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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第231号】 発行日:2006年3月15日
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
一新塾本の最新刊『一新力』はもうご覧いただきましたでしょうか?
おかげさまで、読んでいただいた方から、「面白い!」「いよいよ市民の
時代の 到来か!」「自分も行動したくなった!」 など喜んでいただいて
おります。ぜひ、ご一読ください。
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b_issryku_book.html

さて、今回はイーディーコントライブ株式会社創業者の川合アユム氏の
講義録の第2回目をご紹介させていただきます。 なお前回の講義録では、
カリスマ経営者であった川合さんがワンマンの
ままでは会社は続かないことに気づき、独創的な経営システムである
「プロジェクト・ドライブ制度」に至ったエピソードをご紹介しています。
ご覧いただいていない方はぜひ併せてご覧ください。
(バックナンバーはこちらです)
http://blog.mag2.com/m/log/0000058219/106984869?page=1#106984869

一新塾講義ノート______________________
 
川合アユム氏(イーディーコントライブ株式会社創業者)

     テーマ「非常識な組織づくりが会社を強くする!」その2
______________________________

●「プロジェクト・ドライブ制度」は社会モデル

社会のことを色々考えていますが、「プロジェクト・ドライブ制度」は会社の
モデルというよりかは、社会モデルと考えてるんですね。こんなかで成功者要因
という意味で考えるならば、「失敗に肝要な場にしたこと」ですね。

● 失敗を横取りしていた!

昔、僕が経営者のとき、いろいろとアイディアはあがってきてたんですね。
でも僕の感覚でつぶしてきたんです。 僕の会社はずっと自社開発でやってきた
ベンチャーなんですね。
ものまねをしてきたわけではないんですね。
ベンチャー起業というのは「社会に対して新しい価値を生み出す」という。
そこをやらないと意味ないよなと思っていたので。だけど、「新しい価値を
提供してゆく」というのはマーケティングという過去の分析では組み立てら
れないんですね。やってみないとわからないことばっかり。
やってみてあかんかったらやめるんですけど。

この確率が10回やったら9回失敗するんです。普通だったらめげてしまう。
それをやれる会社は発明家が増え、人が育つんですよ。 昔の僕は、その人の
失敗を横取りしてきたんですね。
失敗させないように、失敗させないようにやってきてしまった。
会社を守らなあかんからと。悪気はなく。みんなに失敗をさせないようにしてきた。
発明家なんて生まれるわけないですよ。


●リスクはマネージメントすべきもの

これは日本の社会もそうなっています。
日本は技術立国といわれてきましたが、優秀な人ほど失敗しない生き方になって
きてしまったわけです。リスクを避ける生き方になってしまったわけです。
僕がずっと言ってきたことは、「優秀な人ほど、リスクはマネージメント
すべきもの」なんですね。
うちの会社だってリスクマネジメントやってないわけじゃなく、役員会議では
限られたリスク許容地の中でどうマネジメントしてゆくかと、やっているんです。
(中略)

●失敗に肝要な場を

こういう風に社会がシフトしていかないとあかんやろなと。
今まさに、中央集権という問題があって、既得権益を持っている人たちが、
変化を阻害していっている。
根本的に国の単位でも、地球の単位でも、もっと情報開示をすすまないといけ
ないし、失敗に肝要なしかけに移行しないといけないし、評価査定ということに
関してもそれは過去向きのことなので、投資というのは未来なので、その人の
言う未来、ビジョナリー、に対してお金をつかってゆくという考え方なんですね。


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