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一新塾ニュース〜市民力で社会一新!
【第262号】 発行日:2006年10月10日
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目次
■ 現役生よりメッセージ
『 「個」の創造力を引き出す一新塾 』
一新塾第18期生 施 治安 氏========================================================
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
今回は、5月に入塾をされた第18期生の施治安さんよりメッセージをいた
だきました。「人類の共通課題である環境問題に日中が協働して取り組む!」
をミッションに、中国環境チームを立ち上げられました。
施さんは、大阪在住ですが、ビジョン実現に向け、大阪と東京を何度も往復
しながら奮闘中です。さらには上海に赴任中の18期生も同志に!
現在、上海への現場視察も検討中です。
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■■ 現役生からのメッセージ
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□ 「個」の創造力を引き出す一新塾
一新塾第18期生
「中国環境」チーム 施 治安
世の中を大きく動かすのは、大資本でも組織でもなく、個性を発揮して
新しく有益なものを作り出す個人である。
それは政治・ビジネス・社会事業や非営利活動、エンターテインメント・
メディアなど生活のあらゆる方面に存在する。
ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)、ビル・クリントン、サム・ウォルマート
ネルソン・マンデラ(黒人開放運動指導者)、ビル・ゲイツ
ステイーブン・スピルバーグ、トム・ハンクス、マイケル・ジョーダン・・・
時代をさかのぼれば、ナイチンゲール、コロンブス、ヘンリー・フォード、
ジョージ・オーウェル、マザー・テレサもそうだった。
1%に満たない人々により、ほぼすべての社会変革をもたらしているのだ。
「宗教指導者の会議」でキリスト教やイスラム教が生まれただろうか?
「ヨーロッパの支配者」がみな、大西洋を横断し新大陸を見つける旅を後援しただろうか?
「科学者の委員会」が地球は丸くて平でないと決定したり、
ニュートンの運動法則やアインシュタインの相対性理論を生んだだろうか?
かつて資本と会社は集団的な手段で、そこではシステムが富を生み出した。
しかしここ数十年で、その方法は急速に変化した。
創造性を生む個人のいない巨大企業では、吸収合併によって生き延びるしか術はない。
いまでは創造的な個人による小チームが組織を動かし、社会をも変革する。
「創造は、アイデアと個人がぶつかり結託するときに生じる」
以上・・リチャード・コッチ著『80対20革命』主旨抜粋
一新塾では講義と平行して、
現実の社会が困っている問題点に対し、塾生が個々の興味に応じて
共通のテーマにチームで集い、実践的解決策を探る活動の場がふんだんに
用意されている。
・合宿やチームメーリングリストなどによる同時多発的双方向な議論
・講師のアドバイスを受けながらのチーム発表会やワークショップ
・先輩諸氏による個人的またはシステム的チームアドバイスフォロー
・講義後の二次会における夢を語る楽しい時間などなど・・
まさにこのような場で、個々の日頃から思っていた地域・社会や職場への
素朴な疑問や漠然とした不安が、ここではだんだん形になるアイデアとなり、
それがチームを中心とした個人のぶつかり合いの中で切磋琢磨され、
生活者主権の価値創造が無限に連鎖されていく。
多彩な友人も増え、私の気分は遥か学生時代に戻ったかのように充実している☆
こんな学校って今まであった?いや、どこにもない!
・・・と実感している今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
申し遅れましたが、私は日本生まれの在日中国人!
高三の春、クラスの在日韓国人の“本名宣言”に衝撃を受け
アジア人としての社会意識に目覚めました。
大学時代は日中友好活動家。その後、実業家を経て、
昨年50歳になったのを契機にビジネスの第一線から身を引き
今後は、社会貢献事業に余生を捧げたいと願い、
本年5月一新塾の門を叩きました。
そんな中で、アジアの環境問題に日中が協働して取り組む重要性に大きな
気づきがあり、先月チームを立ち上げることになりました。
そのテーマビジョンとは
「日本で埋もれた石炭クリーン技術を、中国の実情に見合った活用方法で
とことん伝えることにより、中国の二酸化硫黄による大気汚染を緩和し、
またその活動における人的交流を通じて、
東アジアの歴史的民族問題を乗り越えていくことに一石を投じたい!」
というもの。
これからも一新塾での活動を通じて、このビジョンを本気で分かち合える
「創造性豊かな個人」とコラボレイトし、環境NPOを創設していきます。
そして[中国人というアイデンティティと日本育ち!]という私の特性を
『日中技術移転の架け橋』に活かしていければと考えています。
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