選管により発行しないケースもあります。然しその実態は
全く分かりませんでした。各地の選管を取材して総務省が全国の投票済証の発行
状況に就いてアンケート調査をしていることを知り早速情報公開法に基づいて
請求して調査結果を入手、サイトに「投票済証発行マップ」を掲載しました。
このマップは各地で選挙セールを企画する上でよいナビ役となると思います。

また、選挙セールの効果を客観的に実証するには投票率の上下そのものではなく、
同一選管内の投票所別投票率ランキングの変化が適切と私たちは考えました。
選挙セールのなかった過去の選挙とセールをした選挙の投票率を比較すれば
投票率ランキングの変動要因は選挙セールしかないからです。

そこで04年から06年にかけ実施された選挙セールの内、詳細な投票率
データが採れる16事例を手分けして検証した結果、13事例でランキング
アップ、確率は81%になりました。そして今年の統一地方選では、19事例
中15事例がアップ、確率79%。つまり約8割の確率で投票行動を押し上げ
ていることが確認されました。全市を挙げて実施した大阪市や京都市も勿論
ランキングを上げています。選挙セールの投票率への効果が公的データによって
実証された意味は大きいと思います。セールを実施した各団体へ検証結果を
フィードバックし大変感謝をされました。というのも各団体共具体的な検証
まで手が回らないからです。また選管のホームページで公開された投票率データ
も時期がくれば消えていきます。

● F1マシン、エンジン全開!

世の中に一本ぶれない旗を立て、意義や実績を発信し続ける、
ここに私たちアドボカシーサイトの意味があります。一新塾の講義にも先進的
な自治体首長が講師としてやってきます。講師に直接この検証結果を提示し
更に選挙セールを後押し出来ます。

昨年の秋、私たちのサイトは立ち往生しているリアカーのような存在でした。
然し、それから6ヶ月間、仲間と共に力を合わせ夢中で走ってきた結果、
充実したコンテンツと仕組みを積み全国の選挙セールを強力にサポートする
F1マシンに変身しました。チームメンバーも増え現在14名。7月の参院選に
向けエンジン全開、このまま一丸となって突っ走ろうとメンバー一同燃えています。





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