☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
一新塾ニュース〜市民力で社会一新!
【第243号】 発行日:2006年5月12日
☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆
メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
5月15日には一新塾で公開講座「マラウイで日本人の歌が大ヒット
〜エイズ予防啓発ソングがマラウイの若者を変えた!』を開催いたします
が、今回は、このイベントが開催されるまでの“志のバトンリレー”を
ご紹介させていただきたいと思います。
────────────────────────────
「アフリカで日本人の歌が大ヒット!
エイズ予防啓発ソングがマラウイの若者を変えた!」 の
山田耕平さんイベント5/15 開催までのドラマ
────────────────────────────
志のバトンリレー
〜 山田耕平さんと一新塾の出会い 〜
夫婦で塾生になっていただいた
中山嘉人さん(11期)、中山久仁子さん(15期)。
嘉人さんが入塾した時にはアフリカのマラウイで教育行政に活躍され、
久仁子さんは医師として貢献していました。
昨年の11月、嘉人さんからメールをいただきました。
> 7月にマラウイから帰国し、暑い夏を日本で過ごしました。その間、以前
> アイデアを提示し、ご助言をいただきした「アフリカ版一新塾」構想を
> 具体的「にするための器」として会社を設立いたしました。
>
> 和名:有限会社 メファ・マネジメント J
> 英語名: Atelier MEFA Management J
>
> といいます。
> 名称として使っている「MEFA」は、Medicine and Education For All
> (全ての人に医療と教育を)の頭文字をとっています。
> 妻の専門が医療、私が教育とマネジメント(経営学)なので、それぞれの
> 夢を社会起業として、手作りの気持ちを大切にしながら実現できる工房
> (Atelier:アトリエ)のような場所にしたいと考えています。
>
> その後、10月から英国バーミンガム大学の方で研究生活を始めました。
> そして、今は2週間ほど前からマラウイに里帰り(?)しています。MEFAの
> 業務第一弾としての研究調査としてJICAの客員研究員という仕事です。
> 大学での研究テーマとも合致していることもあり、感謝しながらやって
> おります。今後、大学院のほうに2年間は在籍する予定ですので、
> イギリスをベースに、「アフリカ版一新塾」設立準備をしていきたいと
> 思っています。
>
> 以上、近況報告です。
ということで、なんと、アフリカでも“主体的市民”を増やそうという
ことで構想された「アフリカ版一新塾」が着々と具体化していました。
ところで、久仁子さんからは、アフリカの医療事情の厳しさを時々お伺い
していました。アフリカでの医療では、教育や基礎保健、HIV/AIDS、水や
インフラの未整備などもあり、マラウィ共和国は平均寿命が38歳、滞在中も
働き盛りの友人や同僚が亡くなられたそうです。
そして、嘉人さんからのメールの後半には、以下のような内容が
書かれていました。
>
> 次に、質問(お願い)ですが、マラウイで、青年海外協力隊のHIV/AIDS
> 啓蒙活動で大活躍されている隊員に出会いました。山田耕平さんです。
> 彼は、マラウイの若者達が、HIV/AIDS問題に、真正面から取り組むための
> 活動をしています。その中で、VCT(Voluntary Counselling Test)という
> HIV検査を自分だけでなく、自分が愛する人、自分を愛してくれる人のため
> に勇気を持って受けに行こう!というメッセージソングを作詞し、
> こちらのマラウイミュージシャンが作曲をし、CDとプロモーションビデオ
> を製作しました。
>
> 〜中略〜
>
> 彼は来年の4月に協力隊員としての任期が終了し、日本に帰国します。
> その後は、日本でNPOを設立し、
> 再度マラウイに戻り、マラウイのアーティストを育成したり、音楽や
> 芸術活動を進めていくことで、彼らが彼らであることに自信を持ってもらう
> 仕事をしたいと考えているそうです。
>
> 私は彼の活動とその底辺にある哲学、そして、将来像に非常に感銘を
> 受けました。そして、アフリカ版一新塾を考えている私としても、
> 思い描いているイメージとマインドに共感を感じ、是非、今後、一緒に
> 活動をさせていただきたい思いました。
>
> そこで、森嶋さん、一新塾に、彼が帰国後考えているNPO設立について
> ご助言いただけるようなネットワークをご紹介いただけないかと思っています。
>
こうして、山田耕平さんをご紹介いただきました。
そして、山田さんのメッセージを多くの方に届け、志に賛同していただける
同志を公募しようということで意気投合、今回のイベントを企画いたしました。
ぜひ、あなたもご参加ください。志の連鎖を一緒に広げていきましょう!
政策学校一新塾
森嶋伸夫
|