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一新塾ニュース〜市民力で社会一新!
【第270号】 発行日:2006年12月28日
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目次
■ 塾生活動レポート「市民運動の世界へ」
一新塾第18期 藤沢氏
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
12月25日「多選になると職員は知事の意向ばかりを優先する。10年が限度
だろうと考えていた」と改革派の鳥取県の片山善博知事(現在二期目)
が、来年4月の知事選不出馬を表明。
また、改革派の岩手県の増田寛也知事(現在三期目)も多選の弊害を理由に
不出馬を表明。
かつての、宮城の浅野史郎氏(三期)や三重の北川正恭氏(二期)の退任。
こうした潮流は、首長の多選の問題に大きく影響を与えそうですが、
果たして、
地域主権に向けての改革が停滞しないのか、
しっかりチェックするのは、
市民の役割であると思います。
さて今回は、ビジネスマンでありながら、熱い志で市民活動に飛び込み、
奮闘されている18期生の藤沢さんのメッセージをお伝えさせていただきます。
藤沢さんの覚悟と気迫を通じて「主体的市民」とは何かを感じていただけるの
ではないかと思います。
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■■■■ 塾生活動レポート
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■■ 「 市民運動の世界へ 」
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一新塾第18期生
藤 沢
●動物保護運動との出会い
私が動物保護の運動と出会うことになったきっかけは、地元仙台で学生時代
に見た写真展だった。そこには罠にかかり腕の肉が剥き出しになったまま吊り
下がった野生動物、毛皮を全て剥かれ丸裸にされた動物、殺処分を待ち檻の中
でひしめき合う保健所の動物、研究のために人為的に体に障害を負わされた
実験動物等々、衝撃的な写真が数多く展示されていた。
●動物愛護法改正運動
東京で就職した直後に動物保護団体に入った私は土日を使ってチラシ配りや
事務局の手伝い等のボランティアをはじめるようになり、その後97年に神戸で
起きた少年連続殺人事件がきっかけとなり(動物虐待と少年犯罪・青少年教育
の関係が取り沙汰された)四半世紀ぶりに改正の機運が高まった動物保護法の
改正運動に大きな関心を抱くようになった。
ボランティアでの活動にもどかしさと限界を感じた私は、会社を辞め、
所属団体の推薦を通して、法改正を求める全国の主要な動物保護団体によって
結成された「動物の法律を考える連絡会」の唯一の専従スタッフ
(他に事務局長1名)として、99年1月から同年12月に法律が改正されるまで
の丁度1年間を活動することとなった。
連絡会の参加団体は最終的に100を越し、多くの賛同著名人を集めた。
全国の参加団体から集められた署名は延べ40万名以上に達し、超党派で258名
の国会議員を紹介議員として国会に提出した。
都内で多くの国会議員を集め、
2回のシンポジウムも開いた。
私はこの期間に、署名整理、国会議員へのアポ
とり、国会陳情、
ニュースレター及び資料集作成、会員や外部との連絡窓口、
運営団体会議の
会合準備等々、事務局の実働作業のほぼ全てを事務局長と分担
して行い、
会社員には絶対に経験することのできない貴重な経験を数多く積むことが
できた。
法律は97年秋から数えて数次の国会を経て12月の臨時国会で
ようやく成立。
連絡会の署名要望5項目のうち、4項目までが何等かの形で
採り入れられた。
具体的には、動物虐待への罰則引き上げ(3万円以下の科料→1年以下の
懲役又は100万円以下の罰金)、動物取扱業の届出制、
動物愛護担当職員や
動物愛護推進員の設置等である。
その後私は99年の改正で採り入れられなかった動物実験の法規制をテーマ
に任意団体を作り、2005年の動物愛護法再改正時には会社の仕事の傍ら、
土日祝日や有給休暇をほぼ全て利用して約1年間活動を行った。
結果は要望
5項目のうち、最低限の要望(動物実験における配慮事項の明記)
の実現に
終わったが、結果として関連省庁や関連学会内、業界内の自主規制
の動き
を加速させることとなった。
●一新塾入塾
動物の活動を通して政治とのつながりの必要性、及び市民運動の技術的、
人的な幅を広げることの必要性を痛感した私は一新塾に入塾した。
塾では
毎週様々な分野で第一級の活動をされておられる講師の方々の講義
を聞くことができ、ほぼ毎回のように今までの人生で聞いたことのない
くらいの素晴らしいお話に出会うことができる。また恐ろしいほど経験豊富
な理事の方々に活動へのアドバイスをいただくこともできる。
●最近の活動
動物の運動は今後もライフワークとして止めるつもりはないが、今現在、
3年前から関わっている仙台の北陵クリニック事件(筋弛緩剤混入事件)
の冤罪 支援運動が最高裁の判決を前に山場を迎えており(この事件は
完全に冤罪である!)、 私は8年ぶりに会社を辞め、目下東京で支援運動を
活発化させるべく活動中である (皆様のご協力をお願いしたい!)。
また動物の運動を通して問題意識を持った 請願や審議会のあり方を
テーマにした活動にも一新塾のチームプロジェクト として取り組み
はじめている。
●最後に
私は岡本太郎さんの説く人生哲学が大好きである。
上手か下手か、成功するか 失敗するか、などということは全く問題ではない。
一般常識的な社会的成功や 社会的幸福も全く信用していない。
人生に完全な幸福や到達点は存在しない。 無条件に純粋に命を賭けて
自分を貫く中にしか生の醍醐味を味わう方法はない。
そのように信じて行動している。
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