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      一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
     【第166号】 発行日:2004年12月7日

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
一新塾の塾生・卒塾生有志の「道州制.com 」チームが12月12日にワーク
ショップを開催いたします。メッセージとワークショップのご案内をいただき
ましたのでご紹介させていただきます。
「道州制.com 」チームは、“生活者主権”の道州制実現を目指して塾生有志
が2000年3月より活動を開始しました。「道州制.com」が運営する道州制の
ポータルサイトには12ヶ月で77万アクセスがあるそうです。
http://www.doshusei.com/index.html

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みなさん、こんにちは。
「道州制.com」の藤井です。
みなさんは今の社会ってどう思っていますか? 
だいたいどんな物でも買えるし、どんなとこにでも行ける、物質的には
すごく恵まれた社会だと思います。

でも、昔の映画とかドラマに出てくる「世間様」、ないしは自分の昔を振り
返って比べてみると、最近は何か「他人の事はどうでもいい」っていう空気
が流れていたりしませんか?
この「他人の事はどうでもいい」っていう空気は、この国全体に蔓延していて、
「自分の住んでいる街が栄えてなくても、自分が困らなければいい」、「税金
が何に使われていようが関係ない」という意識にまで、この国全体が包まれて
います。これがこの国の地域を駄目にし、まだ国や地方の財政が赤字でも、
気にしない政治家達を増やして、更に日本を元気のない国にしていっているの
です。

じゃあどうすればいいんでしょうか? 答えはあります。
それは、自分達の地域の事は自分達の地域で決める事です。
今の日本は国が絶対の権力を持つ中央集権国家です。これを地方がお金も権限
も持つ地方主権の仕組みにすればみんなが自分達で頑張った分だけ、自分達に
よい、文化、行政、環境が得られるのです。

私は個人的にこれを“気分爽快カントリー”の実現と呼んでいます。
皆さんもこの気分爽快カントリーの仕組み「道州制」について、一緒に考えて
みませんか?
                             道州制.com
                             藤井 秀一

12/12(日)はみんなでワークショップに参加しよう!!■□■□■□■□
     〜道州制でこんなに変わる!?私たちの生活〜

道州制.COMでは、昨今、国・地方など様々な地域・機関で検討されるよう
になった道州制について、国民不在の議論になっていくことを危惧しています。
医療・教育・まちづくり・行政等、身近な問題が道州制によってどう影響を
受けるのかについて、それぞれの分野で活動している人をファシリテーターに
市民の視点で議論し合う場をつくりますので、みなさんぜひご参加下さい!!
                       道州制.comメンバー一同

■道州制ワークショップ〜道州制でこんなに変わる!?私たちの生活
日時:2004年12月12日(日)14:00〜17:30
場所:一新塾セミナールーム
〒105-0014 東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
Tel 03(5765)2223     Fax 03(5476)2722

内容:(1)道州制プレゼン
   (2)テーマ別ワークショップ
      〜道州制でこんなに変わる!?私たちの生活〜
     (行政・医療・教育・まちづくり)
参加費:無料
定 員:25名

参考:道州制.comホームページ http://www.doshusei.com/

★★★★  冊子『これで分かった 道州制!』販売中 ★★★★

道州制.COMでは道州制を分かりやすく説明した入門編と道州制の歴史や現在
の動向を詳細に記述した展開編の2種類の冊子を作成しました。
1冊200円(送料別)で販売中ですのでご興味のある方は是非ご注文ください。

【申し込み方法】
『入門編』・『展開編』のご希望を記入の上、切手を郵送にて下記宛に送付
下さい。こちらから「これで分かった 道州制!」を郵送させて頂きます。
1、封入切手金額 部数×200円+郵送料120円を80円切手にて
   (1部なら320円分、5部なら1120円分)
2、送り先 〒105-0014
   東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F 
   一新塾内 道州制.COM 宛
   TEL 03-5765-2223 FAX 03-5476-2722

       「私たちの生活と道州制」
    (冊子『これで分かった 道州制!』入門篇より)


2004年初秋、東京から特急で1時間半ほどの地方都市Rでの出来事。
道州博士は、様々な問題を抱える日本の未来を憂い、日本の仕組みを根本から
変える道州制について日々研究を進めていた。そんなある日のこと来年受験を
控えた元高校球児のBくんが道州博士のもとを訪ねてくる。

B君「博士〜、最近受験の論文対策に新聞を読み始めたんだけど、どうやら今
   日本では、地方分権というものが進んでいて、最終的には都道府県が
   合体して日本国内にいくつもの国のようなものができる道州制になるっ
   て書いてあったんだけどなんのことだかさっぱりわからないんだ。」
道州博士
  「そのとおりじゃ、現在国と地方の関係にまつわる様々な問題が検討さ
   れておるぞ。市町村合併、三位一体の改革などの言葉は確かに毎日
   新聞紙面上を飾っておる。
   そもそも日本という国は明治維新以来、国力を1国単位で考え、国家
   の富はどこで生産しても同じ、国の富が多ければ日本国民みな幸福だ
   と考えたんじゃよ。第二次世界大戦後も高度成長期のような右肩上が
   りの時代はそのおかげで国民全体が豊かさを享受し世界第2位の経済
   大国を作り上げたんだ。
   ただ、一通り日本全体に豊かさが行き渡った現在のような低成長時代
   には全国画一的に政治・行政・経済活動を行っていくことはそぐわな
   くなった。それでも同じことを続けたので700兆を超える国の借金
   や地方の衰退など様々な問題を抱えるようになった。
   そこで地方がそれぞれ権限とお金(税金)を使って、地域独自で
   できることはやるという考え方が浸透してきたのじゃ。」

B君「なんかピンとこないな〜。」
道州博士
   「B君は確か、元野球部だったね」
B君「そうだよ。」
道州博士
   「なら当然、今年のプロ野球の合併問題から始まったスト騒ぎは知って
    るよね。」
B君「当然」
道州博士
  「日本のプロ野球の世界はまさしく今の日本の構造を表しているんだ。
   現在日本のプロ野球球団は東京中心に5球団(巨人、ヤクルト、横浜、
   西武、ロッテ)、大阪中心に3球団(阪神、近鉄、オリックス)、
   地方には福岡のダイエー、広島、名古屋の中日、札幌の日ハムとなっ
   ている。大都市中心でかつ権力や金という意味では、東京にある巨人
   への完全な一極集中状態になっている。
   今回の合併及びストライキの原因となった、球団の赤字経営などは
   この一極集中が原因だといわれておる。
   プロ野球選手会は、プロ野球界の改革として東京集中から新規参入、
   地方分散を掲げ、ファン・世論も応援する声を大きくしている。
   こんなプロ野球とは対照的にサッカーのJリーグは設立当初から
   地域密着脱企業を掲げ、全国各地にホームタウンを作り、
   アルビレックス新潟など短い期間で小さいながら完全に地元に根付
   き優良経営を行い、地域コミュニティを活性化させている。
   このプロ野球とJリーグの関係がまさに今までの中央集権体制の
   日本と道州制導入後の日本を表しておるのじゃ。」

B君「なるほど、プロ野球でも福岡のダイエーや北海道の日本ハムなどは地域
   密着で成功を収めているもんな。日本全体の政治や行政、経済の仕組み
   をJリーグのように地域密着に変えようというのが道州制の目的なんだ。」

道州博士「そうじゃ、なかなか筋が良いのぉ。」

昨年、共働きしながら出産したCさんも道州博士に相談しにやってきた。


          〜冊子「これで分かった道州制:入門編」につづく〜






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