☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
        一新塾ニュース〜市民力で社会一新!
         【第273号】 発行日:2007年2月9日
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

目次
■ 塾生活動レポート「0から1を創り出すこと 」
                          一新塾第17期 清水一郎氏

■ 一般公開講座 「問題解決力養成ワークショップ」のお知らせ
  (東京・大阪・名古屋) →お申し込み詳細

==================================================================
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
2月7日には、岩手県知事の増田寛也氏にお越しいただき「道州制」をテーマ
にご講義いただきました。塾生とのディスカッションにて、道州制実現の課題
として、以下のような視点をいただきました。

●国の形の制度設計
 FTAやEPAあるいは農業問題などの国際情勢を踏まえると、
 国は外交と安保だけといった単純な話ではすまなくなる。
 これらも国に少し残さねばならないと思うが、何を国に残し、何を地方に
 権限委譲するのかの詳細な制度設計は欠かせない。

●道州の首長の権限の制約
 道州の首長の強大な権力をどうチェックできるか。
 任期制限なども一つの考え。

●最後は国会議員が反対する
 どう乗り越えるか?  
 国民の動きにかかっている。


増田知事の道州制実現に向けての思い、現場主義での分権改革への取り組みに
触れさせていただき、塾生一人ひとりが、地域主権時代のあるべき姿、 理念、
哲学を鮮明にする機会となりました。 さて、一新塾の塾生活動は、東京本校
だけでなく地域拠点も熱いです!
大阪、名古屋拠点に引き続き、北陸の一新塾メンバーが動きはじめました。
今回は石川県在住の17期生・清水一郎さんのメッセージをご紹介いたします。

■■■■■□────────────────────────────
■■■■    塾生活動レポート
■■■             
■■     「 0から1を創り出すこと 」
■ □                 一新塾第17期生 清水一郎

●1冊の本との出会い  

凄いインパクトでした。目から鱗が落ちると言うのはこういうことだと思い
ました。
一新塾代表理事の片岡勝氏の著書「すべては捨てることからはじまる。」
を読んだ瞬間のことです。 その時私は長年勤めた地方公務員を51歳で退職
して10日目のことでした。 すでに私はひとつ大切なものを捨てた後でした。
一新塾の存在は、片岡氏の活動 で知りました。もう4年前のことです。 

その当時も今と同じく、能登半島の珠洲市に足を運び、珠洲市が元気になれば
能登全体が活気づくと信じ、地域の活性化に少しでもお役に立てればと思い
動き始めました。  

その矢先、年が明けた1月に妹が交通事故死、中学時代からの無二の親友が
病死、 仕事の悩みの相談を受けていた従兄弟の自殺と立て続けにそれぞれ
49、50歳の 若さで逝きました。

情けない話ですが、それから2年間は立ち直れませんでした。

そんな折、片岡氏が島根県で石見銀山を世界遺産と大田市の地域活性化で
ご活躍されていることを知り、再び動き出すきっかけにしようと一新塾に
入塾しました。

●見ていてください。能登半島!  

昨年3月から再び私の珠洲市通いが始まりました。「今、能登半島に風が
吹いています。」過去に4度、能登半島ブームはあったそうですがいずれも
一過性のもの でした。今、国も県も能登半島の振興に本腰を入れています。
昨年5月に、42歳 の斬新な魅力あふれる市長が珠洲市に誕生しました。

この風をもっと上昇気流に!私はいしかわ地域づくり塾を2度受講し、
その時のメンバーで
     「祭りの宝庫 能登半島!祭り体験で親戚づきあい
                   二地域居住で交流人口拡大」

をテーマに能登の人たちの純朴な人情に触れていただくことに取り組み始めよう
とも思っています。  

先日も、小松市で開催された「地域づくり 円陣」で分科会・交流会・
夜なべ談義 まで参加しお互い交流を深めました。

●やっぱり人生 人との出会い  

一新塾での一年間は、教室での講義は一度も受ける機会がなく、三浦半島と
通信科の合宿に3度参加しただけです。  
一新塾では「縦軸リーダー・横軸リーダー」や「六つの箱」など貴重な勉強を
させていただきました。入塾しなければ出会えなかった素晴らしい出会いも
沢山ありました。

昨年8月の琵琶湖合宿では運命的な出会いがありました。  

私は石川県ですが、隣の富山県の方とご一緒になり合宿2日目に
    「北陸にも一新塾の拠点を創ろう」
ということになりました。 昨年3月、金沢経済同友会のなかで「松下村塾や
松下政経塾のように能登から 日本・世界のリーダーを!
半島を束ねるスケールの大きい人材を育てたい。 NPO法人の形で」という
旨の構想が打ち出されました。

このとき私は入塾して4ヶ月あまりで直感的にこれは一新塾と結びつくのではと
ヒラメキました。  

昨年10月から動き始め、金沢3名、富山1名、 福井1名の5名でしたが、
11月に新しい仲間が増えました。17期のエコ・ジャパン・カップで設けら
れた一新力賞を珠洲市の方の「海洋漂着物を活用するエコ集落」が受賞しました。

この取り組みが2月24、25日に能登の4会場で開催される
「半島地域づくり フォーラム」(国土交通省 主催)の珠洲サイトで取り
上げられ私も参加します。

北陸メンバーは、20代から60代まで各年代6名で職業も幅広く魅力的な
人たち ばかりです。しかし、公私ともお忙しい方たちばかりで一堂に会する
機会が持て ないのが今の悩みです。  

何もないゼロから一を創ることは大きなエネルギーが要ることを痛感しています。
メンバーの絶対数が少ない悩みはありますが、これからゆっくりではありますが
地域に根ざした活動を展開し、この輪を拡げていけたらと思っています。  

政府では道州制に向けて議論も進む中、私たち北陸メンバーが先行して三県で
協働していくことが重要なことだと思います。

これからは、皆様のお教えを請いながら進んで行きたいと思います。



一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ!」メールマガジンのページに戻る